食体験を起点に野性を呼び覚ます「The primitive」始動 第一弾は「森とジビエ 〜縄文時代の食に原点を視る〜」

鹿の丸焼きをする三上氏

ELEMINIST含む共催4社が「食べる」という原始的行為のデザインを起点に、私たち自身のなかに眠る野生を呼び覚ましていくプロジェクト「The primitive」を始動した。第一弾として10月1日から2日にかけて、TINY GARDEN 蓼科でフィールドワークを開催する。

ELEMINIST Press

最新ニュース配信(毎日更新)

サステナブルに関わる国内外のニュース、ブランド紹介、イベントや製品発売などの最新情報をお届けします。

2022.09.22
ACTION
編集部オリジナル

知識をもって体験することで地球を変える|ELEMINIST Followersのビーチクリーンレポート

Promotion

原始的行為「食べる」から野生を呼び覚ましていくプロジェクト「The primitive」

森の中の鹿

ELEMINISTと一般社団法人おいしい未来研究所含む共催4社が「unleash the wild 〜野生を解き放て〜」をコンセプトに「食べる」という原始的行為のデザインを起点に私たち自身のなかに眠る野生を呼び覚ましていくプロジェクト「The primitive」を始動する。
プロジェクト第一弾として、2022年10月1日(土)・2日(日)、「森とジビエ〜縄文時代の食に原点を視る〜」をテーマに長野にある「TINY GARDEN 蓼科」にて一泊二日のフィールドワークを開催。

※宿泊参加は12,650円〜31,500円(税込)
※日帰り参加は10,000円(税込)
※申し込みの締め切りは2022年9月25日(日)まで

現代社会が直面する課題に対し、人間の原始的行為である「食べる」ことから捉えることで、地球の自然が織りなす生態系とつながりながら本質に向かえるのではないか。この仮説を野生に働きかける食体験を創出することを通じて探求していくとしている。

イベント第一弾のフィールドワーク、テーマは「森とジビエ」

森の中の鹿

プロジェクトの第一弾として開催されるのは一泊二日のフィールドワーク。「森とジビエ 〜縄文時代の食に原点を視る〜」をテーマに長野にある「TINY GARDEN 蓼科」で「一般社団法人おいしい未来研究所」と「ELEMINIST」、空間・体感のデザインチーム「FIG」との共同開催によって開かれる。

私たちの暮らしの根源である森とともに生きるために、人は狩猟やジビエを「食べる」という行為とどう向き合うべきなのか。このひとつの問いに向き合うなかで生まれた企画だ。

そもそも、採集、漁撈、狩猟が中心であった縄文時代を生きた人々にとって「食べる」ことは、どんな意味を持っていたのか。「食べる」という行為を通じて、動物・社会・自然とどう向き合ってきたのか。火の活用をはじめとした縄文時代の暮らしに思いを馳せることで、人類の普遍的心性に触れ、現代を生きていく私たちの「食べる」という行為のあり方を見つめ直しその可能性を見出すことが狙いだ。

縄文時代から盛えた長野県茅野市、蓼科にあるキャンプ場で、古代の人間性を探究する方々をゲストに迎え、鹿を丸焼きする焚き火を囲み "いのち”をいただく。

※宿泊参加は12,650円〜31,500円(税込)
※日帰り参加は10,000円(税込)
※申し込みの締め切りは2022年9月25日(日)まで

焚き火を囲んだ食体験、トークライブ、サウンドバス 古代の人間性を探求するゲストを迎え開催

焚き火を囲みいただく”いのち”「鹿の丸焼き×野菜のパエリア」

料理をするのは、“旅する料理人”三上奈緒氏。近隣で捕獲された鹿を原始的に石を並べ焚き火で料理し、半径30km圏内の生産者による食材を使ったパエリアとともに振る舞う。100人で鹿を丸焼きする焚き火を囲み、全身で”いのちの繋がり”を感じながらいただく。

“旅する料理人”三上奈緒氏

三上奈緒氏 旅する料理人

https://www.naomikami.com/
「顔の見える食卓作り」をテーマに、食を通じて全国各地の風土や生産者の魅力を繋ぎ、発信する旅する料理人。焚き火を囲み、自然の恵みを料理して、一つの食卓を作る喜びを。食卓から未来を想像する Around the fire プロジェクトや子どもたちへの食教育として、Edible schoolyard japanのchef teacherも行っている。

TALK LIVE 「縄文時代の”食”に人の原点を視る」

トークライブ「縄文時代の“食”に人の原点を視る」でゲストに迎えられるのは、人類学社の竹倉史人氏。採集、漁ろう、狩猟が中心だった縄文時代を生きた人々にとって「食べる」ことは、どのような意味を持っていたのか。「食べる」という行為を通じて、動物・社会・自然とどう向き合ってきたのか。

火の活用をはじめとした縄文時代の暮らしに思いを馳せることで、人類の普遍的心性に触れ、現代を生きていく私たちの「食べる」という行為のあり方を見つめ直す。モデレーターは、縄文探求家で編集者の力石亜衣梨氏が務める。

