株式会社ファンケルでは2021年7月より、使用済みの化粧品PET容器を直接お客様に直営店舗へ持参してもらい、専用の回収BOXに入れてもらう独自の資源回収プログラム「FANCL リサイクルプログラム」を行っており、11月からは国内の全直営店舗で実施が可能となった。
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株式会社ファンケルの独自資源回収プログラム「FANCL リサイクルプログラム」が、11月に国内の全直営店舗で実施が可能となった。
2021年7月に神奈川と東京の6店舗から開始したこのプログラムは、全国のお客様や各自治体の協力により、実施店舗を徐々に拡大させ、ついに全161※の直営店舗で実現することが叶った。(※11/29までの店舗数)
10月末日までのお客様参加人数は3万人以上、回収本数は約18万6千本を超え、回収した容器はアップサイクルで植木鉢などにしている。植木鉢は、横浜市主催の花と緑のイベント「ガーデンネックレス横浜」や横浜市内の小学校に寄贈している。
待望の全店舗で容器回収を実現できたことを踏まえ、引き続きこのプログラムの啓発活動を行い、容器回収に参加するお客様を増やしながら、ともに環境保全を推進していくとしている。
さらに今後は「プラスチックが循環し続ける社会」の実現に向け、このプログラムを通じて回収した容器をそのまま容器にリサイクルする水平リサイクルを目指すなど、資源循環の取り組みを一層促進していくことを目指している。
2021年7月から開始した使用済みの化粧品PET容器を直接お客様に当社の直営店舗へ持参してもらい、専用の回収BOXに入れてもらうファンケル独自の資源回収プログラム。
回収の対象品は30品目あり、持参してくれたお客様には、お買い物に使用できるファンケルメンバーズポイントをプレゼントしている。
回収した容器は、同社の特例子会社「ファンケルスマイル」にて、分別・洗浄・乾燥にし、協力会社においてアップサイクルして植木鉢などにしている。ファンケルスマイル従業員の職務拡大にもつながっており、環境貢献だけでなく、ダイバーシティ&インクルージョンの推進もできるプログラムとして取り組まれている。
アップサイクルした植木鉢
「直営店舗で使用済みのプラスチック化粧品容器を回収するためには、自治体のご理解を得ることが必要で、約100の自治体とお話をさせていただきました。
直営店舗が所在するすべての自治体にご理解いただくことは大変でしたが、お話することで自治体の方々とつながりができ、さらには直営店舗や容器回収へ取材をいただいたことで、幅広い情報発信が行えました。
お客様や地域の方々と一緒にサステナビリティ活動を広げていくことができ、苦労が報われて良かったと思っています」
「自分たちで一から考える容器回収の運用は、悩みながらもファンケルらしい取り組みで行いたいと必死に検討しました。実際に運用を開始すると、多くのお客様からお喜びの声をいただき、実現できた事を本当にうれしく思います。
念願だった全店舗への導入も叶い、通信販売と共通でスタンプラリーを開催したのを機に、より多くのお客様にご参加いただけるようになりました。まさに「お客様と一緒にできるエコ活動」としてファンケル全体の取り組みとなっています。
今後も、さらに多くの方にご参加いただけるよう、この活動を広げて行きたいと思っています」
お問い合わせ先/ FANCL
https://www.fancl.co.jp/index.html
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