洋服の青山から循環型ニット「ウエアシフトニット」が発売 素材には店舗で回収したスーツのウールを採用

ウエアシフトニット

青山商事株式会社は、リサイクル素材を使用した100%循環型ニット「ウエアシフトニット」を発売した。同商品には店舗に設置された「リサイクリングボックス」で回収されたスーツのウールも取り入れられており、同社が掲げる「終わらない服をつくろう。」のテーマを体現している。

ELEMINIST Press

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2024.12.24

洋服の青山がリサイクルウールを採用した循環型ニット「ウエアシフトニット」を新発売

ウエアシフトニット

衣料品専門店の「洋服の青山」は、店舗に設置している「リサイクリングボックス」で回収したスーツのウールなどを取り入れた循環型ニット「ウエアシフトニット」を発売した。

リサイクリングボックス

店舗に設置された「リサイクリングボックス」。ボックス自体にもリサイクル素材(リフモボード)が採用されている

「洋服の青山」を運営する青山商事株式会社では、60周年企画のひとつとして、「終わらない服をつくろう。」をテーマとした「WEAR SHiFT」プロジェクトを展開している。

11月には、「リサイクリングボックス」から回収されたウール100%のスーツを再利用した循環型スーツを発売した同社だが、今回はプロジェクトをさらに拡大すべく、ビジネスシーン以外にも気軽に着用できるオンオフ兼用のリサイクルニットの販売へ踏み切った。

日本最大の毛織物産地・尾州地区でつくられたリサイクルウール 柔らかな風合いで着心地抜群

今回のニットで採用されているのは、不要になった衣類や工場で発生した裁断クズを、日本最大の毛織物産地である尾州エリア(愛知県北西部から岐阜県岐阜市にかけての地域)に集め、仕分けから紡績まで行われたリサイクルウール。

ニット

長州地区ならではの技術による緻密な設計や工程により、リサイクルウール特有のチクチク感が軽減されており、柔らかな風合いが楽しめる。さらに、このウールにナイロンを混合することで、ニットに強度をもたせることにも成功している。

もちろん、採用されているナイロンも100%リサイクル素材。着心地の良さと機能性を兼ね備えつつ、さらに環境にも配慮したニットとなっている。

ドロップショルダーのクルーネックとカーディガンがラインアップ

ミドルケージカーディガン、ミドルゲージクルーネック

写真左「ミドルゲージクルーネック」(7,590円)、写真右「ミドルケージカーディガン」(7,590円)

ラインアップは、レディースの「ミドルケージカーディガン」と「ミドルゲージクルーネック」の2種類。いずれも、ウールとナイロンの割合は8対2だ。

ニットはほどよい厚みのあるミドルゲージ。いずれも、通常よりも肩の位置をやや落としたドロップショルダーとすることで、こなれ感や抜け感を演出している。

畦編みクルーネックニット

「畦編みクルーネックニット」(7,590円)

さらに、メンズアイテムとしては「畦編みクルーネックニット」も同時発売。こちらもレディースアイテム同様、リサイクルウールが80%、リサイクルナイロンが20%採用されている。

なお、カラーはレディスアイテムがネイビーとグレーの2色、メンズアイテムがネイビー、グレー、ブラックの3色展開。シンプルなカラーリングで、秋冬のどんなコーディネートにも活躍してくれそうだ。

お問い合わせ先/青山商事株式会社
https://www.aoyama-syouji.co.jp/

※掲載している情報は、2024年12月24日時点のものです。

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