一般社団法人長崎国際観光コンベンション協会は、これまでつくり上げてきた「長崎市の観光価値」をアップデートし、持続可能な長崎市観光のために「社会・経済・環境」への影響を意識した新たな価値づくりプロジェクト「長崎市サステナブルツーリズム~知識が景色を変えていく~」を始動させた。
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一般社団法人長崎国際観光コンベンション協会は「選ばれる21世紀の交流都市」の実現に向けた観光まちづくりに取り組んでいる。今回、長崎市へ旅してもらうための新たな価値づくりプロジェクト「長崎市サステナブルツーリズム~知識が景色を変えていく~」を本格始動させ、WEBサイトを公開したことを発表した。
「長崎市サステナブルツーリズム」とは、長崎市観光に携わる人たちが、長い年月をかけてつくり上げてきた「長崎市の観光価値」をアップデートし、持続可能な長崎市観光のために「訪問客・事業者・市民」の三方だけでなく「社会・経済・環境」の三方も意識した「六方良し」を目指していく取り組みのこと。
DMO NAGASAKIでは、この「六方良し」の実現に向け、長崎市観光まちづくりネットワークメンバーを中心とした事業者連携の取組みを、ツーリズムプラン「知識が景色を変えていく」として主に欧米豪市場へセールス、プロモーションしていくとしている。
なぜ、この場所や史跡が大切に残されているのか。なぜ、このような文化や習慣が生まれたのか。背景に流れる歴史を理解できれば、目の前に広がる景色の見え方、感じ方が大きく変わり、旅の記憶が深まることで「長崎市に来てよかった」とより強く感じる旅になる。
そのため「知識が景色を変えていく」では、訪れた人に感動体験を提供する「サステナブルツーリズムガイド」を育成。育成研修を経たガイドに、ツアーをガイディングしてもらうことで、訪れた方の「内面」「価値観」、そして、今見えている「景色」を変える旅を創っていく。
「大量生産・大量消費」の時代は、多くの観光客に消費してもらうために知恵を絞ってきた。しかしながら、現代は「持続可能のために何ができるか」という「サステナブル」な視点を持つことで、長崎市を訪れる「意味・意義」を見出してもらうことにつながる。
そのため「知識が景色を変えてゆく」では、訪れる人・営む人・暮らす人、それぞれが地域の日常を体感し、交流を通して、長崎市の価値を未来に紡いでいくための旅を創っていく。
「知識が景色を変えてゆく」では、訪れる人が支払うツーリズム費の一部を「長崎サステナアクション」として、消失の危機にある名産品の継承や、入場料を徴収しない施設等の維持・保全等、付加価値の高い滞在体験を提供し続けるために役立てていく。
布教、殉教、潜伏の歴史のなかで育まれた精神や文化が残る地域、外海・出津・黒崎地区。
「知識が景色を変えていく」では、モデルコンテンツを通して、過去の歴史から日本におけるキリスト教精神と文化体験により「自身の価値観の変化」につなげてもらうプラン「信じる心は、止められない」へとアップデートさせた。
令和6年5月~
令和5年度に造成したプラン販売に向けた磨き上げ
令和6年度新規モデルコンテンツ・プランの造成
令和6年6月~
サステナブルツーリズムガイドの募集・育成研修
令和6年12月~
ツーリズムプランの販売
お問い合わせ先/一般社団法人長崎国際観光コンベンション協会
https://www.at-nagasaki.jp/nitca
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