竹倉史人 人類学者

竹倉史人氏 人類学者

https://www.dogulab.tokyo/
独立研究者として大学講師の他、講演や執筆活動などを行う。武蔵野美術大学映像学科を中退後、東京大学文学部宗教学・宗教史学科卒業。東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻博士課程満期退学。人類の普遍的心性を探求すべく世界各地の神話や儀礼を渉猟する過程で、縄文土偶の研究に着手。サントリー学芸賞・みうらじゅん賞受賞。著書に、『土偶を読む』(晶文社、2021)、『輪廻転生―〈私〉をつなぐ生まれ変わりの物語』(講談社現代新書、2015)など。

長野・蓼科の大自然に全身を委ねるサウンドバス(音浴)と声のワーク

サウンドバス(温浴)と声のワーク

さらに「蓼科の大自然に全身を委ねるサウンドバス(温浴)と声のワーク」をサウンドセラピストのHIKOKONAMI氏が開催。サウンドバスとは、心と身体を癒すために、穏やかでありながら強力な治療的・修復的プロセスを誘うためにさまざまな倍音を持つ音を使用する深い没入型の全身リスニング体験。

蓼科の大自然に身を委ね、音に耳を澄まし、五感を開いていく。また声のワークでは、声を出しながら自分自身の身体やその日集めた自然のものを使い、音を出していく。音を通じて一体感や解放感を感じ、即興的に起こる自然のリズムに自由にメロディを乗せて、参加者自身がオーケストラになる。

HIKOKONAMI氏 サウンドセラピスト

HIKOKONAMI氏 サウンドセラピスト

https://www.instagram.com/hikokonami/
幼少期から仏教の教えを受けて育ち、2005年に渡米。NY大学でボランティアとして音楽療法に携わったことを機に教育、実践、ヒーリングの観点から音楽を学び直す。New York Open Center 『Sound and Music Institute』にてサウンドヒーリングを体系的に学び、NYを中心にサウンドセラピストとして活動。 2019年に拠点を日本へ移し、サウンドバス、 マインドフルネス、インナーサスティナビリティをテーマにした講義の提供や商品プロデュース、アートプロジェクトを担当。日本の伝統文化や芸能、民俗学的な観点から日本独自の精神性を研究。大阪芸術大学にてクラス担当。

第一弾フィールドワーク「森とジビエ」 イベント概要と申し込み方法

「森とジビエ〜縄文時代の食文化に原点を視る〜」

詳細

参加人数:限定100名 タイムスケジュール: <1日目> 15:00:チェックイン 16:00:会場集合、オリエンテーショントーク 16:30:自然に全身を委ねるサウンドバス(音浴)と声のワーク 17:30:100人で焚き火を囲みいただく”いのち”「鹿の丸焼き×野菜のパエリア」 18:30:TALK LIVE 「縄文時代の”食”に人の原点を視る」 20:00:1日目 終了 <2日目> 7:30:朝食 10:00:チェックアウト、2日目 終了 参加方法: 宿泊込みの参加と、日帰りの参加の2種類があります。日帰り参加は、10,000円(税込)。宿泊込みの場合は、宿泊する部屋によって値段が変動し、12,650円〜31,500円(税込)。各種体験には、いずれも参加することができます。

会場

TINY GARDEN 蓼科

住所

〒391-0301 長野県茅野市北山8606-1

開催日時

2022年10月1日 15:00 〜 2022年10月2日 10:00

開催予定状況

予定通り開催

主催者

一般社団法人おいしい未来研究所、TINY GARDEN 蓼科(株式会社アーバンリサーチ)、ELEMINIST、FIGの4社共催

・要事前申込(締め切り:2022年9月25日) ・コロナウイルス感染拡大防止策として、キャンプエリアでの屋外開催、参加人数を制限して開催をいたします。 ・お皿や箸スプーンなどカトラリーは各自でご持参ください。 ・食事の際の飲み物は持ち込み可能です。 ・雨天決行、荒天中止となります。 ・夜間は15℃前後になることがありますので、暖かい格好でお越しください。 ・客室:Lodgeはホテルタイプ、CabinおよびCampはキャンプスタイルの宿泊となります。

※宿泊参加は12,650円〜31,500円(税込)
※日帰り参加は10,000円(税込)
※申し込みの締め切りは2022年9月25日(日)まで

TINY GARDEN 蓼科

「TINY GARDEN 蓼科」は新宿から車か電車で2時間半。八ヶ岳の麓、蓼科湖畔に佇むキャンプ場。白樺の木々に囲まれた小さな庭には、キャンプ・ロッジ・キャビンの3つのスタイルの宿泊施設、多様な過ごし方を提案するワークステーション施設とともにスタートしたアウトドアウェアブランド「EKAL(エカル)」のショップ、地元食材を活かしたメニューが並ぶカフェが併設されている。

お問い合わせ先/一般社団法人おいしい未来研究所
https://oishii-mirai.com

宿泊に関するお問合わせ/TINY GARDEN 蓼科 -Camp,Lodge&Cabins-
http://www.urban-research.co.jp/special/tinygarden/

※掲載している情報は、2022年9月22日時点のものです。

    Read More

    Latest Articles

    ELEMINIST Recommends