ツバキスタイル株式会社と株式会社グラセルが共同で設立した株式会社BEAUTYCLEは、化粧品、トイレタリー容器の水平リサイクルプログラムの本格稼働に合わせ「BEAUTYCLE佐賀工場」を5月11日に竣工した。今後、提携先企業様とともにリサイクル事業を本格化させていく。
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フレークライン(使用済み容器の洗浄、粉砕、フレーク化)
化粧品容器製造販売事業を展開するツバキスタイル株式会社と、容器大手の株式会社グラセルが共同で設立した株式会社BEAUTYCLE(ビューティクル)は、化粧品、トイレタリー容器の全く新しい循環型リサイクルシステムの構築および取組みを2022年4月より開始している。
その取組み遂行に向け、佐賀県神埼市に「BEAUTYCLE佐賀工場」を5月11日(木)に竣工した。
BEAUTYCLEは使用済みのプラスチック容器を回収し、新品のボトルに生まれ変わらせる「ボトルtoボトル」を中心とした取組みを行なっており、同分野において、これまで飲料に使用されるペットボトルのリサイクルシステムは確立されていたが、化粧品、トイレタリー製品における同取組みは業界で初めての試みとなる。(同社2023年4月調べ)
すでにボトル回収に関する取組みは進めてきたが、工場稼働に伴い、今後、化粧品、トイレタリー製品を取り扱う提携先企業様とともにリサイクル事業を本格化させていく。
ペレットライン(フレークの再樹脂化)
BEAUTYCLEが水平リサイクルプログラムを本格的にスタートさせた背景には資源、環境問題の課題解決に向けた世界的なトレンドがある。
近年のプラスチック廃棄物処理問題に加え、海洋ごみ問題なども年々深刻化されるなか、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするという目標を掲げており、日本においては、「プラスチック資源循環促進法」が2022年4月に施行された。
ツバキスタイルは、早い段階からSDGsの理念に合致した環境対策容器、具体的には「再生PET」や「バイオマスPET、PE」を導入した容器の製造、販売に注力し、環境対策樹脂の使用量は化粧品業界でも最大規模におよぶ。
しかし、こうした容器も最終的には捨てられたり、燃やされたりする事は否定できない事から、回収から容器製造までを一貫して行える仕組みの構築に着手してきた。
「化粧品を使用することで、髪をキレイにする、肌をキレイにすることができる一方、その商品の容器で地球を汚すことはいけない、という発想がBEAUTYCLEの事業につながっています。今回、初めて「成型する」ことにも着目した工場が竣工します。この工場竣工に伴い、より付加価値を高めたリサイクルプログラムを遂行していきます」
「昨今、SDGsの概念が不可欠となり、プラスチック業界における環境対応も今後重要となってきます。今回、業界初の循環型プログラムを踏襲した工場を竣工でき、プラスチック業界において何ができるか、その答えがBEAUTYCLEの取組にあると考えています。今回の取組を成功させ、今後の日本におけるSDGsの取組にも貢献していきます」
お問い合わせ先/株式会社BEAUTYCLE
https://tsubakistyle.co.jp/beautycle
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