提供店舗数ふやす「RE.UNIQLO」 国際リペアデーを記念しリメイク体験イベント開催

ユニクロのリペア・リメイクのサービスを提供する「RE.UNIQLO STUDIO」が、エシカルファッションに関心のあるモデル・女優の堀田茜さんとパリ五輪レスリング金メダリストの鏡優翔選手をゲストに迎えてトークイベントを開催した。

ELEMINIST Press

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2024.10.23

「「RE.UNIQLO 国際リペアデー記念イベント」開催 リペア・リメイクによる循環社会への貢献を紹介

RE.UNIQLOのロゴを持った二人

Photo by ジェレミーハニガン

写真:ユニクロ提供

ユニクロは、10月第3土曜日の国際リペアデーを記念し、エシカルファッションに関心のあるモデル・女優の堀田茜さんとパリ五輪レスリング金メダリストの鏡優翔選手をゲストに迎え「RE.UNIQLO 国際リペアデー記念イベント」を開催した。

まずは、株式会社ユニクロでサステナビリティを担当するグローバルマーケティング部部長 シェルバ英子氏と、リペア・リメイクのサービスを提供するRE.UNIQLO STUDIOの監修を行うスタジオ・マサチュカの森川真彦氏がサービスを紹介。

森川真彦氏

Photo by ジェレミーハニガン

写真:ユニクロ提供

不要となった服が次に活躍できる場をつくり出す循環型社会への貢献に向けた「RE.UNIQLO」の取り組みについて語った。

そんなRE.UNIQLO STUDIOから生まれたリペア・リメイク服を身につけ堀田さんと鏡選手が登場。堀田さんはブラックを中心としたコーディネートで、ニットのダメージ部分を取り除いて縫い合わせる「ミキシング」を施した装い。対して鏡氏は、オフホワイトのセーターにカラフルな糸で「刺し子」を施したリメイク服を着用。

トークをする二人

Photo by ジェレミーハニガン

写真:ユニクロ提供

トークセッションは「実は母が長年ユニクロで働いていまして…」という鏡選手の驚きの話から始まり、初めて着用したユニクロのリペア・リメイク服に関する二人の感想へ。

堀田さんは「人が手がけた温かみがあって気持ちが上がるし、デザインが個性的で可愛い!」、鏡氏は「グラデーションになっていて秋っぽく今の季節にぴったり!」とコメント。予想以上のデザイン性の高さに驚いていた。

さらに、メインイベントであるユニクロ服のリメイク体験がスタート。二人はリメイクサービスのなかでもとくに人気の、ペンで描いた下絵にひもを貼り付けて完成させる「ロープテクニック」に挑戦。

堀田さんは今年結婚、鏡選手はパリ五輪で金メダルを獲得したことから、デザインのテーマは人生の節目を迎えた二人の考える「描きたい未来」に。

「絵は苦手だけど、すてきなリメイクになることを信じて想いをのせる」と緊張した面持ちの堀田さん。鏡選手も「一応、頭のなかにはイメージがあります…が」とドキドキしながら、トルソーにかけられたアウターの背面に思い思いのイラストを描いた。

無事下絵が完成すると「えっ可愛い‼︎お花かぶり〜」と歓声を上げた二人。なんと二人とも同じ花モチーフをチョイス。

イラストを描く堀田茜

Photo by ジェレミーハニガン

写真:ユニクロ提供

堀田さんは「結婚した幸せに寄り添う夫婦のイメージを2本の花に見立てました。ベースが黒いジャケットなので華やかさも加えたく、チューリップの花を選びました!」とイラストに込めた意味を紹介。

また、鏡選手は「自分の好きなひまわりを描きました。オリンピックの金メダルもそうですが、ひまわりのように周りを笑顔で照らせたらいいなという思いを込めました」と語った。

二人が描いた花モチーフの下絵に森川氏がロープを貼り付けて仕上げる間は、リメイク・リペアのカルチャーや服の廃棄削減に関するトーク。

堀田さんは「私は元々古着が好きなのですが、ダメージジーンズにさらにダメージを加えておしゃれを楽しんだりしています。」と話し、鏡選手は「練習着をたくさん持っているので、お父さんやお母さんお兄ちゃんが私のお下がりを着ています。」と仲良し家族らしいエピソードを披露。

完成した服を見せる二人

Photo by ジェレミーハニガン

写真:ユニクロ提供

そしてついに完成品がお目見えすると、想像以上のでき栄えに「自分が描いたものがすぐ形になって嬉しい!」と感嘆する二人。

試着後、堀田さんは「思いが込められているので守られているような安心感があります。話のネタにもなるし、なによりかわいいです!」と喜びを述べたほか「夫婦や友人の関係もリペアしながら、話し合ってほつれを修復し、強固な絆を深めていきたい」と人生観についても触れた。

鏡選手は「今までは自分の服をリペアして可愛く着こなすという発想がなかったですが、どんどんアイデアが湧いてきます。ユニクロのような身近な存在が取り組むことは大きな意味があるし、もっと広がっていくきっかけになると思います!」とコメントした。

最後は、自ら描いた花をあしらった世界にひとつだけのリメイク服とともに記念撮影。花咲くような堀田さんと鏡選手の笑顔でイベントを締めくくった。

国際リペアデーとは

2007年に「Toss it? No way! (捨てるの?とんでもない!)」を合言葉にオランダで始まった「リペアカフェ」が世界3,000カ所以上に広がり、それらをきっかけに2017年に国際リペアデーがつくられた。

当初は電子機器の修理が主な目的だったが、自転車や靴、衣服などさまざまなものを持ち寄って修理する日として世界中で認識され始めている。

「RE.UNIQLO STUDIO」について

RE.UNIQLO STUDIOで提供するサービスは、ドイツの店舗で、お客様とスタッフが服のアップサイクルのワークショップを行ったことから生まれた。

その後、世界各地にリペアやリメイクサービスが広がり、2022年9月、ロンドンリージェントストリート店に初めて「RE.UNIQLO STUDIO」が設置された。

現在、サービスを提供している店舗は22の国と地域・51店舗まで発展し、各地の人たちが愛用している。

日本では、2022年10月に世田谷千歳台店でトライアルが始まり、現在は13店舗に設置している。(※2024年10月9日現在の店舗数。なお、各国・各地域によって、提供するサービスは異なる) 。

お問い合わせ先/ユニクロ
https://www.uniqlo.com/jp/ja/

※掲載している情報は、2024年10月23日時点のものです。

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