北陸新幹線開業を100年に一度の地域活性化のチャンスとし、福井県では今年度採用の地域おこし協力隊としてユニークな6企画の募集を開始した。企業や団体のSDGs活動を応援する「SDGsコーディネーター」など珍しい役割も用意されている。
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福井県では、北陸新幹線開業に向けて福井県全体で盛り上げ魅力を発信しようと、今年度採用の地域おこし協力隊の募集を開始した。募るのは一挙6企画8人。
新幹線開業は100年に一度の地域活性化のチャンスとし、このチャンスに満ちたフィールドで、県とともにチャレンジしてくれる仲間を募集している。
企業や団体のSDGs活動を応援するとともに、組織やセクターを超えた連携を促し、地域の課題解決や活性化につながる新たな取り組みやビジネスを生み出していく活動を行う。
県内で活躍する若者または活躍したいと考えている若者のチャレンジを応援するとともに、若者同士、若者と企業、若者と年長者(経験者)などをマッチングすることで、福井県を若者から盛り上げていく活動を行う。
県や市町などの行政機関、まちづくり団体、民間企業等と連携しながら、県内の隊員の活動サポートや、協力隊退任後の居場所づくり、県外に向けた地域おこし協力隊の募集の情報発信を行う活動を行う。(現在1名活動中)
県内で芸術文化活動を行っている団体・個人の活動に寄り添い、日頃の活動で生じる課題の解決に向けた伴走支援を行うことで、本県の芸術文化のレベルアップを進めていただく活動を行う。
地域の国際化に向けた県民の意識向上や、県内で活動している多文化共生推進ネットワークの活性化、外国人コミュニティリーダーの支援等によって、多文化共生に取り組む個人・団体の連携促進や県内の機運をより高める活動を行う。
国の重要文化財を有し、福井が誇る大寺院である「大安禅寺」と「西福寺」がお堂建立以来の大修理を迎えており、この2つの大修理を中心に福井の文化財をPRするとともに、文化財を次世代に守り伝えるための活動を行う。
大阪会場 6月11日(日)9:30~11:30(大阪市中央公会堂 第4会議室)
名古屋会場 6月17日(土) 13:30~15:30(名古屋市公会堂 第4集会室)
東京会場 6月18日(日) 9:30~11:30(中央区日本橋公会堂 第1・2和室)
地域おこし協力隊は、都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を異動し、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこし支援や、農林水産業への従事、住民支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組のこと。隊員は各自治体の委嘱を受け、任期は概ね1年以上、3年未満となっている。
2021年度で約6,000名の隊員が全国で活動しているが、この隊員数を2026年度までに10,000人に増やすという目標を掲げており、この目標に向け、地域おこし協力隊等の強化を行うこととしている。(総務省ホームページより)
福井県では、地域おこし協力隊として失敗しないための独自の支援策を用意している。
さまざまな分野の地域づくりを経験した福井県地域おこしマネージャーが、県内の隊員のもとを駆け巡り、活動を全力でサポート。活動中はもちろんのこと、卒業後の進路まで応援する。
福井県内では、地域おこし協力隊を退任したOB・OGが、現役隊員の活動や地域づくりを応援する団体を設立。実際に地域おこし協力隊を経験した先輩隊員への相談体制も充実している。
隊員同士が連携して新たな活動に取り組む「連携事業」を、活動経費とは別に県が支援する。一人では実現できない企画も他の隊員と協力することで、活動の幅を広げることが可能となる。
概ね3年間の任期終了後も引き続き福井県内に定住し、地域づくり活動を行う方に最大100万円の定着支援金を交付。福井県は、退任後も引き続き地域のために活動する人を応援する。
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