パリ発のラグジュアリーコスメブランド「la bouche rouge(ラ ブーシュ ルージュ)」はリップスティックに特化したサステナブルブランドだ。リップの素材はもちろんパッケージに至るまで、地球環境への配慮がなされており、ビューティーを通した社会貢献をテーマに置く。
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2017年にパリで創設されたラグジュアリーコスメティックブランドの「la bouche rouge(ラ ブーシュ ルージュ)」。リップスティックに特化し、フランス職人の伝統的な技法、サステナビリティ、テクノロジーを組み合わせ「ピュアでサステナブルな新しいビューティスタンダード」を再定義し続けてきた。
ラ ブーシュ ルージュのリップスティックには、マイクロプラスチック、パラベン、パラフィン、防腐剤、動物性油脂などの成分は一切使用されていない。ヴィヴィッドな発色とスムースな使用感、色持ちの良さが特徴だ。
伊勢丹新宿本館1階に店舗を構えており、ベジタブルタニングレザーのケースに有料でイニシャルの刻印も可能。大切な友人や恋人へのギフト候補になりそうだ。
カラーリフィル 全21色 4,600円・レザーケース 全8色 13,500円 (刻印サービス 800円)
「ラ ブーシュ ルージュ」が考える現代のビューティーとは、単に女性を美しくするためではなく、サステナブルな未来への計画と行動によって裏付けされるべきもの。「ビューティーを通してどんな社会貢献が可能か」という思いを胸に、コスメとファッション業界のベテランであるニコラス・ジェルリエ氏が設立した。
ブランド立ち上げにあたっては、節度ある生産量、厳格な品質管理、環境に配慮したパッケージング、洗練されたデザイン、唯一無二のデジタルエクスペリエンスなど、細部まで入念に研究と開発を進め、約2年という時間をかけた。
「革新性」を徹底して意識したブランディングは、飽和状態のビューティマーケットにおいて、圧倒的にユニークなポジションを築き上げている。
パッケージの素材は、環境負荷に配慮してセレクトしている。ステンレス製のリフィルチューブの成形には、一度しか使えないシリコン型の代わりに、繰り返し使えるメタル型を採用。エレガントなケースに使われるベジタブルタニングレザーは、フランスで1842年に創業した家族経営の老舗タンナーの手仕事により生まれている。
製品開発にあたっては、プラスチックを含まず再利用可能な容器と、ポリマーを含まないリップから構成される、新しいパッケージングシステムをつくり出した。この革新的システムは、2018年に「Formes de Luxe」においてパッケージングアワードを受賞。
またリップスティック1本販売ごとに100リットルの飲料水を「Eau Vive Internationale」に寄付している。
革新の精神は商品のみならず、デジタルアプリケーションにも引き継がれている。店舗に設置された「テーラード(sur-mesure)」のデジタルアプリケーションを使えば、自分の好きな写真、洋服、絵画などからオリジナルカラーをつくることができる。つくったオリジナルカラーはアーカイブされ、リオーダーも可能。
メイクはファッションの一部であり、とくにリップの色は自分らしさを表現するのに重要な役割を持つ。通常はブランドがトレンドカラーを取り入れて新色を提案するのに対し、オリジナルの色をつくれるのは、まさに革新的。「製品を末長く愛用してほしい」という思いから生まれたサービスだ。
ブランド創設以来、さまざまな賞を受賞し世界中で大きな注目を集めてきたラ ブーシュ ルージュ。ビューティーを通して、明るい未来を描き出すムーブメントを1本のリップスティックから起こそうというパワフルで革新的なコスメブランドは日本でも人気を集めるに違いない。
問い合わせ先/ラ ブーシュ ルージュ
https://www.jun.co.jp/special/la_bouche_rouge/
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