国際的な森林認証制度FSCの普及啓発を行うFSCジャパンが、全国の中高生からFSCマークを普及するためのアイデアを募集する「FSC®️アワード」のエントリー受付を12月1日より開始した。最優秀賞を受賞した中高生は、FSCジュニア・アンバサダーに任命される。
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森林保全につながるFSCマークの製品を選ぶというアクションを、より多くの人に知ってもらうためのアワード「第4回FSC®️アワード」のエントリー受付が12月1日から開始されている。主催するのは、国際的な森林認証制度FSC(Forest Stewardship Council®)の普及啓発を行うFSCジャパン(特定非営利活動法人 日本森林管理協議会)。全国の中高生(中学1年生〜高校2年生まで)からFSCマークを普及するためのアイデアを2023年3月31日まで募集している。
今回で第4回を迎えるFSCアワー ドは、世界的に見ても森林資源の消費大国である日本において、森林保全につながるFSCマークの製品を選ぶというアクションを、より多くの人に知ってもらうことを目的としており、これまでも環境・社会問題に関心のある多くの中高生が参加。中高生らしい柔軟で豊かな発想によるさまざまなアイデアが寄せられてきた。
また、同アワードは、未来を担う中高生を応援する関係省庁、関係団体、FSCマークの普及に貢献している企業の支援によって開催されている。協賛企業には、イオン株式会社や花王株式会社、株式会社セブン&アイ・ホールディングス、明治ホールディングス株式会社など大手企業が名を連ねている。
最優秀賞を受賞した中高生は、FSCジュニア・アンバサダーに任命され、受賞作品の実現化や、各種メディアを通した広報活動など、幅広くFSCマークの普及に向けてFSCジャパンと一緒に活動していく。
今回の応募テーマは“もしも、貴方が FSCジュニア・アンバサダーになったら、FSCマークの普及のためにできるアクションは?”だ。中高生ならではの発想力や創造力を駆使した作品の応募が期待されている。
FSC(Forest Stewardship Council, 森林管理協議会)は、環境保全の面から見て適切で、社会的な利益にかない、 経済的にも継続可能な森林管理の普及を目的に、環境団体、林業者、林産物取引企業、先住民団体などを中心に、1994年に設立された独立した非営利団体だ。
現在世界の2億ヘクタール以上の森林と50,000以上の組織が、FSCの規格に基づき認証されている。FSCジャパンはFSC国際事務局から正式に承認された、日本の窓口となる組織で、日本国内におけるFSC森林認証の普及や、国内を対象とした規格の検討と作成を行っている。
FSCの定めた基準をもとに、適切に管理されていると認められた森林から生産された木材や 回収材等の責任をもって調達された原材料から生産された製品には、FSCマークがつけられる。 FSCマークがついた製品を使うことで、世界の森林保全につながるのだ。
お問い合わせ先/FSCジャパン
https://jp.fsc.org/jp-ja
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