スノーピーク「UPCYCLE COTTON PROJECT」 回収から製造・販売まで一貫

アップサイクルされたデニム

Photo by Snow Peak

キャンプ製品を中心としたアウトドアブランド「Snow Peak(スノーピーク)」が2021年8月に始めた「UPCYCLE COTTON PROJECT」。店頭で集めたコットン製品を粉砕し、再紡績して糸にして生地をつくりさまざまな商品に生まれ変わらせていく。

ELEMINIST Press

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2022.04.05
SOCIETY
学び

エシカルマーケティングとは? メリットや実例をわかりやすく紹介

スノーピーク「UPCYCLE COTTON PROJECT」で生まれるデニムパンツ

アップサイクルされたデニム

Photo by Snow Peak

キャンプ製品を中心にハイエンドなアウトドア製品の開発・製造・販売を行なっているアウトドアブランド「Snow Peak(スノーピーク)」は、2021年8月から「UPCYCLE COTTON PROJECT」を行なっている。

「使い捨てではなく、循環する洋服を」をテーマに、不要となったコットン製品をスノーピーク直営店で回収し、リサイクルして新たな製品の製造・販売につなげる取り組みだ。衣類のほかテント、タープ、シュラフなども対象としている。

回収したコットンは工場で粉砕され、反毛機を使って繊維に戻される。その後、再紡績して繊維から糸にし、生地をつくってさまざまな商品に生まれ変わる。「日常使いからキャンプシーンまでシームレスで活躍する」をコンセプトにアイテムを生み出す同ブランド。服で汎用性が高いものの代表格として、デニムがプロジェクト第一弾に採用された。

粉砕した素材

Photo by Snow Peak

「Snow Peak」では以前から、ポリエステル製品の回収・再生事業は行なっていた。しかし、自然との関わりを発信するという基本理念に立ち返り、天然繊維のコットンこそリサイクルするべきだと考えて始まったのが、このプロジェクトだ。

生地に使う糸からすべてアップサイクルしたものでつくることにこだわり、回収から製造、販売まで一貫して行うことは業界でも初めての試みだ。老若男女が楽しめるデニムなら、プロジェクトにも参加しやすい。循環サイクルを想像しながら、環境問題を身近に感じてみてはいかがだろうか。

お問い合わせ先/Snow Peak
https://www.snowpeak.co.jp/

※掲載している情報は、2022年4月5日時点のものです。

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