「RHC ロンハーマン」2022年秋冬シーズンに始まるサステナブルな取り組み“きらめく星空の下のカリフォルニア”

Christy Dawnのドレスを着た女性

Photo by Christy Dawn

RHC Ron Herman Womanはこの秋、RHC ロンハーマンと縁のあるデザイナーたちとともに、地球の未来を考えたサステナブルな取り組みを展開する。参加ブランドは「Christy Dawn “FARM TO CLOSET”」「My Dear Tejes」などだ。

ELEMINIST Press

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2022.08.30
SOCIETY
学び

エシカルマーケティングとは? メリットや実例をわかりやすく紹介

カリフォルニアの夜空にきらめく星を後世に残したい「RHC ロンハーマン」

RHC Ron Herman Womanの2022年秋冬のテーマは“California Beneath the studded star skies(きらめく星空の下のカリフォルニア)”。ブランドの原点であるカリフォルニアの夜空に、無数にきらめく星たちをイメージし、その一つひとつの輝きを大切に後世にも残していきたい、という想いが込められている。

さらに、この秋からは新たに“Field of DREAMS”と題したプロジェクトがスタート。RHC ロンハーマンが縁のあるデザイナーたちと、地球の未来のことを一緒に考えながら、さまざまな取り組みを展開していく予定だ。

第一弾となる22FWシーズンは、数年間の休止を経て新たに復活するカリフォルニア生まれの「Christy Dawn “FARM TO CLOSET(農場からクローゼットへ)”」のリローンチや、テキサスの職人たちとサステナブルで思慮深いモノづくりを目指す日本初上陸ブランド「My Dear Tejes」のローンチ、RHC ロンハーマンには欠かせない3つのブランドとの共同企画「California Botanical Dye Collection」など、豊富なラインアップが用意されている。

荒廃した土壌を再生しコットン栽培「Christy Dawn “FARM TO CLOSET”」リローンチ

ラックにかけられたChristy Dawnのドレス

Photo by Christy Dawn

「Christy Dawn(クリスティ ドーン)」は、ファッションモデルとして活躍していたChristyが、自分自身が毎日でも着たいドレスをつくりたいという思いから生まれたブランド。

ノスタルジックな雰囲気の美しいシルエットのドレスやブラウスを展開している。2013年のブランドスタート時は、Christyのヴィンテージのバイヤーとしての経験を活かし、縫製工場に眠るデッドストックの生地を使ったドレスを展開していた。

やがて、それが生地自体を一からつくる従来の洋服の生産方法よりサステナビリティの観点からも地球に配慮したものだと気づき、地球にも自分たちにも利益や幸せをもたらすことについて深く考えるようになったという。

2年前には、インド・イーロードゥ地域の荒廃した土地で、土壌の再生に取り掛かり、環境再生型農業で植物を栽培する「OSHADI COLLECTIVE(オシャディ コレクティブ)」と一緒にコットンの栽培を始めた。

着手から2年、そこで育てられ収穫されたオーガニックコットンを用いてつくられるドレスが「FARM TO CLOSET」のコレクションだ。

「Christy Dawn」では、商品に関わる人々やお客様、コミュニティを大切にし、ウェブサイトで生産者や商品の価格についての透明性を明らかにしている。これは「Christy Dawn」のドレスを纏う人々に、深い愛情と信頼を持って長く着てほしいという願いが込められている。

Christyはブランドを通じて、ファッション業界のあり方について人々に問いかけ、未来への種まきを続けているのだ。世代や時代を超えて、長く愛せる美しいデザイン、そしてChristyの人や地球への愛情の詰まったコレクションとなっている。

展開店舗は、RHC ロンハーマン みなとみらい店、大阪店、七里ヶ浜店、豊洲店、川崎店、名古屋店、熊本店、ロンハーマン千駄ヶ谷店「R」、京都店「R」、オンラインストア。(一部、店舗によって展開アイテムが異なる)

廃棄されるはずの鹿革を使ったディアスキンジャケット「My Dear Tejes」

この秋、日本初上陸となる「My Dear Tejes(マイ ディア テハス)」の「Tejes」は、ネイティブ・アメリカンの言語で「友達」を意味する。デザイナーのSusan Kimが大学時代に大好きだったフリンジ付きのディアスキンジャケットに、このブランドの原点がある。

サンフランシスコで30年間セレクトショップを営んできたSusan。西テキサスの牧場を訪ねた彼女は、アメリカ国内で通常は廃棄されるはずだった鹿革を使って、かつてのお気に入りのジャケットを再現させるインスピレーションを得た。

サステナブルで思慮深いモノづくりを目指し、2017年にブランドをスタート。長年培ったデザイン美学やこれまでの経験をもとに、着やすく何年も大切にできるようなディアスキンジャケットのコレクションを提案している。

端材でつくられたアイテム

Photo by My Dear Tejes

端切れからつくられたポーチ 38,500〜50,600円

アイテムは、テキサスの職人たちによる丁寧な手作業によって生まれ、可能な限り「廃棄ゼロ」を掲げ、ジャケットの生産過程で出る素材を用いて、クッションやバッグ、その他の小物を生産している。

Susanはデザインだけではなく、時に自ら手縫いでつくるそれらのアイテムは、一つひとつユニークな1点ものだ。

フルーツの自然の色の美しさに心躍る「California Botanical Dye Collection」

RHC ロンハーマンに欠かせない3つのブランド「Frank & Eileen(フランク & アイリーン)」「Merlette(マーレット)」「MOTHER(マザー)」とともに展開する特別な企画「California Botanical Dye Collection」。

それぞれのブランドのシグニチャーモデルのストックを、カリフォルニアにまつわるフルーツのボタニカルダイで染め直しを行い、すてきに生まれ変わらせたスペシャルなピースが登場する。

この企画は「Frank & Eileen」の直営店で行われていたプロジェクトから着想を得ている。そのプロジェクトでは、お客様が愛用している手持ちのシャツを預かり、エルダーベリーでネイビーに染め直しをして新たなボタニカルダイシャツとして生まれ変わらせていた。

これをヒントに今回、この企画のために新たに商品をつくるのではなく、すでにある在庫を特別に集めてコレクションを完成させた。

California Botanical Dye Collectionのアイテム

Photo by RHC ロンハーマン

落ち着きや安らぎをくれる深いネイビーと、心まで華やかにしてくれるピンクはブルーベリー、周りにいる人まで明るい気持ちにしてくれるイエローはレモンから生まれた。

フルーツの自然の色の美しさに心躍らせると同時に、自分の着ている洋服がどんなもので染められているのかを知ること、染料が花やフルーツなど自然由来の成分で少しでも環境配慮できる方法があることを知ること、そして身に纏うことで自然や環境について考えるきっかけに少しでもつながってほしいという願いが込められている。

展開店舗はRHC ロンハーマン みなとみらい店、大阪店、七里ヶ浜店、豊洲店、川崎店、名古屋店、熊本店となっている。(店舗により展開アイテムが一部異なる)

お問い合わせ先/RHC ロンハーマン
https://rhc.ronherman.jp/

※掲載している情報は、2022年8月30日時点のものです。

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