環境保護に取り組むハーバルブランド「クナイプ」2023/2024 グリーンブランド受賞

グリーンブランド受賞マーク

130年以上にわたり、自然のエキスパートとして植物の力を最大限に活かした商品の研究開発を行うハーバルブランド「クナイプ」が2023/2024 グリーンブランドを受賞し、これで11年連続6回目の受賞となった。

ELEMINIST Press

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2023.08.03
EARTH
編集部オリジナル

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環境配慮への取り組み称える認証マーク「グリーンブランド」クナイプが11年連続6回受賞

グリーンブランド受賞マーク

1891年創業から130年以上にわたり、自然と科学の力に基づいて製品開発を行っている、ドイツ生まれのハーバルブランド「クナイプ」が「2023/2024 グリーンブランド」を受賞した。

現代では、環境先進国ドイツの本社の厳しいサステナビリティ指標に基づいた製品開発を行うとともに、環境に配慮した数多くの取り組みを行っているブランドだ。

グリーンブランドは、環境に配慮した方法で製品を生産し、天然資源の保護に取り組むなど、サステナビリティに高い取り組みを行っているブランドを2年ごとに厳しい基準で評価し選出する国際的組織だ。

この認証マークは、環境、気候、自然、生物多様性、資源の保護に特別な配慮をし、責任を持ったブランドを称えるものとなっている。

クナイプは、10年以上にわたるサステナビリティの取り組みが認められ、グリーンブランドがスタートした2012年から11年に渡り連続6回目の受賞。

また、グリーンブランドのスタート当初から選出され続けている数少ないブランドの一つでもある。

また、グリーンブランドのロゴの上に配置されている星の数は受賞されるごとに追加されるものとなっている。(初めての受賞には星がつかないため、星5つが6回目の受賞を表す)

<グリーンブランドの選考基準>※一部抜粋

・エネルギーの節約
・CO2等の環境負荷物質の排出削減と排除
・廃棄物の削減と排除
・天然資源の保護と保全
・自然の生息地の保護
・代替エネルギー源の使用
・環境保護と持続可能性に関する社員教育
・厳格な生物学的/生態学的基準に従った食品/医薬品製造
・製品を通して消費者に対し温室効果ガス排出量削減のための対策を知らせる
・企業の取り組みとして環境対策を掲げる

<クナイプの約束>

・植物由来成分(植物オイル・植物エキス)を使用
・防腐剤(パラベン)不使用
・パラフィン、シリコン、鉱物油(ミネラルオイル)不使用
・ドイツ大学病院で皮膚への適合性テストを実施
※すべての方にアレルギーが起こらないということではない
・資源を保護し、環境にやさしい生産活動を行っている
・クナイプは製品の動物実験を行っていない

エコバディス社の2022年調査で最高ランク「プラチナ」評価獲得

エコバディス社の評価マーク

またクナイプは、世界175ヵ国以上で持続可能性を独自の審査と分析によって調査、評価している世界最大の機関であるエコバディス社の2022年調査において、対象企業の上位1%のみが認定される最高ランク「プラチナ」評価を獲得している。

国連グローバル・コンパクトに参加「責任ある企業活動」を約束

2023年4月、クナイプは創業130年以上にわたり企業理念に根付いてきた「自然との調和を図り、人と環境、健康に配慮したビジネスを行う」という姿勢を国連グローバル・コンパクトに参加することで明確にした。

クナイプは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に沿って、循環型経済(サーキュラーエコノミー)、気候変動への中立性(クライメイト・ニュートラル)、社会の持続可能性など意欲的な持続可能性目標を定めている。

国連グローバル・コンパクトに署名することで、これらの価値観を広範な行動規範とサステナビリティ戦略の目標にしっかりと組み込み、企業運営に不可欠なものとし、透明性を高め、自ら設定した目標を確実に実行するための一歩を踏み出した。

国連グローバル・コンパクトとは

国連と民間(企業・団体)が手を結び、健全なグローバル社会を築くための世界最大のサステナビリティ イニシアチブ。

人権の保護、不当な労働の排除、環境への取り組み、腐敗の防止に関わる10の原則を掲げ、これに賛同する企業・団体が署名し、トップ自らのコミットメントのもとに、社会の良き一員として行動し、持続可能な成長を実現するための自発的な取り組みのこと。

環境を守るために~環境保護と生態系保護の取り組み~

クナイプは持続可能な開発目標(SDGs)13「気候変動に具体的な対策を」に沿い、2030年までに気候中立(クライメイト・ニュートラル)の達成を目指し以下の項目を実施するとしている。

気候中立とは、人、企業、団体などが、日常生活や製造工程などの活動により排出する温室効果ガスを、その吸収量やその他の削減量を差し引いて総排出量を算出し、実質ゼロにするという環境保護への取り組みだ。

●カーボン・ニュートラル達成
ドイツ・フランケン地方にあるクナイプ本社に電力需要の約13%をまかなう太陽光発電システムや蓄電システム、ヒートポンプを設置し活用することで、CO2排出を実質ゼロにするカーボン・ニュートラルを達成予定。

●自然な水循環と健全な生態系に貢献
本社敷地拡張にあたり、自然保護区(※1)、屋上緑化、敷地内の地下水保護を考慮している。竣工後は雨水が完全に地中に浸透し、自然な水循環と健全な生態系に貢献。これは、結果として持続可能な開発目標(SDGs)15「陸の豊かさも守ろう」にも貢献することになる。

※1 自然保護区:ドイツでは、さまざまな生物が利用でき、経済目的に使用してはならない自然区域を保全・維持する措置が義務付けられている。クナイプでは、現在敷地内の17,000㎡がその区域として保護されている。

社内外のサステナビリティの取り組み

サステナビリティの取り組み

創業者のセバスチャン・クナイプ氏は「自然は、私たちが健康を維持するために必要なあらゆるものを豊富に与えてくれます」と語っており、自然とのつながりはクナイプブランド創立以来、DNAの一部となっている。

クナイプは、原材料の購入から生産、包装、ロジスティクスに至るまで、サステナビリティに関する具体的な目標を立て、取り組んできた。クナイプのすべての製品が、厳しいサステナビリティ指標に基づき開発されている。

■原料へのこだわり

原料の5つの柱

クナイプは、人が本来持っている自然の力に着目し、その力を引き出すために考えだした5つの柱(要素)がある。

これらが互いに結びつくことで、心身にトータルに働きかけるホリスティック(全体論的)なアプローチを可能にした。その柱を支えるベースとなる製品の原料についてもこだわりを持ち、開発製造している。

とくに、生分解されず海洋汚染の一因となるマイクロプラスチックの問題の取り組みとして、すべての製品においてマイクロプラスチックフリーを実現。

製品処方を決める際は、ドイツ最大のNGO環境団体「BUND(ドイツ環境自然保護連盟)」の定義に基づいて厳しく進めている。

原料に関する取り組み

お問い合わせ先/クナイプ
https://www.kneipp.jp/

※掲載している情報は、2023年8月3日時点のものです。

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