旭化成株式会社が、組織の枠や既存の常識にとらわれずに、素材技術と加工技術の新たな可能性を引き出す共創コミュニティとして「AKXY Lab」を5月25日にオープンした。幅広く企業や個人の参加を募り、サステナブルなソリューションの開発を推進していくとしている。
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旭化成株式会社が、素材技術と加工技術の新たな可能性を引き出す共創コミュニティ「AKXY Lab(アクシーラボ)」を5月25日(木)にオープンした。
ものづくりに携わるさまざまな企業や個人の参加を募り、それぞれの素材技術や加工技術を活かしたものづくりとプロトタイピングを通じて、新たな価値創造を目指す。
旭化成は2017年より“Asahi Kasei × You”という想いを込めたコンセプトカー「AKXY(アクシー)」シリーズを制作し、同社グループの自動車関連部材を活用した未来のクルマの姿を提案してきた。
2020年にはコロナ禍での外出制限で影響を受けたアプリケーションとして「靴」に着目。約3年間サプライチェーンにおけるさまざまな関係者と協業し、当社素材を活用したコンセプトシューズの制作に取り組んできた。
この活動が、素材の持つ可能性や加工技術の重要性を再認識するきっかけとなり、適用するアプリケーションの拡大や、共創活動のさらなる加速のために、幅広く企業や個人の参加を募ることとなり、開かれたコミュニティとして「AKXY Lab」がオープンすることとなった。
急激な社会変化に対応していくために、製造業では開発速度の加速が求められている。旭化成の保有する素材と技術の新たな可能性を引き出し、イノベーションを生み出すためには、共創活動を通して他社の素材や技術も取り入れることも重要だと、旭化成は考えた。
また、サーキュラーエコノミーの実現に向けては、素材の製造工程における環境負荷低減に留まらず、流通過程や使用時、廃棄方法を含め、サプライチェーン全体を俯瞰して考える必要があるということにも着目。
「AKXY Lab」は、組織の枠や既存の常識にとらわれることなく、樹脂、金属、土、繊維、木材、紙などのさまざまな素材の開発や加工に携わる人びとが集まり、自由な発想でものづくりのアイデアを生み出すためのコミュニティとなっている。
異なる知識・経験・技術・視点を持った参加者とともに、まだ活かされていない素材、まだ考えられていない用途、まだ解決されていない社会課題と向き合いながら、コミュニティで設定した開発テーマに基づくプロトタイプ制作を通じて、新しいものづくりに挑戦していくことを目指す。
旭化成グループは、社内外における連携(Connect)や「Care for People, Care for Earth」をキーワードに、多角的な事業と多様な人財の結束を促進。
新事業創出やさらなるグローバル展開およびサステナブルなソリューションの開発を推進していくとともに、顧客満足と新たな価値の創造を通じて、世界の人びとの“いのち”と“くらし”に貢献していきたいとしている。
お問い合わせ先/旭化成株式会社
https://www.asahi-kasei.com/jp/
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