LIONが提唱する“すすぎ1回”のエコ習慣「Choose one Project」 節水・節電・CO2削減に

「Choose one Project」ロゴ

ライオン株式会社は、エコ習慣として“すすぎ1回”にすることで衣類のロングライフ化を提唱する「Choose one Project」を立ち上げた。すすぎを1回にすることは、節水・節電だけでなくCO2削減にもつながることを呼びかけ、賛同する企業とプロジェクトを進めていくとしている。

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2024.04.28
SOCIETY
学び

エシカルマーケティングとは? メリットや実例をわかりやすく紹介

LION「Choose one Project」 “すすぎ1回”で節水とCO2排出量削減を推奨

プレゼンテーションを行なった二人

ライオン株式会社は、サステナブルな社会の実現に向け、生活のなかの洗濯のエコ習慣として“すすぎ1回”と“衣類のロングライフ化”を提唱する「Choose one Project」を立ち上げた。4月22日(月)の「Earth Day(アースデイ)」に合わせてプロジェクトを宣言し、活動を開始している。

またそれに先立ち、4月18日(木)にはプロジェクトの発表会とサステナビリティへの取り組みについて、異業種企業の人たちを招いたパネルディスカッションを開催した。

「Choose one Project」服に、地球に、ちょっといいセンタクを。

「Choose one Project」

「暮らしのなかで人は毎日のように洗濯をする。その1回1回の洗濯が少しでもよくできたら」という想いからプロジェクトはスタート。

ライオンでは、家庭でのCO2排出量の削減につながる製品で「エコの習慣化」を提案していて、販売する衣料用液体洗剤はすべて“すすぎ1回”の洗濯が可能となっている。

“すすぎ1回”の洗濯は、すすぎ2回と比べ節水・節電・時短になるばかりでなく、CO2排出量の削減にもつながるという。

さらに、すすぎ回数を減らすことで衣類へのダメージが抑えられ、衣類の長持ちにもつながるが、生活者のすすぎの実態を調べると(※1)、まだすすぎ2回派が多く、すすぎ1回派は約40%にとどまっていることがわかる。

そこで、洗濯のエコ習慣として“すすぎ1回”(Choose one)を推奨するプロジェクトを立ち上げ、CO2の削減と“衣類のロングライフ化“が実現する社会をめざす取り組みが始まった。

洗濯実態調査

※1 2022年 ライオン調べ 洗濯実態調査

「Choose one Project」 活動概要

プロジェクトの最新情報を「Choose one Project」サイトで発信

毎日の洗濯のすすぎを1回にするだけで「服に、地球にちょっといいセンタク(洗濯)になる」という想いを大切に、 暮らしの習慣を少し見直すことを提案。

自分にも社会や環境にも気持ちのいい選択ができるよう「Choose one Project」では情報を随時アップデートし、配信していく予定となっている。

広げよう“すすぎ“のエコ習慣 「oneの日(毎月1日)」キャンペーン

“すすぎ1回”を推奨するX公式アカウントにて、毎月1日を“oneの日“とし、キャンペーンを実施。

“すすぎ1回”を実践した画像や体験をコメントにして投稿した方のなかから抽選で選ばれた人には、すすぎ1回の『NANOX one』がプレゼントされる。

「NANOX one」

「NANOX one」

メディア発表会&異業種企業とのパネルディスカッションを実施

プレゼンテーションの様子

「Choose one Project」の活動開始に先立ち、プロジェクトの発表会とパネルディスカッションを開催。

第1部の発表会では、ライオン株式会社 ヘルス&ホームケア事業本部 ホームケア事業部 ブランドマネジャー金子智之氏が「プロジェクトの概要」を、また同事業部 長池英二氏が「お洗濯で実現するサステナブルファッション」についてをプレゼンテーションした。

第2部のパネルディスカッションでは、株式会社ツインバード、株式会社FABRIC TOKYO株式会社LIFULLが登壇し、同社も参加して「『習慣』を起点としたサステナビリティに関する各社取り組みについて」をテーマに意見を交わした。

