造船古材をアップサイクル　３社共同プロジェクト「瀬戸内造船家具」始動

瀬戸内に位置する造船の町、愛媛県今治市から古材を家具にアップサイクルする「瀬戸内造船家具」プロジェクトが始動した。これまで何万トンと廃棄、焼却処分されてきた造船古材が、その風合いを魅力に変えて新しく生まれ変わっている。地場産業を起点に、循環型社会への貢献を目指す取り組みだ。

ELEMINIST Press

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2020.06.29

循環型社会への貢献目指す「瀬戸内造船家具」

株式会社オズマピーアール、浅川造船株式会社、ConTennaの３社は、使用済み木材を活用してオリジナルの家具を製造・販売する「瀬戸内造船家具プロジェクト」を開始した。浅川造船がケミカルタンカーの建造でこれまで廃棄・焼却処分していた木材、主に足場板を活用したプロジェクトだ。

愛媛県今治市は瀬戸内に位置する日本を代表する造船の町。世界を往来する船をつくるこの町では、これまで何千、何万トンという造船古材が廃棄されてきた。プロジェクトでは古材特有の風合いを活かし、「瀬戸内造船家具」という新しい役割を与えて社会に流通させることで、地場産業を起点とした循環型社会への貢献を目指す。