デッドストック生地でバッグやラグを D&DEPARTMENTの「FROM LIFESTOCK」

ロングライフデザインを提案するD&DEPARTMENT(ディアンドデパートメント)は、日本各地の織物産地のデッドストック生地を新しい商品に生まれ変わらせるプロジェクト「FROM LIFESTOCK」を2014年より展開。各地の織物の個性や技術を、次のものづくりにつなげている。

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2020.08.20
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知識をもって体験することで地球を変える|ELEMINIST Followersのビーチクリーンレポート

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再現が難しい貴重な生地も活用 「FROM LIFESTOCK」プロジェクト

RAG FROM LIFESTOCK

RAG FROM LIFESTOCK 150×50cm 13,200円

流行やブランドにとらわれず、もの自体の機能性やデザイン性、普遍性を見直し、ロングライフデザインの生活用品や家具をセレクトする「D&DEPARTMENT(ディアンドデパートメント)」。

同社はロングライフデザインをキーワードに、数々の取り組みを行なっているが、今回は「FROM LIFESTOCK(フロム ライフストック)」を紹介したい。

FROM LIFESTOCKは、日本各地の織物産地のデッドストックを、生きている在庫「ライフストック」として扱い、バッグやラグなど新しいアイテムにアップサイクルするプロジェクトだ。

廃棄されるかもしれない生地のなかには、いまでは再現するのが難しい貴重な生地が含まれることもある。各地の織物の個性や技術を、次のものづくりにつなげていくことにも貢献している。

デッドストックの価値を掘り起こし「生きた在庫」へ転換 

生地のデッドストック

日本の機織り産地には、つくった後に保存されている生地やサンプル在庫など、たくさんの「使える在庫」が眠っている。

それらは、まだまだ使えるのに在庫として溜まり続けていくものや、流行が過ぎたことで価値がないと思われているデッドストックだ。

商品づくりの様子

デッドストックをライフストックと呼び変え、価値を活かすこの活動は、2014年から行われている。

D&DEPARTMENTファッション部門コーディネーターの重松久恵氏は、次のように語っている。

「産地に行き、機屋さんの倉庫に入って、大量にある生地見本や残布を見てきました。

その土地らしさや強みを活かした商品開発を心がけていますが、自分の県でこんな生地がつくられているというのを知ってもらう活動にもなっています。

商品を製作している産地のみなさんやコラボしてくれている企業のみなさんの協力、そしてスタッフやお客さんがものづくりに参加するなど、活動の輪が少しずつ広がってきています。

この交流からオリジナル商品が生まれるなど、次につながるきっかけとなるプロジェクトだと思っています」(一部抜粋)

リメイクアイテムから届ける機織り産地の魅力

BAG FROM LIFESTOCK TOTE

BAG FROM LIFESTOCK TOTE

公式サイトでは、FROM LIFESTOCKプロジェクトに一緒に取り組む機織り産地がいくつか紹介されている。

自分が住んだことがあったり、訪れたことがあったりする土地でも、こうした生地が生み出されていることを知らない人も多いだろう。

生まれ変わった商品はD&DEPARTMENTらしい、長く愛せるシンプルなデザインのアイテムばかり。お気に入りを見つけて、日本の素晴らしい織物の世界を覗いてみてはいかがだろうか。

問い合わせ先/D&DEPARTMENT
https://www.d-department.com/

※掲載している情報は、2020年8月20日時点のものです。

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