キノコ菌糸体由来の新素材モデル「土屋鞄製造所」の新しいものづくり

キノコ菌糸体からできた新素材モデル

Photo by 土屋鞄製造所

「土屋鞄製造所」が、キノコの菌糸体から生まれたレザー代替素材「Mylo™️(マイロ)」を採用した新素材モデルを、米国のバイオテック企業「Bolt Threads(ボルト・スレッズ)社」と共同開発。ランドセル、鞄などプロトタイプを計6型を発表し、1型は年内に発売が目指されている。

ELEMINIST Press

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2022.06.12
SOCIETY
学び

イベントや商品の魅力を広げる エシカルインフルエンサーマーケティング

キノコ菌糸体から新素材 土屋鞄と米国バイオテック企業が共同開発

きのこの菌糸体から生まれたレザー

Photo by Bolt Threads

1965年に創業して以来、ランドセルや鞄を製造販売してきた「土屋鞄製造所」が、キノコの菌糸体から生まれたレザー代替素材「Mylo™️(マイロ)」を採用した新素材モデルを発表した。米国のバイオテック企業「Bolt Threads(ボルト・スレッズ)社」と、国内ブランドとして初めて共同開発を行って生まれたモデルだ。

「Mylo™️」は「マッシュルームレザー」ブームの火付け役となったレザー代替品で、菌糸体の微細な繊維により、柔らかな手触りと上質感のある風合いが実現している。加工によって柔軟性を持たせることが可能で、さまざまな製品に利用できる汎用性も持ち合わせている。

菌糸体は、100%再生可能なエネルギーで稼働する、最先端の垂直農法施設で生育され、生育に必要なものは、水と空気とマルチング材(菌糸体の生育時に培地の表面を覆うもの)のみ。2週間足らずという短い周期で生育できるため、安定した供給が見込めるという。

プロトタイプ6型を発表 年内の発売を目指す

Myloでつくられた新素材モデル

Photo by 土屋鞄製造所

土屋鞄製造所は2021年夏から「Mylo™️」を用いた新素材モデルの試作を続けてきた。いくつものサンプル制作や強度試験、使用試験で検証を重ね「Mylo™️」比率90%を実現した。

この度、ランドセル、鞄、小物などプロトタイプを計6型発表。その内、財布1型は2022年内の発売が目指されている。6型は、6月9日から30日まで土屋鞄・渋谷店内にて期間限定展示を行っており、実際の質感や風合いを手にとって確かめることができる。

期間限定展示イベント

詳細

キノコ菌糸体から生まれた新素材「Mylo™️」を使ったモデルのプロトタイプ6型を展示するイベント。実際に、風合いや質感を手にとって確かめることができる。

会場

土屋鞄製造所 渋谷店

住所

〒150-6111 東京都渋谷区渋谷2-24-12渋谷スクランブルスクエア 11階

開催日時

2022年6月9日 10:00 〜 2022年6月30日 21:00

開催予定状況

予定通り開催

主催者

土屋鞄製造所

お問い合わせ先/土屋鞄製造所
https://tsuchiya-kaban.jp/

※掲載している情報は、2022年6月12日時点のものです。

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