資生堂の「クレ・ド・ポー ボーテ」は、ユニセフがジェンダー格差解消のために活動しているプログラム「Skills4Girls」を支援しており、ユニセフとのパートナーシップ更新初年度に、300万人の少女への支援を達成した。
ELEMINIST Press
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グローバルラグジュアリーブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」と「ユニセフ」は、パートナーシップの更新初年度である2023年に、300万人以上の少女たちへの支援を達成したことを発表した。これは、2025年までに目標としている、570万人の少女たちの支援を可能とする成果と言える。
この成功を牽引しているのは、ユニセフが実施するプログラム「Skills4Girls(スキルズ・フォー・ガールズ)」だ。
このプログラムは、世界の女性や少女たちが21世紀の労働において必要とされるSTEM分野の知識とスキルを身に着けることを目指している。
世界的にみると、15~19歳で就学、就労、職業訓練を受けていない人の割合は、男子の場合は10人に1人であるのに対し、女子は4人に1人となっている。(※1)
クレ・ド・ポー ボーテが支援しているユニセフのSkills4Girlsプログラムは、このジェンダー格差を解消するために活動している。
「今や世界中の仕事の90%以上においてデジタル技術が不可欠ですが、女性や少女たちがこの分野で活躍できる機会は非常に限られています。
クレ・ド・ポー ボーテとのパートナーシップを更新した最初の年に、STEM分野における男女格差の是正に大きな進展が見られたことをとても嬉しく思います。
これからも次世代の少女たちのエンパワーメントのために、このパートナーシップを継続していきたいと考えています」
クレ・ド・ポー ボーテとユニセフのパートナーシップは2019年に始まり、2023年に更新された。このパートナーシップでは、2025年までにバングラデシュ、インドネシア、キルギス、カザフスタン、ラオス、ペルー、ベトナムなどの国々で、570万人の少女たちを支援することを目指している。
ユニセフとクレ・ド・ポー ボーテの代表は、このパートナーシップの主な支援地域のひとつであるバングラデシュを訪れ、その成果を視察した。
「クレ・ド・ポー ボーテの社員一同、ユニセフとのパートナーシップがバングラデシュの少女たちの生活にポジティブな影響を与えているのを見て、大変嬉しく思っています。今回の視察は、本当にいろいろ考えさせられる経験となりました。
バングラデシュのナショナルカリキュラムおよび教科書委員会への支援では、再設計されたジェンダーに配慮したスキルベースのカリキュラムと教科書を通じて、国家レベルで教育システムを変革し、21世紀に備えた学生を育成しています。
また、学校に通えない少女たちを支援するSkills4Girlsでは、このプログラムを通じて、彼女たち自身、家族、そしてコミュニティを支えるために必要なスキルを身につけていくのを実際に目にし、非常に心を動かされました。教育は、よりいい世界への鍵です。これら支援成果は、改めてクレ・ド・ポー ボーテの教育に対する貢献を確信させるものです」
「私は子どもの頃からコンピュータースキルを学びたいと思っていましたが、経済的な理由で教育を中断せざるをえませんでした。しかし、Skills4Girlsプログラムのコンピュータートレーニングコースのおかげで、多様なスキルを身につけることができ、今ではトレーナーとして働いています。
私は女性が才能を発揮できないという思い込みを打ち砕きました。今やどんな制限にも縛られることはありません」
クレ・ド・ポー ボーテはパートナーシップを発表した2019年以来、ユニセフのジェンダー平等プログラムに対し、民間企業として世界最大規模となる累計1740万米ドルの寄付を表明した。
この寄付は同ブランドの「CRM(Cause Related Marketing)(※2) キャンペーン」を通じて行われ、ブランドを代表する美容液「ル・セラム」を購入するごとに、3米ドルが世界各地のユニセフのパートナーシッププログラムを支援するために寄付される。
※1 出典ユニセフ https://www.unicef.org/gender-equality/skills4girls
※2 「ル・セラム」が1本購入されるごとに、3米ドルをユニセフの活動へ寄付するCRM(Cause Related Marketing)キャンペーン。
お問い合わせ先/株式会社 資生堂
https://corp.shiseido.com/jp/
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