ロンシャン「Cabas Longchamp Re-Play」 時代を超えたアイコンと環境への配慮がひとつになった新ライン

「Cabas Longchamp Re-Play」キービジュアル

ロンシャンは、ファッションと持続可能性の融合を目指すなかで、環境への配慮に取り組んだ新ライン「Cabas Longchamp Re-Play」を全世界でラインアップし、日本でも展開が開始された。

ELEMINIST Press

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2024.08.08

ロンシャンのサステナブルな新ライン「Cabas Longchamp Re-Play」シグネチャーレザーをアップサイクルしたラインも

1948年にフランス パリでジャン・キャスグランが創業した、現代性溢れるラグジュアリーとクリエイティビティ、ダイナミズムが融合したメゾンブランド ロンシャン。

ファッション・ハウスとして持続可能性を目指すなかで、メゾンを代表するアイコニックな「ル プリアージュ®」コレクション製作時に余った素材を最後まで使い切ることを目的とした新ライン「Cabas Longchamp Re-Play(カバ ロンシャン リプレイ)」を、全世界でラインアップ。

日本では公式オンラインストアと「ロンシャン ラ メゾン表参道」、「ロンシャン ラ メゾン銀座」、一部ストアを皮切りに、2024年8月6日(火)から全国で展開を開始した。

またレザーをアップサイクルした「Epure Re-Play(エピュレ リプレイ)」や再生素材に切り替えた「ル プリアージュ®」をセレブレートするキモノジャケットもラインアップする。

創業家4代目 トランスフォーメーション・ディレクター
エイドリアン・キャスグラン氏のメッセージ

「ロンシャンの使命は、より永く愛される製品を届けることです。日々製品の耐久性を極める一方でアトリエに眠る余り素材を最後まで使い切る – 四代続くメゾンならではのアプローチであり、変わらぬアティチュードです」

原料からアフターサービスまで 環境へ配慮したものづくり

「リプレイ」は、「ル プリアージュ®」の耐久性はそのままに、名のとおり限られた余り素材を“再び”活用したライン。

「カバ ロンシャンリプレイ」は、「ル プリアージュ®」ロールの端部分だったキャンバス1色とレザー2色をトリコロールに組み合わせた、カジュアルで楽しい、スポーティなトートバッグだ。

今季は調節&取り外し可能ショルダーストラップ付きでシーン問わず活躍する小ぶりなXSサイズ、そしてラップトップやタブレット収納に便利なA4対応ポケットが2つ付いたワークシーンに心強いMサイズで登場する。

またインパクトあるカラーコントラストが毎日の歩みに元気をもたらすエナジェティックなカラー展開となっており、「エピュレ リプレイ」も「ル プリアージュ®」のハンドル/フラップに用いられていたシグネチャーレザーをアップサイクル、トリコロールに生まれ変わった新しいトートバッグとなっている。

持続可能性という願いを込めて、原材料からアフターサービスに至るまで、メゾンはものづくりのあらゆるステップで品質に向き合い、ファッションと環境への配慮が融合することを体現した製品だ。

ロンシャンのサステナブルな取り組み

レザー素材

1948年に世界初のラグジュアリー革巻きパイプで業を興したメゾンにとって、レザーはメゾンの原点でありDNA。

現在もLWG認証(※1)を取得した皮なめし業者から仕入れたレザーでものづくりをしている。

2023年、メゾン全体で使用するレザーの79%がLWG認証「ゴールド」という最高レベルの栄誉を獲得し、厳しい環境基準と社会基準を満たしていると認められた。

※1 Leather Working Groupは、地球環境の保護や消費者に安心で安全な革を供給することを目的とし、環境的・社会的コンプライアンスを高い基準でクリアし、環境保護や地域保全活動への影響を国際基準で審査する団体

再生素材

2019年以来、メゾンは再生素材を積極的に取り入れたものづくりを進めている。リサイクルキャンバス地と環境に配慮したプリント作業を採用したパーソナライゼーション「マイ プリアージュ® シグネチャー」(2020年)、そしてボディからパーツに至るまで再生素材を採用したバッグ「ル プリアージュ® グリーン」(2021年)などの刷新を経て、たどり着いたのが現在の「ル プリアージュ®」だ。

コレクションのナイロンはすべてリサイクルナイロンに切り替わり、「ル プリアージュ®」を1点制作する際の二酸化炭素排出量は20%近く削減された。今季はバッグのみにとどまらず、キモノジャケットにおいても再生素材を取り入れている。

