「アニヤ・ハインドマーチ」が生分解可能なバッグコレクション「Return To Nature」をローンチ

責任あるものづくりを模索　生分解可能なレザーバッグコレクション「Return To Nature」

イギリスのバッグブランド「ANYA HINDMARCH（アニヤ・ハインドマーチ）」が、生分解可能なレザーバッグのコレクション「Return to Nature」を12月９日にローンチする。同日から11日までは、渋谷の「TRUNK(HOTEL)」でのポップアップショップも開催される。

Return To Natureは、環境活動家のアリゾナ・ミューズ氏のアイディアにインスパイアされたもので、革製品を扱うブランドとしての「つくる責任」について考えた取り組みだ。オンラインストアおよびポップアップショップ限定で展開される。

本コレクションで使用されている革は、新たに開発された「zeology」という手法でなめされており、重金属やアルデヒドを含んでいない。

さらにポリウレタンなどでのコーティングを施さず、蚕の体内に存在する「液状絹」を仕上げに用いることにより、28日間でその64％*が生分解される。原皮は「Scan-Hide」社のスウェーデンの工場によって。トレーサビリティの確保された動物保護の観点においても配慮されたものが調達されているという。

*BLC ISO 20136に沿った試験結果

なおReturn To Natureの売り上げの一部は、アリゾナ・ミューズ氏の運営する「DIRT」に寄付される。 DIRTは耕地を減衰させることなく、土壌を健康に肥沃にしていく循環型農業の普及に取り組んでいる団体だ。

アニヤ・ハインドマーチは、今回の取り組みに際して下記のようにコメントしている。

「地球温暖化への早急な対応が必要とされるいま、完璧を求めるのではなく、できることからはじめていくことが大切だと考えます。（中略）今回の『Return To Nature』が、私たちのお客さまに対し、よりよい選択肢を提示することができ、議論や啓蒙のプラットフォームとなることを願っています」

お問い合わせ先／ANYA HINDMARCH（アニヤ・ハインドマーチ）
https://www.anyahindmarch.jp/