ユナイテッドアローズ、Spiber“Brewed Protein™繊維”を使⽤した「BATONER」別注ニット発売

「ユナイテッドアローズ×Spiber×BATONER」“Brewed Protein™繊維”を使⽤した別注ニット発売

株式会社ユナイテッドアローズが展開する「ユナイテッドアローズ」は、サステナビリティ活動「SARROWS（サローズ）」の取り組みとして、構造タンパク質素材「Brewed Protein™（ブリュード・プロテイン™）繊維」を⽣み出したSpiber（スパイバー）株式会社（以下、Spiber）との協業により、⽷２⾊を開発した。

その⽷を使⽤した「BATONER（バトナ―）」のニット別注２型（メンズ、ウィメンズ各１型）を、２⽉９⽇（⾦）全国の「ユナイテッドアローズ」店舗、各種オンラインストアにて発売開始する。３社によるコラボレーション企画だ。

「Brewed Protein™繊維」は、Spiberによって開発された繊維で、植物由来のバイオマスを原材料に使⽤し、微⽣物の発酵プロセスを活⽤して⽣産される構造タンパク質素材。

既存の動物繊維、例えばカシミヤ繊維に⽐較すると⽣産⼯程における温室効果ガス排出量の⼤幅な縮⼩と⼟地や⽔の使⽤量が削減でき、さらに、素材⾃体が環境分解性を有するため、最終製品の設計によってはマイクロプラスチックの排出削減も可能だ。

このような特性から、従来の動植物由来や合成素材に代わるソリューションを提供できる次世代の低環境負荷素材として期待されている。

今回「ユナイテッドアローズ」は、ナチュラル、ネイビーの２⾊の⽷をSpiberとの協業で開発。「BATONER」がその⽷を使⽤して（※）、代表モデル「シグネチャー」のクルーネックニットに編⽴てた。

素材の良さとそれを⼀層引き⽴てる畔（あぜ）編みの⾼精度な技術により、豊かな表情と上質な着⼼地を併せ持つニットが完成。

最先端のテクノロジーから⽣み出されたサステナブル素材と⽼舗ニットメーカーによる伝統技術をかけ合わせた逸品だ。

※同商品の組成混合率は「Brewed Protein™繊維」10％、オーガニック・コットン90％

Spiber株式会社

構造タンパク質「Brewed Protein™素材」を開発、⽣産するバイオベンチャー。2007年９⽉創業。現在、タイ・ラヨン県にて、Spiber 初となる量産プラントで Brewed Protein™ポリマーの⽣産を開始し、段階的に⽣産量を拡⼤していく予定となっている。

また⽶国・アイオワ州にて協業先のADM社と新たに量産体制を構築しており、⽴ち上げに向け準備を進めている。本社所在地は⼭形県鶴岡市。

「BATONER」

1951年創業のニットメーカー・有限会社奥⼭メリヤスから2013年に誕⽣したニットウエアブランド。世に送り出されるニットウエアは、原料から製品に⾄るまですべての⼯程を⾼いクオリティで管理し、仕上げられている。

⽇本が世界に誇る技術と伝統、さらなる品質を追い求める意欲をもって、次の世代へと受け継がれるモノをつくり続けている。本社所在地は⼭形県寒河江市。

「SARROWS」のタグをつけて発売

同商品には、ユナイテッドアローズのサステナビリティ活動「SARROWS」のタグが付属される。お客様に積極的に伝えたい、環境配慮素材や技術が採⽤されている商品に付けられるもので、今回が初めての取り組みとなる。

「SARROWS」は「Sustainability」の「S」と、「ARROWS」の「A」をかけ合わせた造語。2020年４⽉、ユナイテッドアローズはサステナビリティ推進の指針として５つのテーマと16のマテリアリティ（重要課題）を定めた。

さらに、2022年８⽉、2030年に向けた３つの活動⽬標：「Circularity（循環するファッション）」、「Carbon Neutrality（カーボンニュートラルな世界へ）」、「Humanity（健やかに働く、暮らす）」と、この３つのカテゴリーに紐づく数値⽬標を設定した。

これらの⽬標の実現を⽬指し、具体的な取り組みを進めるとともに、その進捗状況を積極的に情報発信していくとしている。

「BATONER×Spiber シグニチャー UA スペシャル」44000円

⾊：ナチュラル、ネイビー
品番：1113-599-5054（メンズ）、1578-599-0662（ウィメンズ）
※メンズ、ウィメンズで、⾊、価格、仕様は共通。
※サイズ展開は、メンズは１、２、３、ウィメンズはフリー。
※組成混合率は「Brewed Protein™」10％、オーガニック・コットン 90％。

お問い合わせ先／株式会社ユナイテッドアローズ
https://www.united-arrows.co.jp/