環境を守り自然を身近に「BOTANIST財団助成プログラム」開始 活動方針が合致する2団体に助成

BOTANIST財団のキービジュアル

一般財団法人BOTANIST財団が「一般財団法人BOTANIST財団 助成プログラム」を開始した。これは、他団体と協働し環境保全と自然体験機会の創出にともに取り組んでいくことを目指した取り組みだ。

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2024.07.21

「一般財団法人BOTANIST財団 助成プログラム」C.W.ニコル・アファンの森、那須高原自然学校に助成決定

BOTANIST財団のキービジュアル

株式会社I-neが設立した一般財団法人BOTANIST財団は、植物とともに生きる環境を広く社会に浸透させるため、多様な植生環境を守り、多くの人に自然と触れ合う機会を提供することを目的としている。

このBOTANIST財団の活動を拡大するため、2024年度から財団の目的や想いに共感する団体と協働し、環境保全と自然体験機会の創出にともに取り組んでいくため「一般財団法人BOTANIST財団 助成プログラム 」を開始した。

プログラムの対象は、森林や里地里山の保全活動、およびそれらのフィールドを活用した自然体験の取り組みを行っている団体。

初年度は、1団体につき年間150万円を上限として、2団体の助成を実施。助成期間は、2024年7月から2025年6月までとし、期間中の進捗状況と実績により、最大3年の助成が予定されている。

助成プログラムの実施にあたり、助成事業の構築から助成先選定までを、公益社団法人日本フィランソロピー協会と協働している

6月20日には「一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団(以下、アファンの森財団)」にて、7月12日には「NPO法人那須高原自然学校(以下、那須高原自然学校) 」 にて、助成金の贈呈式を行った。

豊かな森と、豊かな人の暮らしを目指す「アファンの森財団」

アファンの森財団とBOTANIST財団のスタッフ

アファンの森財団は、森の生物多様性を推進し、豊かな森の保全を通じて人が豊かに暮らせる社会づくりを志向している。その取り組みは、BOTANIST財団の活動方針と合致するところが多かったことが、今回の選定の理由。

C.W.ニコル・アファンの森財団

事業名:「生物多様性豊かな森で学び、行動へ。行動変容を促す体験活動」
所在地:長野県上水内郡信濃町
代表:理事長 森田いづみ
金額:
150万円

森林保全や植生の再生をはじめ、地域の方や子どもたちへ自然体験の場を提供する事業に対し支援や連携を進めていくことで、自然環境に対する思いを社会に発信していきたいとしている。

豊かな自然と触れ合える「那須高原自然学校」

那須高原自然学校とBOTANIST財団のスタッフ

プログラムの実施場所である那須平成の森は、国内有数の豊かな自然がある地域として環境保全だけでなく広く国民にとって自然と触れ合える場所としても重要なものと言える。

今年度から、より能動的に保全と利活用を行っていく計画が組まれていたこと、とくに地域とより協働していく方針やさまざまな体験型のプログラムを用意していく構想があることがBOTANIST財団の活動方針と合致し、今回の選定に至ったという。

NPO法人那須高原自然学校

事業名:「那須平成の森 地域と都市の交流による森の保全再生プログラム実施事業」
所在地:栃木県那須郡那須町大字高久甲
代表:理事長 真山高士
金額:150万円

人と植物がいつまでもともに生きられる社会へ「一般財団法人BOTANIST財団」

「We are Social Beauty Innovators for Chain of Happiness. 」をミッションとして掲げるI-neは、幸せの連鎖を世界中に広げていくために、ビューティーの領域で社会を美しく変革し続けることを目指している。

とくに主力ブランドのBOTANISTは「植物とともに生きる」をコンセプトにし、これまでにも、植林活動や寄付などに取り組んできた。より社会貢献に集中した施策判断や、同社内外から幅広く寄付を募る体制づくり のために2023年にBOTANIST財団を設立。

地球環境の保全のための活動およびその支援等を通じて、地球環境の保全に対する人々の理解の増進および意識の向上を図り、人と植物がいつまでもともに生きられる持続可能な社会を実現することを目指すとしている。

執行役員 CSuO(Chief Sustainability Officer)松江朝子氏コメント

「本助成プログラムは、植物の多様性の維持・保全、そして自然を身近に感じ触れ合うための自然体験機会を提供することを目的に開始しました。

初年度の今年、同じ志を持つ二つの団体に助成させていただけるご縁を大変ありがたく感じています。当財団の活動目的である植物とともに生きる社会の実現に向けて、協働パートナーとしてそれぞれの強みやバックグラウンドを活かしながら、地域の方や生活者が自然に触れる、体験する機会を増やすための新たな試みを推進していきます」

お問い合わせ先/株式会社I-ne
https://i-ne.co.jp/

※掲載している情報は、2024年7月21日時点のものです。

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