海洋ごみ問題を自分事に 環境省×日本財団「秋の海ごみゼロウィーク」

日本財団と環境省は、海洋ごみ対策を目的とした「秋の海ごみゼロウィーク」と題した全国一斉清掃キャンペーンを9月12日から19日まで開催する。参加は個人だけではなく、企業や自治体など団体での参加も呼びかけており、30人以上の団体の場合は、無料でごみ袋が配布される予定だ。

ELEMINIST Press

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2020.08.13

日本財団×環境省「秋の海ごみゼロウィーク」 国民を巻き込む清掃活動を開催

ごみ袋のイラスト

日本財団と環境省は、増加し続ける海洋ごみ対策を目的に、9月12日から19日を「秋の海ごみゼロウィーク」として、全国一斉清掃キャンペーンを開催することが決まった。現在、特設サイトにて参加者の募集受付を開始している。

海に流出するごみの約8割は街から出ているとされ、一度海に流出したごみは回収することが困難である場合が多い。

この取り組みでは、清掃活動を実施することで、海洋ごみ問題の周知啓発と、海洋ごみの流出を少しでも防ぐことを狙いとしている。

個人参加だけでなく、企業、自治体など団体での参加にも広く呼びかけており、30名以上で申し込んだ団体には、オリジナルごみ袋が無料配布される。

キャンペーンへの参加の流れは以下の通り。

(1)特設サイトにアクセスする
(2)サイト内の応募フォームに団体名、実施予定日、場所等を入力する
(3)活動場所の管理者や自治体に連絡する
(4)オリジナルごみ袋を受け取る
(5)ごみ拾いイベント開催 ※一体感のために、青色のアイテムの着用を推奨
(6)特設サイトにて活動報告

国民一人ひとりが問題を自分事化する必要性

積まれたごみ袋

日本財団では、国民の1人ひとりが海ごみの問題を自分事化し「これ以上海にごみを出さない」という社会全体の意識を高めるために、産官学民が協力し合う取り組み「CHANGE FOR THE BLUE(チェンジ・フォー・ザ・ブルー)」を推進している。

また、環境省が推進する「Plastics Smart(プラスチック・スマート)」キャンペーンと共同して、海洋ごみ削減に関する優良事例の表彰「海ごみゼロアワード」も共同実施している。

いま、環境問題はもちろん、人種差別、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)など国の境を超えて向き合わなければならない社会問題が山積している。まずは、個人の意識が変わることこそが世界を動かす一歩となるだろう。

問い合わせ先/日本財団
https://www.nippon-foundation.or.jp/

※掲載している情報は、2020年8月13日時点のものです。

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