アパレル産業が抱える環境問題に取り組むパタゴニアの、修理、買取、再販、リサイクルの循環型サービス事業「Worn Wearプログラム」で、不要となったパタゴニア製品の買取を開始した。機能に問題がないパタゴニアの中古のウェアやラゲッジ、アクセサリーなど幅広く対象としている。
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パタゴニアのWorn Wear事業は、修理、買取、再販、リサイクルの循環型サービス事業。世界のアパレル産業が抱える膨大なCO2と廃棄物問題に対する重要な解決策となる取り組みを行っている。
エレン・マッカーサー財団によると、アパレル産業において、2050年までに世界の年間CO2排出量の4分の1を占めるようになると言われている。
また、アパレル産業は固形廃棄物の大きな要因でもあり、2017年だけで1120万トンの繊維産業廃棄物が埋め立て処分されている。
衣類の環境フットプリントとCO2排出量を減らすには、1着の衣類を自分自身や他の誰かにより長く使い続けてることは重要なアクションと言える。
そこでパタゴニアは、衣類を販売する企業として、以下の3つを奨励してきた。
1. よりマインドフルな消費
その製品は本当に必要か
2. 再販と買取
この製品を中古で購入できないか、中古で購入したい人に売ることはできないか
3. 修理
このまま使い続けるにはどう直せばよいか
新品を買わず、すでに所有している衣類の寿命を9か月間延ばすことにより、炭素排出、廃棄される物、そして水使用のフットプリントをそれぞれ20~30%削減することができる。
パタゴニア・インターナショナル・インク日本支社は、Worn Wearプログラムを通じて、不要になったパタゴニア製品の買取を開始。買取対象製品は、機能に問題がないパタゴニアの中古のウェアやラゲッジ、アクセサリーと幅広く受け入れ、製品をつくり販売する企業の責任として、衣類やギアの寿命を延ばし、循環性を高めている。
買取プログラムで集まった中古のウェアなどは、パタゴニア 東京・渋谷ストアで期間限定(2024年5月24日~2024年8月4日)で販売をするほか、その後もパタゴニアの直営店での販売を予定している。
STEP1:申込み
対象の製品をまとめ、オンラインから申し込む。
※機能に問題がないパタゴニアの中古のウェアやラゲッジ、アクセサリーが受付可能。
※買取業務は委託先の株式会社ティンパンアレイが提供。
STEP2:発送
製品を洗濯後、チェックリストを確認の上、発送する。
STEP3:査定と支払
検品・査定後、製品の状態に応じた見積りの連絡が届く。支払金額確定後、現金で支払う。
私たち人間が地球のためにできることの一つは、モノを長く使いつづけて全体的な消費を減らすこと。「新品よりもずっといい」をコンセプトに、パタゴニア 東京・渋谷で期間限定のWorn Wearポップアップストアが開催される。
パタゴニア製品の中古ウェアの販売のほか、寿命の終わりに送り返されてきた中古ウェアを組み合わせ、修理を施しリメイクした「Recraftedリクラフテッド」製品も販売。
修理して長く着続けることのストーリーの展示や、週末にはリペアイベントを開催し、衣類を長持ちさせるための情報を発信する。
■2024年5月24日(金)~2024年8月19日(月)
営業時間:11:00~19:00
定休日:毎月第3水曜日、8月20日
会場:パタゴニア 東京・渋谷
住所: 東京都渋谷区神宮前6-16-8
※Worn Wearポップアップ、好評につき期間延長
開催日時:
6/1(土)、6/2(日)、6/22(土)、6/23(日)、7/20(土)、7/21(日)
11:00~18:00(17:00受付終了)
開催日時:
6/8(土)、6/9(日)、6/29(土)、6/30(日)、7/13(土)、7/14(日)、7/15(月)
11:00~18:00(17:00受付終了)
開催日時:
6/15(土)、6/16(日)、7/6(土)、7/7(日)、7/27(土)、7/28(日)
11:00~18:00(17:00受付終了)
お問い合わせ先/パタゴニア
https://www.patagonia.jp/
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