東京都台東区が、株式会社大丸松坂屋百貨店、ローカルフードサイクリング株式会社と三者による「循環型ライフスタイルへの転換に向けた協定」を締結。これまで取り組んできた生ごみ減量をさらに強化していくために、ワークショップやイベントを開催していく予定だ。
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東京都台東区は、6月28日(水)株式会社大丸松坂屋百貨店、ローカルフードサイクリング株式会社と三者による都内初の協定「循環型ライフスタイルへの転換に向けた協定」を締結。
これまで大丸松坂屋百貨店は、環境負荷の少ないサステナブルな商品・サービスを提案する活動「Think GREEN」に取り組んできた。また、ローカルフードサイクリング株式会社は都心で取り組みやすいベランダでのコンポストを提案している。
こうした2社との協定をもとに、区民を対象にはじめてのコンポスト講座・ワークショップ・啓発イベントの開催、堆肥回収会を実施することを発表した。
6月28日、台東区役所で行った締結式では、服部征夫台東区長が次のようにコメントした。
「みなさまの専門的な知見やノウハウ、情報発信力などを活かし、連携・協力のもと、生ごみをごみとして処理しない循環型ライフスタイルへの転換を進めていきたいと思います」
また、株式会社大丸松坂屋百貨店 澤田代表取締役社長は「250年間お世話になっているこの地で、未来に向けたサステナブルな取り組みに参加させていただけることは大変光栄です」とコメント。
ローカルフードサイクリング株式会社 平代表取締役は「地球温暖化の課題に対し、身近な食の観点から、これまでの専門性と実績を活かして区民が楽しくコンポストに取り組めるように普及と継続支援に尽力します」と語った。
現在、台東区の燃やすごみの約1/3(令和元年度排出実態調査)を「生ごみ」が占めている。この「生ごみ」を減らすために、コンポストの推奨も行ってきたが、コンポストでできる「堆肥」について活用できる場所が少ない台東区では、この「堆肥」がコンポストを利用継続する上で、大きな課題となっていた。
この課題を解決し、循環型社会を実現するため、コンポストに関わる「専門的知識やノウハウ」を有する事業者と連携することで、生ごみ減量に取り組んでいくとしている。
・台東区内から排出される生ごみの減量の促進に関すること
・循環型ライフスタイルへの転換に向けた取組の普及・啓発等に関すること
・環境教育に関すること
台東区
循環型ライフスタイルへの転換の推進(生ごみ減量対策の普及/コンポストの利用促進)
大丸松坂屋
循環型ライフスタイルの提案(周知啓発/堆肥回収の実施)
ローカルフードサイクリング
循環型ライフスタイルの推進(生ごみ減量対策の普及/コンポストに関する技術提供など)
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