株式会社4Nature(フォーネイチャー)が、地域共同でコンポストをつくるプロジェクトを始動。拠点となる「COMMUNE 表参道」から半径1.2マイル以内を生活圏とするコミュニティメンバー50人を募集し、家庭の生ごみを持ち寄ってコンポストを完成させていくプロジェクトだ。
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株式会社4Nature(フォーネイチャー)は、家庭で出る生ごみをコミュニティでの共同管理のもと堆肥化するプロジェクト「1.2 mile community compost –Omotesando-」を8月1日に開始する。
これは家庭でのコンポストの普及を目指すローカルフードサイクリング株式会社のアドバイス協力と、最先端のトピック発信地である「COMMUNE 表参道」の賛同により行われるプロジェクトだ。
共同コンポスト
4Natureはもともと、サトウキビの残渣(バガス)を原料とした100%植物性かつ生分解性のプラスチックストローを販売している。飲食店の使用済みストローをボランティアと協力して回収・堆肥化することで、使い捨てでありながらも堆肥化による再資源化を前提とした循環型ビジネスモデルを構築してきた。
カフェ店頭に設置される使用済みストローの回収びん
今回の新たなプロジェクトもこうした「都市型の循環サイクル」構築の一環として取り組まれるもので、7月1日から参加者の募集をスタートしている。
4Natureのストロー回収の取り組みで生まれたのは、プラスチック問題の解決だけではない。ボランティアと店舗の新たな関係性やコミュニケーションなど「人同士の交流」を再確認できたことで、これからの都市型の循環サイクル構築の礎となると確信したのだ。
今回のプロジェクトは拠点となる「COMMUNE 表参道」から半径2km(約1.2マイル)を生活圏とする人を対象とし、共同で一つの大きなコンポストを完成させていく。でき上がった堆肥を使い、野菜づくりを行うなど資源を地域へ還元する取り組みを行うことで、隣人とのコミュニケーションをつくろうという狙いだ。
「お隣さん」文化が希薄となった現代。このプロジェクトをきっかけに参加者は、意見交換や交流を有機的に行い、都市部にいながらも地域社会とのつながりを感じ考えることができる。4Natureはこのような場をつくることで、これからの都市での社会のあり方を模索していく。
生ごみは、どの家庭からも発生する資源だ。誰でも一手間手加えるだけで、生ごみを堆肥という資源へ変換することができる。コミュニティ内で誰かと共同で育てていくコンセプトを持つ当プロジェクトの循環のしくみは、これからさらに注目されていくだろう。
拠点となるCOMMUNE表参道
ローカルフードサイクリング株式会社のLFCコンポストバッグ
コミュニティメンバー募集情報
募集期間:2020年7月1日〜7月31日
開催期間:2020年8月1日〜2021年1月31日
対象者:住まいや勤務先など表参道を生活圏とする50名
応募フォーム:https://bit.ly/2BMx2jZ
募集概要:https://www.4nature.tokyo/community-compost
問い合わせ先/株式会社4Nature
https://www.4nature.tokyo/
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