第1部 「Choose one Project」発表会

「Choose one Project」概要
ーライオンが挑戦したい未来は、サステナブルな洗濯社会の実現ー
(ホームケア事業部 ブランドマネジャー 金子 智之氏)

ホームケア事業部 ブランドマネジャー 金子 智之氏

(プレゼンテーション一部抜粋)
「洗濯のすすぎ回数についてなぜ私たちが呼びかけるのか、その意味についてご説明します。

調査によると(※1)毎回のお洗濯で、すすぎを2回している方が半数を超えており、毎回すすぎ1回にしている方は全体の約3割という状況でした。そこで、より多くの方にすすぎを1回にするメリットを呼びかけることでエコの習慣につながるのではないかと着目しました。

すすぎ1回あたりの水量は約36リットルで、1リットルのペットボトル36本分です。これを毎日一年間続けると、お風呂で浴槽に貯める量の約2カ月分の水量になります。

すすぎを1回にした時の効果

すすぎの回数を減らすことは、節水ばかりでなく、CO2排出削減にもつながります。水を洗濯の水として使ったり、洗濯後の排水を下水処理してきれいにして排水として流すために「エネルギー」を使用しており、その際にCO2を排出しています。

洗濯とCO2の関係

ですからお洗濯での水量や排水が少ない“すすぎ1回”にすることは、節水、節電、そして脱炭素につながるエコ習慣と言えるのです。

われわれが挑戦したい未来は、サステナブルな洗濯社会の実現です。『oneを選ぼう』をコミュニケーションメッセージとして、洗濯の節水・節電でECOな“すすぎ1回“を選ぼうということのご紹介、呼びかけを、積極的に行ってまいります」

「お洗濯で実現するサステナブルファッション」
ー“衣類のロングライフ化“をキーワードに開発した『NANOX one』ー
(ホームケア事業部 長池 英二氏)

ホームケア事業部 長池 英二氏

(プレゼンテーション一部抜粋)
「衣類の廃棄が環境問題になっているなか、調査によると(※2)、約8割の方は“衣類はできるだけキレイに長く使いたい“と思っているものの、環境省の調査では、家庭から手放された衣類の約7割が廃棄され、結果、廃棄量は約50万トンという現状です。

そこで衣類を廃棄する理由を調べると(※2)、“黄ばみや黒ずみ”や“色あせ”など衣類の色変化が主な理由であることがわかりました。

衣類の廃棄理由

※2 2022年9月WEB調査ライオン調べ。保有率5割以上の衣類の種類のみ。

洗剤で、これらの色変化を防止し本来の色を保つことと、ニオイや汚れを落とす高い洗浄力との互いの両立は難しいとされていましたが、昨年発売の『NANOX one』は3つの独自技術を備えたコンプリート洗浄により、その両方を可能にしました。

もちろん『NANOX one』の標準は『すすぎ1回』です。すすぎの1工程を省くことで、洗濯機の脱水とすすぎの回転による衣類への負荷が抑えられ、衣類の長持ち、ロングライフ化にもつながります。“すすぎ1回”でも高い洗浄力発揮し、洗剤残りもありません。

すすぎ1回のメリット

服にそして地球に、ちょっといいセンタク(洗濯)をテーマに、よりいい洗濯習慣をご提案してまいります」

“すすぎ1回“のライオンの衣料用液体洗剤

“すすぎ1回“のライオンの衣料用液体洗剤

第2部 パネルディスカッション 「『習慣』を起点としたサステナビリティに関する各社取り組みについて」

パネルディスカッションの様子

続く第2部では、株式会社ツインバード 井上淳也氏、株式会社FABRIC TOKYO 土山純史氏、株式会社LIFULL 遠山佳子氏と、同社 金子智之氏の異業種4企業でパネルディスカッションが行われた。

(パネルディスカッション一部抜粋)

