植物性洗剤「Happy Elephant」で“人間もゾウもしあわせに暮らせる地球”へ

並べられたHappy Elephantの商品

Photo by Happy Elephant

天然酵母が発酵することで生まれる天然洗浄成分を使った洗剤ブランド「Happy Elephant」は、人間もゾウもしあわせに暮らせる地球を目指す。マレーシア・ボルネオ島の熱帯雨林の保全や、野生動物を救出するプロジェクトをサポートしながら、地球に還る環境にやさしい商品づくりを行う。

ELEMINIST Press

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2022.09.06
Promotion: SARAYA

1匹のゾウとの出会いからブランドが誕生「Happy Elephant」

Happy Elephantロゴ

Photo by Happy Elephant

「ゾウもヒトもしあわせに暮らせる世界をつくりたい」そんな思いから誕生した洗剤ブランドが「Happy Elephant(しあわせなゾウ)」だ。原料生産地のひとつであるボルネオ島の環境と人権を守り、持続可能な原料調達から得られた植物原料をもとに、発酵による新技術を加えて洗剤をつくっている。

ランドリーアイテムとしては、食品成分100%の「洗たくパウダー」と「柔軟剤」、おしゃれ着も洗える濃縮タイプの「液体洗たく洗剤」の3種がラインアップ。キッチンアイテムは「野菜・食器用洗剤」と「食器洗い機用ジェル」。水まわりの掃除用に「バスクリーナー」と「トイレクリーナー」が販売されている。

ブランドのはじまりは、2004年。ボルネオ島で出会った“鼻にケガをした子ゾウ”がきっかけだった。

植物原料の生産地のひとつであるマレーシア・ボルネオ島の熱帯雨林には、約16,000種もの動植物の生息が確認されており、「アジアの肺」と呼ばれるほど多くの二酸化炭素を吸収し、酸素を多く生み出している。

そんな多種多様な生命が息づくボルネオ島はいま、アブラヤシ農園が無秩序に拡大した影響で熱帯雨林が伐採され、動物たちがすみかを追われている。

そこに、ブランド誕生のきっかけとなった、怪我をしたゾウがいた。農園を荒らされることを嫌った農民の仕かけた罠にかかったのだ。それは「植物油=環境にやさしい」とは単純に言い切れないという事実と、危機に瀕する生命があるということを物語っていた。

商品に含まれる炭素を循環させ「カーボンニュートラル」な処方に

広がるプランテーション

Photo by Happy Elephant

ゾウとの出会いを機に商品開発がスタート。植物油を使い洗剤をつくる会社として、原料調達から排水にいたるまで、人間と生き物がお互いの生活を守り、共存する方法が模索された。

まず、地球環境の視点からこれ以上、化石由来の二酸化炭素を地球上に増やさない「カーボンニュートラル」な製品づくりを追求。そこで「Happy Elephant」が着目したのは、温室効果ガスの大半を占める炭素(C)だ。

商品に含まれる炭素(C)において、すべて地球上に存在していた炭素を使用することでカーボンニュートラル処方を実現した。

さらに排水は、微生物によって水と二酸化炭素に完全分解され、水はそのまま地球に還り、発生した二酸化炭素は植物の成長過程で吸収される。その結果、二酸化炭素はいま以上に増えることなく、生活のなかで循環するという持続可能なサイクルが整った。

天然酵母の発酵で生まれる「SOFORO」 第3の洗浄成分でしっかり洗う

並べられたHappy Elephantの商品

Photo by Happy Elephant

「Happy Elephant」の特徴的な成分は、天然成分「SOFORO(ソホロ)」だ。植物油(パーム油)と糖を栄養にして、天然酵母が発酵することで生み出される。合成界面活性剤でも、石けんでもない、第3の天然界面活性剤で高い生分解性を持ち、生分解性試験では、排水後22日で二酸化炭素と水に完全分解された。

現在、洗浄剤には石けんと合成洗剤の2つが存在する。そこに第3の洗浄剤として注目されているのが、生き物の力によって生み出されるバイオサーファクタント。その中のひとつである「SOFORO」は、環境にも人にもやさしいだけでなく、高い洗浄力を持ちつつ、低起泡性であることも特徴で、すばやい泡切れと優れたすすぎ性を発揮する。

天然成分で優れた洗浄力を実現したことで「Happy Elephant」の商品には、石油系界面活性剤をはじめ、蛍光増白剤、漂白剤、合成香料、着色料などはすべて使われていない。

売上の一部で「ボルネオの熱帯雨林の保全」「野生動物の救出」をサポート

ゾウの親子

Photo by Happy Elephant

また、地球にやさしいものづくりと同時に、ボルネオゾウのすみかである熱帯雨林の保全活動を行うこと、これ以上違法伐採が進まぬよう、日本に籍を置く企業として初めてRSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)に加盟し、環境と人権等に配慮したパーム油産業のルールづくりを話し合い、RSPO認証パーム油の普及に努めている。現在「Happy Elephant」はすべての商品にRSPO認証を取得している。

また、売上(メーカー出荷額)の1%が「ボルネオ保全トラスト(BCT)」に使われる。伐採されたボルネオの熱帯雨林を回復させる「緑の回廊プロジェクト」や、住民による罠で傷ついた野生動物を救出、治療し、森へ返す「野生動物の救出プロジェクト」などの活動のサポートにつながっている。

生態系の頂点にいるゾウがしあわせなら、ボルネオの生態系は健全に保たれ、それは未来にきれいな環境が残せたという証拠になる。「ゾウさんがしあわせなら、きっとヒトもしあわせ。水と生き物の未来のために、使う商品を選択し、それを使い続けることの積み重ねが、未来を変えていく。私たちと一緒にこれからを変えていきませんか」と、人間もゾウもしあわせに暮らせる地球を目指し、メッセージを発信している。

お問い合わせ先/Happy Elephant
https://www.happyelephant.jp/

※掲載している情報は、2022年9月6日時点のものです。

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