SHIBUYA Urban Farming Project 渋谷区内小学校2校の「シブヤ未来科」へプログラム提供を開始

「シブヤ未来科」での授業の様子

一般社団法人渋谷未来デザインとキユーピー株式会社が主催の「SHIBUYA Urban Farming Project」は、渋谷区内の小学校2校の「シブヤ未来科」へ、プログラムの提供を開始した。6月から12月まで、野菜栽培や料理の企画・実践などの体験型カリキュラムが展開される。

ELEMINIST Press

最新ニュース配信(毎日更新)

サステナブルに関わる国内外のニュース、ブランド紹介、イベントや製品発売などの最新情報をお届けします。

2025.07.09

SHIBUYA Urban Farming Projectが渋谷区内小学校の総合的学習「シブヤ未来科」へ体験型プログラムを提供開始

一般社団法人渋谷未来デザインと、渋谷区の「S-SAP(シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー)」の協定締結企業であるキユーピー株式会社、そしてプランティオ株式会社と株式会社大広が推進する「SHIBUYA Urban Farming Project」は、渋谷区立常磐松小学校、渋谷区立臨川小学校で展開されている総合的な学習「シブヤ未来科」へ、都市農・地域循環をテーマとした体験型プログラムの提供を開始した。

協働企業ロゴ

SHIBUYA Urban Farming Projectは、「アーバンファーミング(都市型農業)」を通じて、都市の緑地化と生物多様性を促進しながら、渋谷らしいコミュニティの形成と新たな食文化を実現することを目的として発足した。

アーバンファーミングを通じた自ら野菜を育てて食べるという行為には、“生きた学び”を得られる機会があるというのが、同プロジェクトの考えだ。

今回、渋谷区教育委員会を通じて、SHIBUYA Urban Farming Projectの取り組みに関心のある学校を募集したところ、2校の手が挙がったため、各学校と打ち合わせを重ねた上で、プログラムの提供が実現したという。

「シブヤ未来科」の体験型プログラムでは、子どもたちが“食”を通じて地域や世界とつながり、自らが持続可能な社会の一員であると考え、行動する力を育むことが目的とされている。

具体的には、本年6月から12月までの約半年間、野菜の栽培から料理の企画・実践まで、多様な体験型カリキュラムが展開される。

カリキュラム概要

「シブヤ未来科」での授業の様子

同カリキュラムでは、ふだん何気なく食べている野菜について、さまざまなことを学んでいく。

野菜の育て方だけでなく、店頭に並ぶ野菜はどのように届けられているのか、また、野菜を使った料理にはどのようなものがあるのかを学び、「アーバンファーミング」で自ら育てた野菜を使って、レストランのシェフになりきって料理に挑戦する。

この体験型プロジェクトを通じて、渋谷区が目指す「自己調整力」「創造力」「挑戦力」の3つの力を育むことを目標としている。

地域と企業の共創による運営体制

同プログラムは、以下のパートナーと連携して運営される。

・一般社団法人渋谷未来デザイン(統括・教育設計)
・キユーピー株式会社(食育講義・調理支援)
・プランティオ株式会社(アーバンファーミングの講義・技術協力)
・株式会社 大広(カリキュラムのプロデュース・プレゼンテーションの講義)
・株式会社ABCサステナテーブル(調理体験サポート)

今後の展望

「SHIBUYA Urban Farming Project」では、今後も地域の教育機関や企業と連携しながら、都市における“学び”と“農”の可能性を探っていくという。

2025年秋に行われる「SOCIAL INNOVATION WEEK」での発表も視野に入れながら、同取り組みのさらなる発展を目指す。

お問い合わせ先/キユーピー株式会社
https://www.kewpie.com/

※掲載している情報は、2025年7月9日時点のものです。

    Read More

    Latest Articles

    ELEMINIST Recommends