株式会社ウィファブリックは衣料品の輸出大国バングラデシュの工場でアパレル大手企業から数千億円規模でキャンセルされた商品をアップサイクルし販売するプロジェクト「PHOENIX LAB. PROJECT」を開始。大阪でPOP UP STOREが開催されている。
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ラナ・プラザ倒壊時の労働者の訴え
お得に買えて環境保全にもつながる「サステナブルアウトレ ットモールSMASELL(スマセル)」を運営する株式会社ウィファブリックは、衣料品の輸出大国バングラデシュの工場でアパレル大手企業から数千億円規模でキャンセルされた商品をアップサイクルし販売するプロジェクト「PHOENIX LAB. PROJECT(フェニックスラボプロジェクト)」を始動した。
「PHOENIX LAB. PROJECT」では、ポップアップショップを展開し、大阪はルクア1100、阪急百貨店にて予約先行販売を開始する。
現在、バングラデシュは中国に次ぐ世界第2位のアパレル輸出国として急速に経済成長を遂げており、さまざまなファッションアイテムがつくられている。
2013年に過酷な労働環境で1000人以上の死者が出たラナ・プラザ倒壊事故後、現地の労働環境を守るさまざまな取組が行われてきたが、コロナ禍において衣料品の需要が急減し、縫製工場への注文取り消しや延期が相次いた。
その影響により、1115工場が操業を自粛。輸出オーダーのキャンセルは3億400万ドル、9億5200万ピースに上った。
結果、女性を中心に約400万人が就業する縫製業の停滞が生活に甚大な影響をもたらした。 (BGMEA:バングラデシュ縫製品製造輸出業協会 2020年4月6日)
また、電力供給の不安定さから納期遅れもあり、キャンセル品は慢性的に多く、過剰在庫が山積みになっている、という実態がある。(WTO世界貿易統計レビュー2022)
こういった状況を踏まえ、行き場を失った衣料品を良質なデザインに再生し、手ごろな価格で提供することで現地の失われた数百万人規模の労働者の雇用を守り、数千万円規模ファッションロスを救う事を目的としてプロジェクトを発足された。
第一弾はプロジェクトに賛同した、 ミラノコレクション、 パリコレクションと世界を舞台に第一線で活躍し続ける日本ブランド「yoshiokubo」、 同国に特化したOEMの株式会社わんピースと株式会社ウィファブリック(スマセル)の3社によって展開されている。
9月15日~21日:LUCUA1100 2階
10月11日〜17日:阪急百貨店 3階 SOMETHING GOOD STUDIO
お問い合わせ先/株式会社ウィファブリック
https://www.wefabrik.jp/
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