余り素材

「リプレイ」ラインの制作に加えて、メゾンではアトリエに眠っていた余り素材を提供する機会も設けている。フランス国立モード芸術開発協会が主催し、アーティスティック・ディレクター ソフィ・ドゥラフォンテーヌが審査員を務める「ANDAMファッション・アワード」では、意欲的なデザイナーを対象にレザーのストックを開放している。

アトリエ

より永く愛される製品を届ける一環として、メーヌ=エ=ロワール県に構えるメゾンのアトリエでは、年間60000点もの製品を修復している。またソーラーパネルの設置など、二酸化炭素排出量の削減に日々取り組んでいる。

商品概要

「Cabas Longchamp Re-Play」

「Cabas Longchamp Re-Play」のバッグ

サイズ/税込価格:
H38×W27×D11.5cm(ショッピングバッグM)¥64900

・H23.5×W17×D7.5cm(ショッピングバッグXS)¥56100

素材/カラー展開:
・ポリアミド100%(一部カウハイド・ラムスキン)/ベージュ、ネイビー、バーガンディ、カーキ、グリーン、ヌアージュ、パプリカ、タートルダブ

・ポリアミド100%(一部カウハイド・ラムスキン)/ベージュ、ネイビー、ピンク、カーキ、グリーン、パプリカ、マゼンタ

※ショッピングバッグM(すべて)とショッピングバッグXS(パプリカ)は公式オンラインストア、フラッグシップストアのみでの展開予定。

「Epure Re-Play」

「Epure Re-Play」のバッグ

サイズ/税込価格:
H20.5×W16×D7cm(ショッピングバッグXS)¥70400

素材/カラー展開:
カウハイド100%/ネイビー、バーガンディ、オレンジ、ヌアージュ

「Kimono Jacket」

「Kimono Jacket」

税込価格:¥96800

素材/カラー展開:
再生ポリエステル100%/ブラック、ネイビー、バーガンディ、オレンジ、グリーン

※公式オンラインストア、フラッグシップストアのみでの展開予定です
※カラーは写真左から順に記載

展開店舗:
公式オンラインストア、ロンシャン ラ メゾン表参道、ロンシャン ラ メゾン銀座、全国の店舗
※ストアによって展開商品は異なる

ロンシャンの歩み

1948年にフランス パリでジャン・キャスグランが創業した、オーセンティシティとエナジーが融合するメゾンブランド。パイプにハンドステッチレザーを巻いた、世界初のラグジュアリー革巻きパイプからはじまったブランドは、70年以上におよぶヘリテージを踏襲しながら、“joie de vivre(生きる歓び)”に満ちた現代のパリジェンヌを彷彿とさせるロンシャンウーマンのスタイルを発信し続けている。

ロンシャンは、1993年に発表した、日本の折り紙からインスパイアされた「Le Pliage®(ル プリアージュ®)」やバンブーのトグルが印象的な「Roseau(ロゾ)」など、フランスのサヴォアフェールが宿るアイコニックかつタイムレスなバッグコレクションを世に送り出してきた。

また“We produce, we care, we repair”をモットーにサステナビリティを推進、2019年から再生素材を採用した「ル プリアージュ®」の開発に取り組み、2022年末にはすべての「ル プリアージュ®」がリサイクルナイロンへと切り替わった。

現在は、アーティスティック・ディレクター ソフィ・ドゥラフォンテーヌ氏のもと、フレンチ・エレガンスを再解釈したプレタポルテや、レディース・メンズ向けのバッグ、アクセサリー、シューズ、アイウェア、トラベル用品を毎シーズン発表。

4世代に渡って家族経営の伝統を守るロンシャンは、今もキャスグラン家が所有・経営、世界80か国に300を超える直営ブティックを所有している。日本では、2019年7月に「ロンシャン ラ メゾン銀座」が誕生し、フラッグシップである表参道・銀座のラ メゾンを含む44ストアを擁する(2024年7月時点)。

また、フランス セグレに構えるアトリエを拠点にクラフトマンシップを重んじるロンシャンは、2007年以降、フランス政府により無形文化財企業に認定されている。

お問い合わせ先/ロンシャン・ジャパン株式会社
https://www.longchamp.com/jp/ja/

※掲載している情報は、2024年8月8日時点のものです。

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