「ルイ・ヴィトン」90%リサイクルの生物由来素材から生まれた「LVトレイナー」新バージョン

ルイ・ヴィトン

Photo by LVトレイナー

「ルイ・ヴィトン」から、スニーカー「LVトレイナー」の新バージョンが登場した。サステナビリティなコンセプトをさらに進化させ、90%リサイクルの生物由来の素材でつくられており、靴本体だけではなく、パッケージにもサステナブルな要素が詰め込まれている。

ELEMINIST Press

最新ニュース配信(毎日更新)

サステナブルに関わる国内外のニュース、ブランド紹介、イベントや製品発売などの最新情報をお届けします。

2022.08.17
SOCIETY
学び

エシカルマーケティングとは? メリットや実例をわかりやすく紹介

ルイ・ヴィトンのアイコニックなスニーカー「LVトレイナー」サステナビリティなコンセプトをさらに進化

LVトレイナー

Photo by ルイ・ヴィトン

「ルイ・ヴィトン」が、アイコニックなスニーカー「LVトレイナー」の新バージョンを発表した。サステナビリティなコンセプトをさらに進化させ、90%リサイクルの生物由来の素材でつくられた、この上なくグラフィカルなシルエットは、まさにクリエイティビティとサステナビリティ、エコデザインの融合体と言える。

新たな「LVトレイナー」は3色のカラー展開で、メゾンのシグネチャーとなる「Sustainable Development」のロゴがあしらわれている。

重量や履き心地のキーとなるソールには、これまでにない94%リサイクルポリウレタンが使用されているが、反発力やクッション性、足のサポート面での性能に変わりはない。

とくに、リサイクルコットンのインナーパッドと、完全リサイクルポリウレタンでつくられたインソールの使用が、これに大きく寄与している。

アッパーには、リサイクルポリエステルにトウモロコシを原料としたプラスチック素材をミックス。ユーズドプラスチックでつくられたシューレースが、同じくリサイクルポリエステルを使用したシュータンの上で結ばれ、アイレット部分には91%リジェネレイトポリウレタンが含まれる。

完全リサイクルのボックスやサステナブル素材のシューズバッグ 「輸送・保管」両面で環境に配慮

「LVトレイナー」は、デザイナーのヴァージル・アブロー氏が生み出し、ルイ・ヴィトンのメンズ・シューズ コレクションの新たな顔となった他に類を見ないモデル。ルイ・ヴィトンのアップサイクルの哲学をビジュアルに表現した例として、当初からメゾンのサステナブルな発展への取り組みのシンボルとなってきた。

ヴァージル・アブロー氏がデザインしたロゴは、8月にはホワイトにグリーンのアクセント、9月にはホワイトにブラックのアクセントと、ホワイトにレッドのアクセントのバージョンとして登場し、ボックスの内側にもあしらわれる。

ボックスは完全リサイクル、かつリサイクル可能なカードボードでつくられ、創意工夫に富んだハンドルにより、バッグにも変身。素材を約70%節約する戦略により、輸送と保管の両面で環境へのインパクトを最小限に抑えている。

さらに、植物ベースのインクを使用し、かつてないパッケージングの内側は、オリジナルのクラフト紙のままにしておくことを選択。さらに、サステナブルに管理された森林に由来する再生可能な繊維、テンセル™️でつくられたフェルトシューズバッグが「LVトレイナー」をサステナブルに保護するレイヤーとしての役割を果たす。

「LVトレイナー」は、メゾンの革新的なエスプリを体現し、エコデザインの歴史に新たな章を刻む。イタリアのフィエッソダルティコに構えるルイ・ヴィトンのシューズアトリエで、非常に複雑な製法によってつくられたこのスニーカーは、循環を意識したクリエイティビティコードにしたがって、エコデザインと卓越したクラフツマンシップが融合している。

「Our committed journey(ルイ・ヴィトンの終わらぬ旅)」は、LIFE360(環境に対するLVMHのイニシアティブ)プログラムに沿った、ルイ・ヴィトンのサステナブルな発展プラン。

6つの行動方針を通して、サステナブルな素材の供給、気候変動対策への貢献、循環を意識したクリエイティビティへのアプローチといった「天然資源の保護」および、ダイバーシティとインクルージョン、地域社会に向けた取り組み、専門知識の発展といった「社会へのポジティブな影響」を目指すとしている。

ルイ・ヴィトン

LVトレイナー・ライン スニーカー

157,300円

※2022.08.17現在の価格です。

お問い合わせ先/ルイ・ヴィトン
https://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/homepage

※掲載している情報は、2022年8月17日時点のものです。

    Read More

    Latest Articles

    ELEMINIST Recommends