ルイ·ヴィトンと自然保護慈善団体「People For Wildlife」 活動に関するレビューを発表

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ルイ・ヴィトンと自然保護慈善団体「People For Wildlife」は、オーストラリア クイーンズランド州にあるヨーク岬半島の40万ヘクタールにおよぶ自然保護区内における生物多様性を回復するために講じた対策に関する最初のレビューを発表した。

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2024.03.07
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生物多様性を回復するために講じた対策に関するレビューを発表

自然保護区

ルイ・ヴィトンと自然保護慈善団体「People For Wildlife」は、5年間にわたるグローバルな環境パートナーシップの初年度を終え、オーストラリア・クイーンズランド州にあるヨーク岬半島の40万ヘクタールにおよぶ自然保護区内における生物多様性を回復するために講じた対策に関する最初のレビューを発表した。

このパートナーシップは、2030年までに500万ヘクタール分の動植物の生息地を回復するというLVMHの目標、ならびに同年までに地球上の陸域や海洋・沿岸域、内陸水域の30%を保護するという生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)での合意に貢献するものだ。

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天然資源の再生という共通の目標の実現に向けて自然保護慈善団体「People For Wildlife」と協力するルイ・ヴィトン。生物多様性の減少についての理解を深め再生を促すとともに、気候変動に対処するため「People For Wildlife」の科学的研究や地域社会とのサステナブルな土地管理に関するイニシアティブを支援してきた。

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主な功績

2つの新種の発見

パートナーシップによる共同の努力は、これまで知られていなかった2つの新種の発見につながった。1つはアプタマ地域のみで見られる可能性が高いユニークなキノコ、もう1つは目を見張るような新種のヘビで、この地域の生物多様性をさらに豊かにするものだ。

カメラトラップで収集した40万枚の画像

ルイ・ヴィトンと「People For Wildlife」は、広範囲のカメラトラップによる調査を通じて膨大な画像コレクションを収集し、アプタマ地域内の多様な野生生物個体群に関する貴重な知見をもたらしてきた。この保護区には合計4300種の動植物が生息していますが、そのうち275種(動物88種、植物187種)が絶滅の危機に瀕している。

12名の科学専門家による協力

生物多様性や獣医学、防火管理、外来種管理、分子遺伝学分野の専門家からなる12名の専任チームがプロジェクト内の研究・環境保全活動の推進に積極的に携わってきた。

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主な環境対策

ベースライン測定基準の作成とモニタリング・システムの構築

プロジェクトの初期段階では、保護区内の生物多様性の現状を正確に評価するための、包括的なベースライン測定基準の作成と安定したモニタリング・システムの構築に重点を置いた。この基本的なステップにより、情報に基づく意思決定と進捗状況の追跡が可能になった。

科学的測定機器の配備

ルイ・ヴィトンと「People For Wildlife」は、効果的な保全管理および研究活動に不可欠な遠隔地や困難な地形へのアクセスを可能とする最先端の科学的測定機器を配備した。

ルイ・ヴィトンと「People For Wildlife」は、効果的な保全管理および研究活動に不可欠な遠隔地や困難な地形

ターゲットを絞った種の保全と主な脅威への取組み

オーストラリア北部において主な脅威となる火災。「People For Wildlife」は、この地域のための特別な防火管理計画を策定すべく、アプタマ地域の先住民やレンジャーたちとのワークショップを開催。このパートナーシップは、フクロネコなどの主要な哺乳類やオナガテリカラスモドキをはじめとする鳥類、オルリオオトカゲなどの希少な爬虫類の生息地に焦点を当てた科学的研究活動も強化してきた。こうした研究活動は、生態系の健全性の重要な指標の役目を果たすとともに、これらの種の保全戦略における指針にもなる。

科学諮問委員会による運営サポート

独立した専門家で構成される外部の科学諮問委員会は、ルイ・ヴィトンと「People For Wildlife」、そしてアプタマのレンジャーたちが取組む保全活動の科学的厳密性と有効性を確保すべく、意見や提言、方法論的なガイドラインを発表し貴重なガイダンスを提供。

主な社会貢献活動

生物多様性保全へ向けた地域社会のエンパワーメント

生物多様性の減少について理解し、再生を図るために西洋の科学的知識と伝統的な知識を融合させた「People For Wildlife」チームとアプタマの地域社会は誰にとっても有益な方法でこの地域を管理。それによって長期的にサステナブルであり続けることが可能に。

経済成長へ向けた地域社会のエンパワーメント

熱帯雨林地帯を再生するため数千本もの木を育てられるよう設計した苗床を現在建設中。このコラボレーションの中心となるのは、食用となる新種のアンズタケの生産など、地域社会のための天然素材の責任ある利用に基づく持続可能なビジネスモデルの共同創出だ。

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「People For Wildlife (PFW)」の創設者兼ディレクター および外部の科学専門家からのフィードバック

「People For Wildlife」の創設者兼ディレクター ダニエル・ナトゥシュ博士

「ルイ・ヴィトンと『People For Wildlife』のパートナーシップ開始からまだ1年ですが、素晴らしい1年となりました。私たちが活動する環境には多くの課題がありますが、それでも着実に前進している。初年度は、目標を構築し、ベースライン測定基準の作成とモニタリング・システムを確立して出発点の評価することで、活動を決定し、目標達成へ向けた取組み方に焦点を当ててきました」

ルイ・ヴィトン /PFW科学諮問委員会の専門家 ボリス・サラバー

「このパートナーシップは、地域社会をベースとした保全活動に投資する動機付けを他の企業にもたらす建設的な基準点の役割を果たす可能性を秘めている。保全のみに留まらず、地域社会の開発にもつながる。地域社会が保全の取組みから直接恩恵を受けることで、彼らは積極的な環境の管理人となります。このモデルを通じて、次世代の人々が、自らの土地での暮らしをエキサイティングでサステナブルな道だと認識するようになるのです」

ルイ・ヴィトン/ PFW 科学諮問委員会の専門家 ロージー・クーニー

「このパートナーシップ・モデルによって、著名ブランドと専門家、地域の先住民が協力し、固有の野生生物の生息する広大な地域を保護することで、外来種や個体数の減少、知識のギャップといった脅威に対処します。プロジェクトの要となるのは、地域の生計を支える可能性を秘めた、防火管理など国土管理面での先住民へのエンパワーメントです。ヤシオウムやイリエワニといった絶滅危惧種についての理解に重点を置いた革新的な科学が極めて重要。本プロジェクトは初年度にすでに、新種のヘビを発見しています」

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ルイ・ヴィトンのサステナブルなロードマップ: その終わらぬ旅

ルイ・ヴィトンは、サステナビリティをビジネスにおけるビジョンの前面かつ中心に据えている。ラグジュアリーは原材料に依存するものであり、環境はビジネスにおいて持続可能性の礎だ。「ルイ・ヴィトンの終わらぬ旅」は、LIFE360(LVMH Initiatives For the Environment)プログラムに沿ったルイ・ヴィトンの持続可能な開発ロードマップ。これは、6つの柱──「外部調達における責任」、「気候変動への取組み」、「循環による想像力への取組み」、「ダイバーシティとインクルージョンへの取組み」、「地域社会への貢献」、「サヴォアフェール(匠の技)の発展」──を通して天然資源の保護と積極的に社会に影響を与える活動を目指している。

お問い合わせ先/ルイ・ヴィトン ジャパン株式会社
https://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/homepage

※掲載している情報は、2024年3月7日時点のものです。

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