明治ホールディングス株式会社は、グループで調達しているすべてのパーム油をRSPO認証パーム油に切り替えた。調達するパーム油の搾油工場までのトレーサビリティの確認を完了。今後も責任ある原材料の調達を目指すとしている。
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明治ホールディングス株式会社は、グループで調達しているすべてのパーム油において、RSPO(※1)認証パーム油(マスバランス方式 ※2)への切り替えを完了したと発表した。
パーム油は、熱帯地域で栽培されるアブラヤシの果実から採れる植物油脂の総称で、加工食品の原料などの幅広い用途に広く使われている。
パーム油の生産地においては、強制労働や児童労働などの人権課題や、農園の開発に起因する、森林の減少や泥炭地の破壊などの環境課題を抱えている。
明治グループは 2016年にRSPOに加盟しており、今回、パーム油を使用する国内18工場と海外5工場でRSPOサプライチェーン認証(※3)を取得するとともに、調達しているすべてのパーム油についてRSPO認証パーム油への切り替えが完了した。
また、調達するパーム油の生産地域において、森林減少、泥炭地破壊、搾取などの問題が発生していないことを確認するために、搾油工場までのトレーサビリティの確認に取り組んでいて、2023年上半期(1月~6月)に調達したパーム油数量の100%については、搾油工場の確認を終えている。
明治グループは、今後も責任ある原材料の調達を推進し、持続可能な社会の実現に向けて継続的に貢献していくとしている。
※1 RSPO(Roundtable on Sustainable Palm Oil:持続可能なパーム油のための円卓会議)
持続可能なパーム油の生産と利用を促進することを目的とした、WWF(世界自然保護基金)などパーム油産業に関わるステークホルダー(生産者、製造者、小売、環境団体など)によって構成される非営利組織 。
※2 マスバランス方式について
RSPO 認証パーム油が製造・流通過程で他の非認証パーム油と混合される認証モデル。物理的には非認証油も含んでいるが、認証農園から供給された認証パーム油の数量は保証される。
※3 RSPO サプライチェーン認証
RSPO認証パーム油を使用する製品を取り扱う製造・加工・流通過程を対象に、RSPOが定める要求事項を満たしていることを認証する制度。
お問い合わせ先/明治ホールディングス
https://www.meiji.com/
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