日本初のコールドプレスジュース専門店「サンシャインジュース」が、ジュースの搾りかすから堆肥をつくるコンポストプロジェクトを開始した。来店客にも堆肥をガーデニングや家庭菜園で使ってもらい、土と触れ合うきっかけをつくり、一緒に健康や環境に対する意識づくりができたらと考えている。
ELEMINIST Press
最新ニュース配信(毎日更新)
サステナブルに関わる国内外のニュース、ブランド紹介、イベントや製品発売などの最新情報をお届けします。
わたしたちの買い物が未来をつくる|NOMAが「ソラルナオイル」を選ぶワケ
日本初のコールドプレスジュース専門店「サンシャインジュース」は、ジュースの製造工程で生まれる「ジュースパルプ(搾りかす)」を有効活用するサステナブルな取り組みの一環として、搾りかすを発酵させて肥料にするプロジェクトを始めた。
サンシャインジュースは2014年の創業当初から、搾りかすをビーガンスープやビーガンカレーのダシに使っている。また100%ボタニカルダイでエプロンやバッグなどを製作するブランド「Lefts, (レフツ)」へ提供し、自然由来の染料としてオリジナルのアパレル商品をつくったりなど、これまでにも数々の取り組みを行ってきた。
そして、いまもっとも注力しているのが「コンポスト」だと言う。完全にビーガンな堆肥をつくり、その堆肥で野菜をつくって、ジュースに使うという循環を目指している。このプロジェクトで生まれたのが「cosmic compost(コズミックコンポスト)」である。
cosmic compost 600円
現在は実験段階だが、来店客にも堆肥をガーデニングや家庭菜園で使ってもらい、土と触れ合うきっかけをつくり、一緒に健康や環境に対する意識づくりができたらと考えている。
サンシャインジュースは、「土が良ければいい野菜ができる。農薬なんていらない」という考えのもと、オーガニックで質の高い堆肥をつくることを試みている。現在は三鷹市の「鴨志田農園」でサンシャインジュースのパルプを堆肥化するプロジェクトを始めている。
堆肥は、温度調整と水分管理を怠ると臭いが悪くなる。臭いが悪い堆肥でつくった野菜は、その性質が野菜にも現れ、腐りやすい野菜に育つという。つまり臭くない堆肥を使えば、本来植物は枯れることがなく、貯蔵性も高くなるというわけだ。
コールドプレスジュース グリーンデトクサー 400ml 1,280円
搾りかすから無臭のきれいな堆肥をつくれれば、良質な野菜が育まれる。その自然の恵みをコールドプレスジュースとしてダイレクトに体に取り入れるというサイクルが目指しているゴールだ。ジュースを軸に、本来廃棄していたものを新しい形に変える事ができることをわかりやすく世の中に伝えていきたいと考えている。
サンシャイジュースの取り組みは「ジュースの搾りかす」にまつわるものだけではない。海洋プラスチックごみ問題への対策として、ガラスボトルやステンレスストローの使用を推奨し、オリジナル商品の販売も行なっている。
ジュースはサンシャイジュースオリジナルガラスボトル利用の場合100円、店内グラス・マイボトル利用の場合は50円のディスカウントを受けることができる。
サンシャイジュースオリジナルガラスボトル 300ml
昨今ニュースなどでよく目にする、生ごみやフードロス、プラスチックごみ問題など。ニュースとして目にしたり聞いたりすることも大事だが、実際に目に見える形で感じることもとても大事だとサンシャインジュース代表のコウノリ氏は語っている。
サンシャインジュースで自然の恵みを体に取り入れ、cosmic compostで家庭菜園に挑戦しサステナブルな循環を感じてみてはいかがだろうか。そうすることで自然へのありがたみをより実感できるかもしれない。
cosmic compost 販売店
サンシャインジュース恵比寿
https://sunshinejuice.jp/access/
eatrip soil
https://www.instagram.com/eatripsoil/
Little shop of flowers
https://www.instagram.com/thelittleshopofflowers/
問い合わせ先/サンシャインジュース
https://sunshinejuice.jp/
ELEMINIST Recommends