ボタニカルライフスタイルブランド「BOTANIST」が、12月11日の国際山岳デーに合わせ「BOTANISTの森」の活動報告を動画にて行った。子どもに向けた森林環境教育や植林活動などの活動を動画にまとめ、SNSキャンペーンも行っている。
ELEMINIST Press
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株式会社I-neが展開するボタニカルライフスタイルブランド「BOTANIST(ボタニスト)」が、12月11日の国際山岳デーに合わせ、未来に向けて機能する森づくりに取り組んでいる「BOTANISTの森」の活動報告を行った。
BOTANISTは、森林保全団体more treesと美幌町役場とともに、北海道美幌町立旭小学校での森林環境教育を開始。そして今回、新しい取り組みである森林環境教育や植林活動など「BOTANISTの森」の活動を動画にまとめた。
北海道美幌町にある「BOTANISTの森」での活動や、森づくりに欠かせない、森の循環を考えるなかでの大事な視点である「流域」や「森の多様性」に加え、新たな取り組みである「森林環境教育」にフィーチャーしている。
さらに、廃棄予定の植物の草や花などといったロスグリーンを使用したアロマワックスバーが合計100名に当たるSNSキャンペーンを12月1日(木)より開始している。
BOTANISTの公式Twitterをフォローし、該当のキャンペーンツイートから、正解だと思うものを選んで応募ツイートを行うことで応募が完了。
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12月11日までクリスマスキャンペーンとして対象となる、WEB限定のクリスマスセットを購入すると、数量限定でアロマワックスバーがプレゼントされるキャンペーンも行っている。
この世界にさまざまな恵みを与えている植物。日本は国土の約7割が森林に覆われた森林大国だ。一方で、森林面積の約4割を占める人工林の多くが戦後、主に木材生産のために植林されたスギ、ヒノキ、カラマツなど針葉樹の単一な森となっている。
このような単一種の人工林が増えた結果、森のバランスが崩れ、森の多様性が失われているのだ。単一な樹種の森には、病害虫が拡大しやすく、自然災害の防止機能が最大限発揮されないといった「環境面でのリスク」と、特定の樹種の木材価格が下落した場合に経済的に大きなダメージを受けるといった「経済面でのリスク」がある。
そのため、植林後に有効活用されずに放置されている針葉樹の単一な森を、単一樹種のみでなくさまざまな樹種を混在させた森林に更新していくことが求められている。「BOTANISTの森」では、伐採跡地に白樺をメインにしつつも、その土地に適したさまざまな樹種を植林することで、多様性のある森に戻すための活動に取り組んでいる。
植物の恵みを享受しているBOTANISTだからこそ、植物の保全を通し、植物と人がいつまでもともに生きられるような地球環境の持続を目指したいとしている。
BOTANISTは森林保全団体more treesを通じて、2017年より売上の一部を「多様性のある森づくり」の活動のために活用している。2021年からは、北海道美幌町で「BOTANISTの森」づくりを始動。
伐採跡地にボタニストのスタンダードラインのシャンプー・トリートメントにも使用している白樺を含め、複数の樹種の植林を行うことで、多様性のある森に戻す活動を行っている。
2021年に植林した1,000本の樹高は約75~189cmとなり、生育のいいものでは1年で50cm程度生長。2022年は白樺2,000本、ミズナラ4,000本の合計6,000本の植林を行い、BOTANISTの森の植林は3ヘクタール(30,000㎡)となった。
そして、新たな取り組みとして、BOTANISTと more trees、美幌町役場と協働で、BOTANISTの森と同じく美幌町にある旭小学校にて「森林環境教育」を開始。 子どもたちへ自然に触れる機会を提供し、ともに森の多様性を守っていくことを目的にしている。
今回の活動では、 BOTANISTのブランドチームが実際に美幌町の森を訪れ、一つ一つ集めた広葉樹の種を旭小学校の1年生へ届けた。そして、実際に森で集めたさまざまな種を手にした子どもたちと、その種の種類や特長などを話し合った。
種を受け取った子どもたちは「これは何の種?初めてみた!」「この種可愛い!芽が出るのが楽しみ。」と話し、自然を見て、触って楽しんだ。今後、子どもたちはこの種をBOTANISTの森へ植林するための苗として育てていく。
東京農業大学 自然資源経営学科 小川繁幸准教授は次のように述べている。「多様性のある森というと、一般的に色んな動植物がその森にある、生態系が豊かな森をイメージされると思います。
それは間違ってない考え方ですが、多様性という視点で『森の使い方』も大事だと考えています。今の森は、木材を獲得する場所としか見ていないように感じますが、森は我々に遊ぶ場所や、洪水が起きないように水を保持したり、色んな価値を提供してくれています。
我々はいま一度、森が木材を採る場所であるだけではなく、森の循環的な形成を体験できるような場所や、子どもたちに森の豊かさや環境の素晴らしさを伝える環境教育の場としてなど、森の使い方の多様性も考えると、本来の多様な森が実現されるのではないかと考えています。」(一部抜粋)
北海道 水産林務部 森林環境局 寺田宏局長は次のようにコメントを寄せている「『森林環境教育』や『木育』とは、木を育て、木に育てられるという考え方です。子どもの頃からまず木に触れることで、色んな疑問が出てきます。
そういった木や自然の不思議を学習していくと、どうやったら自然を守れるんだろう、どんな生き物がいるんだろうと、子ども自ら主体的に考えられるような気付きが身に付けられると思います」(一部抜粋)
お問い合わせ先/BOTANIST
https://botanistofficial.com/shop/default.aspx
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