KURKKU FIELDS に“創る暮らしを体感する”宿泊施設「COCOON(コクーン)」2022年秋オープン

KURKKU FIELDSでサステナブルな暮らし方を体験するヴィラ「COCOON」秋オープン

千葉県木更津市のサステナブル ファーム＆パーク「KURKKU FIELDS (クルックフィールズ）」に2022年秋、“創る暮らしを体感するvilla”をテーマにした宿泊施設「COCOON（コクーン）」がオープンする。

「COCOON」プロジェクトは2021年に始動。サステナブルなこれからの暮らし方、生き方をより深く体験できる場として宿泊を捉え、贅沢なしつらえや特別なサービスではなく、自分がそこに泊まることで日常では体験できないことが感じられる場所をつくることをテーマにプロジェクトは進められてきた。

滞在する人が、おもてなしを受ける体験だけではなく、環境、農業、生き物たちに触れ、命のつながりを感じながら、自然と心地よく能動的に、ここでの体験に向かうことができるような場が目指されている。

最小限の空間を豊かで充分なものに 「持続可能な環境と暮らし方の共存」

「COCOON」は、すり鉢状のクルックフィールズの敷地の高台に位置する。繭（cocoon）の形をした６棟の小さな客室（定員２名）と、１棟の少し大きな客室（定員４名）、共同キッチン、レストラン、サウナの小屋が点在し、宿泊する人をゆるやかにつなぐ。

総合プロデューサーは、音楽家で、クルックフィールズ総合プロデューサーでもある小林武史氏。「COCOON」プロジェクトの総合ディレクターには、ファッションディレクターの皆川明氏が迎えられ、プロジェクトリーダーとして、コンセプトデザイン、設計、デザイン監修など総合的なディレクションを担っている。

さらに、皆川氏のデザイン・コンセプトをもとに、京都を拠点に活動する建築・家具の設計・制作ユニット「ikken（イッケン）」の吉田隆人氏が参画。

持続可能な環境と暮らし方の共存を理念とするクルックフィールズの考えにつながるよう、最小限の空間において必要充分なスペースにすることをテーマに、クルックフィールズでの体験や周辺の要素を心地よく取り入れ、コンパクトでありながら豊かな空間がつくり上げられている。

インテリアには「ikken」が制作したオリジナル家具や、皆川氏のセレクトによる、minä perhonenのデザインの器やオブジェ、照明などが取り入れられた。さらに建物周辺には、果樹や土地にあった樹木が植えられ、屋上にも植栽が施される。

農場の野菜や森の植物を収穫して調理 “能動的な宿泊体験”の核は「食体験」

「COCOON」が目指す“能動的な宿泊体験”の核となる「食」においては、２つの施設が用意されている。ひとつは、宿泊する人たちが農場の野菜を収穫したり、森で採れた食材を用いたりして、自分たちでも料理をすることができる「共同キッチン」。

もうひとつは、昼はスイーツや軽食を食べられるオープンカフェ、夜には「サステナブルな食とそのおいしさ」を大切にしたカウンターで食べるレストランになるという、２つの表情を持った「カフェ＆レストラン」だ。

食コンテンツのアドバイザーとして料理人・原川慎一郎氏等が参加し、有機農業、種、生き物たちなど命のつながりを学び体験できるような料理イベントが企画されている。

KURKKU FIELDSの夏の夜を家族で過ごす「夕涼夜市」

「COCOON」のオープンを控えたクルックフィールズでは、夏の夜を楽しむイベント「夕涼夜市」が開催されている。

陽が落ちた涼やかな時間を過ごせるこのイベントでは、芝生に設置されたステージから流れるライブ演奏や心地いいBGMを聴きながら、ナイトツアーやファイヤープレイスなどの夏の風物詩を楽しむことができる。

夏休み期間に合わせ、キッズ体験イベントが集まる「夏の！キッズフェスティバル 2022」も同時開催。クルックフィールズの森に住む生き物を探しに出かける「夏の生き物探検隊」や、循環型有機農業にも必要な小さな生き物の力を学ぶために、虫たちの住処をつくる「バグホテルづくり」、夏の野菜収穫体験など自由研究にも役立つコンテンツが用意されている。

また、夏の野菜すくい、テントの中でカブトムシやクワガタムシを観察する「カブトムシテント」や「BBQスタンド」、クルックフィールズで採れたフルーツのシロップを使ったかき氷が食べられる「FARMスタンド」など夏を満喫できるコンテンツがラインアップされ、家族みんなでゆっくりと楽しむことができそうだ。

お問い合わせ先／KURKKU FIELDS
https://kurkkufields.jp/