各社のサステナビリティの取り組みについて

株式会社ツインバード 執行役員 井上淳也氏

株式会社ツインバード 執行役員 井上淳也氏

株式会社ツインバード 井上氏
「家電メーカーとして2017年から洗濯機の開発をしていますが、すすぎ1回コースの洗濯機につづき、2023年はライオンさんがすすぎゼロの洗剤(『アクロンスマートケア』)を発売されたと聞いて、業界に先駆けて、すすぎ0回洗剤専用コースの付いた洗濯機を開発しました。

またビジネスユースではありますが、環境負荷0のヘリウムガスを使用した環境にやさしい当社独自技術のスターリング冷凍機は、電力やCO2の大幅な削減にも貢献しており、遺伝子型ワクチンやバイオ型医薬品、細胞等の搬送や保管に使われています」

株式会社FABRIC TOKYO 事業開発チームブランドデザインチーム Head of Strategy 土山純史氏

株式会社FABRIC TOKYO 事業開発チームブランドデザインチーム Head of Strategy 土山純史氏

株式会社FABRIC TOKYO 土山氏
「オーダーメイドのビジネスウェアブランドとして、ファッション業界の課題に向き合いながらサステナビリティに関するさまざまな取り組みを行っています。

そのうちのひとつが『WHITE FRIDAY』で、セールによって加速する大量消費とそれに伴う大量廃棄が課題とされるBLACK FRIDAYシーズンに行っているプロジェクトです。

生地の無駄を出さないよう『工場に眠っている良質な生地』を使ったオーダーアイテムを提供したり、お客さまが生産元に直接行って商品を受け取るなど“より愛着のある一着”を手にする体験をしていただく企画です。このプロジェクトが消費について考えるきっかけとなり、少しでも廃棄される服を減らすことに貢献できればと考えています」

株式会社LIFULL クリエイティブ本部ブランドコミュニケーション部 PRグループ グループ長 遠山佳子様

株式会社LIFULL クリエイティブ本部ブランドコミュニケーション部 PRグループ グループ長 遠山佳子様

株式会社LIFULL 遠山氏
「事業を通して、暮らしの習慣や思い込みからくる社会課題解決に取り組んでいます。サステナブルの社会に向け、すまいの領域では、“住宅弱者問題”と“おとり物件”という課題があります。

高齢者やシングルマザー・ファーザー、被災者の方など、さまざまなバックグラウンドを持ち、すまい探しが困難な方にも親身になって相談に応じてくれる不動産を探せる『LIFULL HOME'S FRIENDLY DOOR』というサービスを提供しています。

また“おとり物件”とは、故意・過失に関係なく実際に契約できないのに不動産サイトで紹介されている物件です。不動産探しでムダな時間を費やすなど入居者の負担増にならないよう、自社開発AIによるおとり物件の検知などで課題に取り組んでいます」

「Choose one Project」へのメッセージ

パネルディスカッションに参加した4名

株式会社ツインバード 井上氏
「『Choose one Project』に賛同します。衣類にさらにやさしい洗濯機をライオンさんと一緒に開発していきたいですね」

株式会社FABRIC TOKYO 土山氏
「当社でお客さまにお届けしたビジネスカジュアルアイテムの大部分がウォッシャブル仕様です。ライオンさんの研究所とともに実証実験を行うことで、オーダーメイドの洋服でも自宅で洗えることを一緒に啓発できたらと考えています」

株式会社LIFULL 遠山氏
「サステナブルのために何か特別なことをしたり、窮屈な思いをするのではなく、いつもの習慣や考え方を少し変えるだけで、エコな暮らしや環境にもつながる今回のプロジェクトの取り組みはとてもいいと思います。私も今日から“すすぎ1回”にします」

ライオン株式会社 金子氏 パネルディスカッション締めくくりの挨拶
「このプロジェクトは、1年前から構想していました。ライオン一社では一部の領域しか解決できません。今後もこの考えにご賛同いただける企業様や団体の方にもご参加いただき、こどもたちのためにこれからの未来を描いていきたいと考えています」

お問い合わせ先/ライオン株式会社
https://www.lion.co.jp/ja/

※掲載している情報は、2024年4月28日時点のものです。

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