世界150カ国の現地体験型オプショナルツアーを提供する予約サイト「ベルトラ」は、海のアクティビティ体験を通じて、海洋環境問題の解決に貢献する「マリンプロジェクト」を発足した。今後は、現地催行会社などと協力し、サステナブルな旅行スタイルの実現を目指したツアーを企画・展開していく。
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世界150カ国の現地体験型オプショナルツアーを提供する予約サイト「ベルトラ」を運営するベルトラ株式会社は、7月23日の「海の日」に合わせて「マリンプロジェクト」を発足した。
これを機に、サステナブルな体験アクティビティの提供を促進していく予定だ。
プロジェクトの狙いは、アクティビティ体験を通じて、海洋環境を守る大切さを伝える機会を創出すること。
マリンアクティビティを誰もが安全に、そして継続的に楽しめる環境の整備に努めることで、楽しむだけにとどまらず、社会課題の解決にも寄与するサステナブルな旅行スタイルの実現を目指す。
プロジェクトで推進するアクションは大きく分けて2つある。
1つは、海洋環境汚染などの社会課題に興味を持ってもらいやすい体験を現地催行会社と共同で企画・開発していくこと。
環境保全に貢献する取り組みを強化するとともに、その地域ならではの自然や文化などの観光資産を守り、後世への継承につなげていくことを目指す。
取り組み例としては、渋谷から伊豆半島への日帰りダイビングツアーを催行する「S2 Club Tokyo」と提携し、ダイビング後にビーチ清掃を行うプランを7月より発売している。
その目的は、実際に体験することで、海洋ごみ問題についての関心を高めることだ。
2つ目は、現地催行会社と協力し、マリンアクティビティに参加中の事故リスクを最大限に減らし、安心して参加できる施策を実行していくこと。
スキューバダイビングなどのマリンアクティビティへの継続的な参加を促すことでマーケットの拡大を図り、現地アクティビティ催行会社の業容拡大を目指す。
取り組み例としては、通常ダイビング用のマウスピースはレンタル機材を使用するが、ベルトラでは交換型マウスピースつきパッケージの販売を7月に開始。
新品を使用することで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策などの衛生面のリスクを軽減する。また持ち帰り、繰り返し利用できるため、慣れたマウスピースを使うことができ、ダイビング中の事故防止にもつながる。
今後は、日本国内のみならず世界各国の海に関連するアクティビティの催行事業者から賛同者を募り、ビーチ清掃やツアー中に利用するプラスチック容器の削減などの活動を続けていく。
観光客も楽しみながら参加できる旅程を企画・提供することで、海洋環境保全への関心を高めていくことを目指す。
また、ベルトラが契約するガイドのなかから“海の専門ガイド”として「マリン・コロリエ」を認定し、アクティビティ参加を通じて海洋環境についての正しい知識を伝える機会を提供する。
環境問題を自分事に感じるには、自然と触れ合うことが一番だろう。楽しい体験を味わった人が、自然のありがたみ、なくしたくない尊さを感じることができれば、社会課題への個の活動は広がっていきそうだ。
問い合わせ先/ベルトラ
https://www.veltra.com/jp/
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