日本マクドナルド株式会社は、同社が掲げる「ネット・ゼロ・エミッションの達成」に向けた中間目標を発表。これは、2050年までに温室効果ガスの排出量をプラスマイナスゼロとすることを目指すもので、中間目標として2030年までに店舗・オフィスにおいて50.4%削減することを発表した。
ELEMINIST Press
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日本マクドナルド株式会社は、各国のマクドナルドが協力し、グローバル全体で2050年までに地球温暖化の原因とも言われている温室効果ガスの排出量をプラスマイナスゼロとする「ネット・ゼロ・エミッションの達成」を目標に掲げている。
今回、2030年までに店舗・オフィスにおける温室効果ガス排出量を50.4%*削減するという中間目標を発表した。
気候変動対策は、世界で約40000店舗、日本で約3000店舗を運営するマクドナルドにとって、今後もおいしい食事をお客様に提供するために非常に重要な取り組みだとしている。
すでに、ハッピーセット®のおもちゃリサイクルや食品リサイクル、木製カトラリー/紙製ストロー・サラダボックスの導入、再生可能エネルギーの導入、省エネ機器の導入など、お客様の協力を得ながら取り組みを実施している。
2023年末時点で、2018年と比べると店舗・オフィスで16.1%の温室効果ガスの排出量を削減しており、今後一層、この取り組みを拡大・推進し、目標達成を目指す。
*店舗・オフィスにおける、温室効果ガス排出量削減目標(2018年対比)
店舗屋根の太陽光パネル
再生可能エネルギーの導入としては、全国約350店舗でCO2を排出しない電力を使用。2024年は、店舗における太陽光パネルのテスト設置を拡大し、また、再生可能エネルギー由来の電力調達を進めるコーポレートPPAの契約締結を検討している。
店舗における省エネとしては、省エネ機器の計画的な入れ替えを実施。2024年は、エアコン使用量を制御するデマンド機器のテスト設置や、全国一部の店舗の駐車場にて、DMM EV CHARGEの急速充電器・普通充電器を導入する。
急速充電器に関しては、最新モデル90Kwの1基の充電器で、同時に2台のEV車充電が可能なモデルを導入する予定だ。
レジ袋有料化に関するポスター in 長崎
お客様提供用パッケージについては、再生可能素材、リサイクル素材、認証素材への移行を進めている。2024年は、4月よりプラスチック製手さげ袋を有料化(サイズ問わず1枚につき税込5円)を長崎県内全店舗(佐世保基地店を除く23店舗)にて、マックフルーリー®の新パッケージの導入を埼玉県の23店舗にて行う。
プラスチックの削減をさらに推進するとともに、店舗を利用するお客様の意見や店舗オペレーションを検証し、全国の店舗への拡大を検討していくとし、さらに紙カップを店舗にて回収し、リサイクルするテストも東京都の一部店舗にて実施する。
マクドナルドが目指すのは、変化する社会やお客様のニーズに柔軟に対応し、進化を続けていくこと。そして、持続可能な社会の実現に向けて取り組みながら「おいしさと笑顔を地域のみなさまに」提供していくことだとしている。
・エアコン使用量を制御するデマンド機器のテスト設置
・駐車場にEV充電機器のテスト設置
・省エネ機器(エアコン、冷凍・冷蔵庫)の計画的な入れ替え
・太陽光パネル設置のテスト導入
・コーポレートPPA契約締結を含む、再生エネルギー由来の電力調達を加速
・プラスチック製手さげ袋の有料化の先行導入【長崎県全店(佐世保基地店除く):2024年4月~】
・マックフルーリー®新パッケージの先行導入【埼玉県23店舗:2024年4月~】
・紙カップのリサイクルテストの開始【東京都の一部店舗:2024年2月~】
・CO2吸収にも貢献する木造躯体店舗標準化の推進
・サステナブル素材を使ったプログラムを増加
お問い合わせ先/日本マクドナルド株式会社
https://www.mcdonalds.co.jp/
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