グッチ、サンローランを擁する「ケリング」、エマ・ワトソンらが取締役に就任

グッチ、サンローラン、バレンシアガなどのブランドを擁するグループ「KERING(ケリング)」は、6月16日の定時株主総会において、ジーン・リウ氏、ティージャン・ティアム氏、エマ・ワトソン氏の3名を取締役として承認。ワトソン氏はサステナビリティ委員のチェアにも任命されている。

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2020.06.26
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エマ・ワトソンら3名が「ケリング」新取締役に

新取締役となった3人の顔写真

Photo by ©Carter Bowman(エマ・ワトソン写真)

左から ジーン・リウ氏、ティージャン・ティアム氏、エマ・ワトソン氏

グッチ、サンローラン、バレンシアガなどのブランドを擁するグループ「KERING(ケリング)」は、6月16日の定時株主総会において、ジーン・リウ氏、ティージャン・ティアム氏、エマ・ワトソン氏の3名を取締役として承認した。

ワトソン氏は、サステナビリティ委員のチェア(議長)として、またティアム氏は監査委員会のチェアとしても任命されている。

会長兼最高経営責任者(CEO)を務めるフランソワ・アンリ・ピノー氏は「彼らの知見や能力、そしてさまざまなバックグランドや視点はケリングの取締役会にとって貴重な付加価値となります」とコメントしている。

ケリングの取締役会は、ケリングの方向性、目標、業績を決定、評価するとともにその実行を確実にするため、少なくとも年に4回開催される。3名の豊富な経験とスキルセットは、ケリング・グループを補完する資産となり、取締役会の質を高め、グループの戦略的方向性を定義づける上で恩恵をもたらすだろう。

取締役に就任した3名とケリングについて

ジーン・リウ氏

コンピューターサイエンスの分野で北京大学で学士号、ハーバード大学で修士号を取得。現在は中国版「DiDi」を運営する「滴滴出行」の社長を務め、交通分野における移動性や、環境、雇用など世界が抱える諸課題に取り組んでいる。

女性のエンパワーメントも推進しており、女性を対象とした人材開発プログラムも展開。2016年から2019年まで、フォーチュン誌の「世界で最もパワフルな女性100名」にリストアップされている。

ティージャン・ティアム氏

エコール・ポリテクニークとパリ国立高等鉱業学校を卒業し、ウォーリック大学から名誉法学博士号を授与されている。祖国のコートジボワール共和国では、閣僚や国立技術研究開発公社のCEO、世界銀行IMFのコートジボワール代表を務めた経験を持つ。

世界経済フォーラムの「次世代のグローバル・リーダー」に選ばれたほか、タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれている。

エマ・ワトソン氏

「ハリー・ポッター」シリーズで注目を集めたイギリス人の俳優であり活動家。ブラウン大学で英文学の学位を取得し「UN WOMEN 親善大使」に任命され、男女平等の推進に男性を巻き込むことを目指したイニシアチブ「HeForShe」を立ち上げた。

この活動における働きが認められ、2015年にタイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれている。

また、ワトソン氏はサステナブルなファッションを推進する先駆者でもあり、アパレルブランドのサステナビリティに関する評価を消費者が調べられるアプリ「Good On You」のサポーターとなっている。2018年には、オーストラリア版VOGUE誌のゲストエディターを務め、持続可能な開発や責任ある消費に関する特集を手がけた。

ケリングについて

ケリングは、ファッション、レザーグッズ、ジュエリー、ウォッチ製品を扱うメゾン、およびケリングアイウエアを要するグローバル・ラグジュアリー・グループ。傘下のブランドは、グッチ、サンローラン、ボッテガ・ヴェネタ、バレンシアガ、アレキサンダー・マックイーン、ブシュロンなど、世界中で知られるブランドが名を連ねる。

サステナブルで責任のある方法により未来のラグジュアリーを築きながら、各ブランドがそれぞれの創造性を自由に表現することを可能にし、その信念が「イマジネーションをその先へ(Empowering Imagination)」というケリングのシグネチャーに込められている。

問い合わせ先/ケリング ジャパン
https://www.kering.com/jp/

※掲載している情報は、2020年6月26日時点のものです。

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