テクノロジーの力でファッション業界をサステナブルに「Made by ZOZO」受注販売で大量生産・廃棄の課題解決に貢献

株式会社ZOZOは、ファッションブランドの在庫リスクゼロを目指す、生産支援プラットフォーム「Made by ZOZO」による受注販売を9月1日よりZOZOTOWNにて開始。第一弾として株式会社ユナイテッドアローズの「info.BEAUTY&YOUTH」の商品を販売開始した。

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2022.09.06
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生産支援プラットフォーム「Made by ZOZO」第一弾はユナイテッドアローズ

Made by ZOZOのイメージビジュアル

Photo by ZOZO

ファッションEC「ZOZO」を運営する株式会社ZOZOは、ファッションブランドの在庫リスクゼロを目指す、生産支援プラットフォーム「Made by ZOZO(メイドバイゾゾ)」による受注販売を9月1日よりZOZOTOWNにて開始した。

第一弾として、同日より株式会社ユナイテッドアローズの「info.BEAUTY&YOUTH」の商品を販売開始し、今後は株式会社TSIの「nano・universe」、株式会社シップスの「SHIPS」など計50型以上の受注販売を順次販売開始し、対応ブランドや型数を拡大していく予定だ。

参加するブランドの各社はこの取り組みに期待するコメントを寄せており、第一弾の参加となる株式会社ユナイテッドアローズのメンズ商品本部 BY部 部長の尾澤聡氏は次のようにコメントしている。

「出店する『info. BEAUTY&YOUTH』では、在庫リスクを伴わない利点を活かし、カラーやサイズ展開などテストマーケティングの観点や、お客様にお時間を頂戴するものの、ほしいと思っていただいた商品を欠品なくお届けできる仕組みにて新たなお客様満足に注目しています」。

ブランドの在庫リスクを低減 「データとノウハウ」活かし商品企画の提案も

Made by ZOZOのロゴ

Photo by ZOZO

環境省によると、国内におけるアパレル供給量は年々増加する一方で、市場規模は縮小傾向にあることなどから、大量生産・大量廃棄の拡大傾向が懸念されている。また。常に余剰在庫を抱えるビジネスモデルへの課題も指摘されている。

株式会社ZOZOは、年間購入者数1,060万人を超えるZOZOTOWNが持つ膨大なファッション関連データや、プライベートブランド事業のノウハウを活用した「マルチサイズ」などのサービス、D2C事業等を通じて培った生産に関わる知見やノウハウを有している。

それらを活用し、これまでファッションECとして担ってきた「販売」に加え、さらに上流の「生産」の支援に踏み込むことでファッション業界の課題解決に貢献したいと考え「Made by ZOZO」が始動した。

「Made by ZOZO」では、所有するデータやノウハウに基づきブランドに商品企画を提案する。また、これまで手作業で行っていた工場での作業をデジタル化し、複数の異なるデザインの商品を同時並行で生産可能にする独自システムを開発することで、最低1着から生産を行い、商品を受注してから最短10日で発送することを可能にした。

Made by ZOZOの仕組み

Photo by ZOZO

これまでは季節ごとに一定量をまとめて生産する方法が一般的だったが「Made by ZOZO」ではZOZOTOWN上で商品を受注した後に生産工程に入るため、ブランドは在庫リスクゼロ、すなわち過剰在庫による売れ残りリスクゼロで販売でき、商品のバリエーションを豊富に揃えることが可能になる。

さらに、ブランドからの要望に応じて「Made by ZOZO」を通じて得たデータを活用し、ブランド実店舗や自社ECなど、ZOZOTOWN以外の販売チャネル向けに適正な生産量を提案するなど、ブランド自社内における在庫リスク低減も併せてサポートしていく。

これにより消費者は、目当ての商品の完売による買い逃しがなくなるほか、受注生産商品を購入の選択肢のひとつとして選んでもらうことでサステナブルファッションを日常生活に気軽に取り入れることができる。

株式会社ZOZOは、経営戦略「MORE FASHION × FASHION TECH 〜 ワクワクできる『似合う』を届ける 〜 」を推進する戦略の3本柱のひとつとして「生産支援に踏み込む」を掲げている。

「Made by ZOZO」の取り組みに共感するブランドとともに、テクノロジーの力でファッション業界の仕組みをサステナブルなものにアップデートするために取り組んでいきたいとしている。

お問い合わせ先/株式会社ZOZO
https://zozo.jp/

※掲載している情報は、2022年9月6日時点のものです。

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