放置竹林を活用した和紙の封筒「BambooLetter」がクラウドファンディングをスタート

バンブーレター

おかえり株式会社は、国内の放置竹林を活用した和紙の封筒「BambooLetter(バンブーレター)」プロジェクトを発表した。岐阜の美濃和紙メーカーの協力のもと、封筒とポチ袋を製作し販売していくという。2月4日(火)からはクラウドファンディングもスタートしている。

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2025.02.05
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おかえり株式会社が放置竹林活用プロジェクトを発表 和紙の封筒とポチ袋「BambooLetter(バンブーレター)」

竹製のトイレットペーパー「BambooRoll(バンブーロール)」などを展開するおかえり株式会社は、国内の放置竹林に取り組む新プロジェクトとして、竹製の和紙を使った「BambooLetter」を発表した。

バンブーレター

日本国内のさまざまな地域に多数の竹林が存在しているが、その多くは管理されていない環境で生育している。放置されて育った竹林には、隣接する森林に影響を及ぼす可能性や、土砂災害の原因にとなる可能性があり、近年問題視されている。

昨今、日本全国に新たな伐採・管理の担い手が現れることで、放置竹林問題は解消の兆しを見せているが、2021年より竹製のトイレットペーパー事業を展開してきた「おかえり株式会社」は、新たな角度から問題解消の一助となることを目指してきたという。

その結果開発されたのが、デジタル化された現代においてもなお活用され続ける封筒に着目した「BambooLetter」だ。

長野と山梨の竹を「美濃和紙」の技術で活用した封筒とポチ袋

バンブーレター実物写真

「BambooLetter」で活用されているのは、長野県と山梨県内にある放置竹林。伐採しても廃棄されてしまう放置竹林の竹と、「美濃和紙」の工場で廃棄される損紙(そんし)を原材料として、岐阜県にある美濃和紙メーカーで制作されている。

バンブーレター実物写真

ラインアップは、長3(定型)サイズの封筒とポチ袋。封筒は「竹柄」と「無地」の2種類、ポチ袋は「竹結び」「竹柄」「竹パターン」の3種類が展開される。

また、今回の抄紙(しょうし※紙を漉くこと)でも損紙を発生させてしまうため、損紙は梱包材やメモに活用されるという。また、ほかの市販封筒の多くに見られるビニール袋は使わず、竹の封筒もしくはダンボールにそのまま入れた状態で届けられるそうだ。

2月4日(火)から3月16日(日)クラウドファンディングを実施

バンブーレターイメージ

「BambooLetter」は、2025年2月4日(火)から3月16日(日)まで、クラウドファンディングサービス「For Good」にてクラウドファンディングを実施する。

リターンには、封筒とポチ袋だけでなく、社団法人BUNKAIの「竹炭グラノーラ」や、鎌倉竹部の「おにぎり籠」、春に開催予定のオンラインイベント「竹会議」のチケットなど、各地域の“竹活動家”による竹プロダクトやイベントチケットなども用意されているので要チェックだ。

なお、それぞれのリターンの到着予定日は3月30日に設定されている。

お問い合わせ先/おかえり株式会社
https://okaeri.company

※掲載している情報は、2025年2月5日時点のものです。

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