「I-ne」年間3日間のボランティア休暇制度開始 社員の77.4%が利用

清掃活動の様子

株式会社I-neは、社員が社会貢献活動に積極的に参加できるようにするため、年間3日間の有給休暇を付与する制度を開始した。社員が就業時間の1%を使って、社会貢献活動に積極的に参加できるように考えられたもので、2023年には社員の77.4%が利用している。

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2023.12.29
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就業時間の1%を社会貢献活動に「ボランティア休暇制度 COH」

清掃活動時の様子

清掃活動時の様子

株式会社I-ne(アイエヌイー)は「We are Social Beauty Innovators for Chain of Happiness. ​」をミッションとして掲げ、幸せの連鎖を世界中に広げていくために、ビューティーの領域で社会を美しく変革し続けることをめざしている。

その一環として、社員が就業時間の1%を使って、社会貢献活動に積極的に参加できるよう、年間3日間をボランティア活動に充当できる有給休暇を「COH(Chain of Happiness)休暇」として付与する制度を2023年度より開始した。

清掃活動や森林保護活動など、会社からボランティア活動の参加先を紹介したほか、社員が参加しやすいボランティアイベントの開催を行った。

その結果、2023年にCOH休暇を利用し、ボランティア活動に取り組んだのは、社員の77.4%。

今後も、すべてのステークホルダーと社会の幸せにつながるよう、持続可能な社会の実現に貢献することを目指していくとしている。

I-neのサステナブルな社会の実現に向けた取り組み

森林保全活動

①大阪府アドプトフォレスト活動

「アドプトフォレスト制度」は、大阪府が事業者等と森林所有者の仲人となって、森づくりへの参画を進めるもの。l-neは、2023年4月より、アドプトフォレスト制度を活用し、大阪府茨木市の森林にて、台風で被災し風倒木が発生した人工林の再生に取り組んでいる。

②BOTANIST「WITH THE FOREST PROJECT」

BOTANIST「WITH THE FOREST PROJECT」の看板

北海道を中心に展開するドラッグストアのサッポロドラッグストアー(以後 サツドラ)とともに、多様性のある森づくりをめざす「WITH THE FOREST PROJECT」を始動。

サツドラで購入された「ボタニストシリーズ」の売上の一部を、森林の保全活動に寄付したり、多様性のある森づくりに取り組んだりすることで、より地域の生活者との親和性を高めることを目指す。

プロボノ活動

「コスメバンクプロジェクト」ストーリー動画制作

「コスメバンクプロジェクト」動画サムネ

一般社団法人バンクフォースマイルズが運営する、化粧品の余剰品を経済的困難下にある女性に無償で届ける「コスメバンクプロジェクト」の紹介動画を、プロボノ(*1)として制作。また、同社は、2022年よりコスメバンクプロジェクトに参画している。

*1 プロボノ:職業上のスキルや経験を生かして社会課題に対して取り組む社会貢献活動

Sedex加入

責任ある調達に関する情報共有プラットフォームを提供する会員制組織である「Sedex Information Exchange Limited(以下、Sedex)」に加入。今後は、Sedexのプラットフォームを活用することで、サプライチェーンマネジメントの強化と効率化を図り、サプライヤーと協働しながら持続可能なサプライチェーン構築をより一層推進していくとしている。

財団法人の設立

「BOTANIST」財団法人

主力ブランド「BOTANIST」を中心に、植林活動や寄付などに取り組んできたが、より社会貢献に集中した施策判断や、社内外から幅広く寄付を募る体制づくりなどを目指し「一般財団法人BOTANIST財団」を設立。

この財団では、地球環境の保全のための活動およびその支援等を通じて、地球環境の保全に対する人々の理解の増進や意識の向上を図り、人と植物がいつまでもともに生きられる地球環境を保全と創造に寄与することにより、持続可能な社会を実現することを目指す。

ソメイヨシノ保全活動

スプリングシリーズ

美しい日本のサクラを未来に残すために、日本さくらの会を通じて、スプリングシリーズの売り上げの一部を寄付し、ソメイヨシノの保全活動を支援した。

アップサイクル(*2)原料の活用

BOTANIST春限定商品「ボタニカルスプリングシリーズ」

ソメイヨシノ発酵エキス(*3)を配合。長野県または茨城県産のソメイヨシノ葉を使用している。世界的にも貴重な国産のサクラを守るため、生息しているサクラを採取するのではなく、街路樹の枝の剪定時に出る葉を活用したサステナブルな原料となっている。

