ミズノは、商品ライフサイクルから排出されるCO2を初めてオフセットするランニングシューズ「WAVE NEO COLLECTION」を9月15日より販売している。米国・National Forest Foundationと協力し約10万本の植林を実施した。
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ミズノは、商品ライフサイクル(原材料調達~製造~輸送・販売~使用~廃棄)から排出されるCO2を初めてオフセットするランニングシューズ「WAVE NEO COLLECTION(ウエーブネオコレクション)」を全国のミズノ品取扱店および海外において9月15日より販売している。
ミズノは、持続可能な社会の構築に向けて「2050年 カーボンニュートラル」の実現を目指している。その取り組みの中で、これまでに開発した、フルマラソンにも使用可能なパフォーマンスランニングシューズの機能をそのままに、環境への負荷を低減するシューズを生み出すことを目指して「WAVE NEO COLLECTION」の「WAVE NEO WIND(ウエーブネオ ウインド)」「WAVE NEO ULTRA(ウエーブネオ ウルトラ)」 を企画・開発した。
これらのシューズは、原材料にリサイクルポリエステルや植物由来材料など、環境に配慮した素材を使用することでCO2排出量を抑制し、またアッパーニット材料を無染色とすることで水資源を保全し、環境負荷を低減している。
さらに、これらのシューズの商品ライフサイクルにおいて排出されるCO2を吸収することを目的として、米国・National Forest Foundation(米国森林基金)と協力。
米国連邦議会によって設立されたNational Forest Foundation(米国森林基金・以下NFF)は「国有林と草原を回復し、強化するために人々を結集する」という目的を掲げており、植林を含めた森林再生活動や募金活動、教育、コラボレーションの推進などを行いながら、森林再生活動については2025年までに5,000万本の植林を実施することを目指している。
こうした森林再生活動に長い歴史を持つNFFと連携し、米国子会社ミズノUSAが所在するジョージア州チャタフーチにおいて、ロングパインツリー約10万本の植林を2022年1月から2月に実施した。
これらの樹木は、今後90年近い歳月にわたり、大気中のCO2を吸収し続ける。これにより、今期全世界で販売される「WAVE NEO COLLECTION」の商品ライフサイクルにおけるCO2排出量を植林によるCO2吸収量で埋め合わせ、ミズノ史上初めてCO2をオフセットする商品となった。
なお、商品ライフサイクルにおけるCO2排出量と植林によるCO2吸収量に関しては、認証機関DNVビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社による第三者検証を受けている。グローバルでの販売目標は5万足、国内販売目標は3,000足としている(数字はともに発売から1年間)。
ミズノは持続可能な社会の実現に向けて挑戦を続け、いつまでもスポーツが楽しめる豊かな地球環境を守り、次世代に引き継ぐことを目指す。
「WAVE NEO COLLECTION」は、ミズノが掲げる「2050年 カーボンニュートラルの実現」に向けて、「環境負荷を低減しつつも、パフォーマンスブランドとして高機能なランニングシューズを世に送り出したい」という強い思いから生み出された。
リサイクルポリエステルや藻類含む植物由来材料など環境負荷の低い素材を使用することで、一般的な材料を使用した場合と比べ、アッパーとソール原材料のCO2排出量を「WAVE NEO WIND」は約20%削減、「WAVE NEO ULTRA」は約10%削減している。
これは、同デザインで一般的な原材料(ポリエステル、石油由来ソール素材、通常染色の編み物)で製造した場合と比較したもので、ミズノによれば、原材料調達~商品廃棄の商品ライフサイクルにおけるCO2排出量において、アッパー、ソールの原材料が占める割合は50%以上だとしている。
アッパーニット材料を無染色としたことと合わせ、「WAVE NEO COLLECTION」は、ミズノのランニングシューズ史上もっとも環境負荷を低減したシューズとなった。
「WAVE NEO WIND」は、環境問題に関心が高く、かつランニング時に推進力を感じる走り心地を求めるランニング初心者から上級者までをターゲットとしている。クッション性と安定性の両立を実現するミズノの基幹機能『ミズノウエーブ』 や、ミズノ独自開発の高反発ソール素材『ミズノエナジー』を搭載。
またアウトソールには軽量かつグリップ性の高い『G3ソール』を採用しており、高いクッション性と反発性、軽量性を追求し、ソールに搭載している『ウエーブプレート』にはPebax® Rnew®(ぺバックスアールニュー)というひまし油を原料とする植物由来の素材を採用している。
「WAVE NEO ULTRA」は、環境問題に関心が高く、かつランニング時に柔らかさを感じる走り心地を好むランニング初心者から中級者をターゲットにしている。ミズノの基幹機能『ミズノウエーブ』を搭載し、アウトソールには軽量かつグリップ性の高い『G3ソール』を採用。
ミッドソール部にはミズノ独自開発の高反発ソール素材『ミズノエナジー』3タイプを初めて組み合わせて搭載しており、また踵部のソールの厚さを39㎜とすることで、これまでにないクッション性を追求している。
ミズノは、2050年にミズノグループの企業活動において温室効果ガスの排出を実質ゼロとするカーボンニュートラルの実現を目指している。カーボンニュートラル実現に向けて、製造工程の革新や再生可能エネルギーの活用等の取り組みを強化し、あわせてリサイクルの推進、廃棄物の削減や水の効率的な利用など環境に配慮した取り組みを進めている。
世界的に地球環境問題が注目されはじめた1991年、業界に先駆けミズノ独自の環境保全活動「Crew21プロジェクト」を開始。このプロジェクトは「"宇宙船地球号"の乗組員としての役割を担い、資源と環境の保全活動を実施していく」という思いを込めて名付けられた。
プロジェクト開始以来、資源の有効活用や温室効果ガスの排出量削減、製品企画における環境に配慮された素材や製造工程の採用などの取り組みを約30年間続けている。
2021年度からはプロジェクトの活動領域を環境保全活動だけでなく社会的、経済的な領域も包含したサステナビリティ全般のプロジェクトとして活動を推進しており、また、名称を「MIZUNO CREW 21(ミズノクルーニジュウイチ)」とし、ロゴを刷新した。
ミズノ社長は次のようにコメントを寄せている。「近年、以前は見られなかったような自然環境の激しい変化が世界各地で発生しています。世界中の人々が安心して生活し、生き生きとスポーツができる環境を守りたいと我々は考えています。
ミズノは、1990年代から約30年にわたり環境保全の取り組みを進めており、我々のモノづくりは常に機能性の追求と環境負荷の低減に意識が向けられていました。このたび発売する「WAVE NEO COLLECTION」は、フルマラソンにも使用可能な高い機能性を持つと同時に、ミズノ史上もっとも環境負荷の低いランニングシューズとなりました。
そして商品ライフサイクルにおいて排出されるCO₂をNFFを通じた植林活動により、オフセットします。ミズノとして初めてCO₂オフセットを図る商品群となります。これは我々が掲げる『2050年 カーボンニュートラル』の実現に向けた一歩となります。これからも挑戦を続け、豊かな地球環境を次の世代に引き継ぎたいと考えています」
ミズノ
WAVE NEO WIND
22,000円
※2022.10.07現在の価格です。
ミズノ
WAVE NEO ULTRA
24,200円
※2022.10.07現在の価格です。
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