*2 捨てられるはずだった廃棄物や不用品を新しい製品にアップグレードすること
*3 アスペルギルス/ソメイヨシノ葉発酵エキス(保湿成分)

BOTANIST夏限定商品「ボタニカルリフレッシュシリーズ」

「ボタニカルリフレッシュシリーズ」

環境に配慮して製造された保湿成分を配合。「ホワイトティーエキス(*4)」は、植物エキスの製造で生じるエキス抽出後の植物を堆肥化することで、その他農業等へ利用できるようにすることで廃棄物を最小化。

また、製造の際に使われるエネルギーはガス利用比率を下げ、100%再生可能な水力発電の利用比率を上げて製造している。

「狭山茶シードオイル(*5)」は、埼玉県狭山市で栽培されている希少な「狭山茶」の自然落下した茶の実から抽出した、国産チャ種子油100%のオイルだ。

*4 チャ葉エキス(保湿成分)
*5 チャ種子油(保湿成分)
*6 トウミツ(保湿成分)

BOTANISTヘアケア商品フルリニューアル

BOTANISTヘアケア商品

配合している「サトウキビ由来の糖蜜(*6)」は和三盆糖の製造過程で生まれる副産物を有効活用 したものしたものだ。

YOLU春限定商品「サクラ ナイトリペアシリーズ」

「サクラ ナイトリペアシリーズ」

さくらリキュールを製造する際に出る残渣を用いて抽出したアップサイクル原料である、サクラエキス(*7)を配合している。

*7 オオヤマザクラ果実エキス(保湿成分)

パッケージの環境対応

パッケージの環境対応の詳細

BOTANISTでは、従来通り、ボトルには再生可能な有機資源を原料とするバイオマスプラスチックを採用。さらに、10月のヘアケア商品のフルリニューアルに伴い、容器ラベルのインクを環境負担の少ない植物由来のバイオマスインキ、アテンションシールを使用済みペットボトルからつくられた再生PETに変更した。

原料の透明性

フルリニューアルしたBOTANISTのヘアケア商品では、国産原料への切り替えを進め、サトウキビ由来の糖蜜(香川県産)(*6)、白樺発酵エキス(北海道産)(*7)、お米由来のナノセラミド(国産)(*8)を使用し、従来よりもトレーサビリティに配慮した処方を実現しました。

また、定番シャンプー・トリートメントにおいて、化粧品の自然・オーガニックに関する基準である「ISO16128」に基づく指数表示を「自然由来指数91%(水を含む9」と表示している。

※ダメージケア トリートメントの場合

*6 トウミツ(保湿成分)
*7 ガラクトミセス/シラカンバ樹液発酵液(保湿成分)
*6 スフィンゴ糖脂質(保湿成分)

植物資源の循環

新たな植物資源の循環プロジェクトとして、白樺原料用農場「BOTANIST白樺ファーム」を北海道中川郡美深町に開設。

BOTANISTの地肌ケアのキー成分となるのが、北海道の白樺から採れる白樺樹液と白樺発酵エキスだ。このプロジェクトは、BOTANIST(シャンプー・トリートメント)で白樺樹液を使用した分の白樺の苗木を植え、育て、そこからまた樹液を採取して使用していくという循環サイクルをめざした取り組みとなっている。

ダイバーシティー&インクルージョンの推進

SALONIA春夏限定カラー「Uni+verse(ユニバース)シリーズ」

「Uni+verse」イメージビジュアル

自由で多様性のある世界をイメージした「Unique(個性)」+「universe(世界・宇宙・全人類)」を意味した「Uni+verse(ユニバース)」をテーマにした春夏限定カラーとなっている。

SALONIA秋冬限定カラー「シンフォニーシリーズ」

シンフォニーシリーズ

それぞれの人々が自身のアイデンティティと美の観点を尊重し、他者の多様な美しさも受け入れ、自分らしい美容を楽しんでほしいという思いから、さまざまな個性が響き合い調和していく世界をテーマにした秋冬限定カラーとなっている。

サーキュラーエコノミー型プロジェクト「SALONIA RECYCLE BOX PROJECT」

小型家電回収BOX

使わなくなった家電を次の資源に活かすサーキュラーエコノミー型プロジェクト「SALONIA RECYCLE BOX PROJECT」を開始。

アウトレット店舗「SALONIA DEPOT」での販売による商品廃棄の減少や、店頭に小型家電回収BOXを設置することで、限りある資源が循環していく美しい社会の実現をめざす。

お問い合わせ先/株式会社I-ne
https://i-ne.co.jp/

※掲載している情報は、2023年12月29日時点のものです。

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