スペイン発のサステナブルファッションブランド「ECOALF(エコアルフ)」は、国内3号店となる店舗「ECOALF 二子玉川」を5月30日にオープンさせる。オープン日を前に、国内初デビューとなるキッズコレクションやペットボトルを使ったオブジェなどが一足先に公開された。
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「ECOALF 二子玉川」、店内の様子
「BECAUSE THERE IS NO PLANET B」=「第2の地球はないのだから」。
これはスペイン発のサステナブルファッションブランド「ECOALF(エコアルフ)」が掲げるブランドスローガンだ。ECOALFは、リサイクル素材や環境負荷の低い天然素材・副資材のみでつくられたアイテムを製造・販売。
通常であれば廃棄物となってしまうペットボトルやタイヤ、フィッシングネットなどを、独自の技術でリサイクルした生地を使用。
また、ブランド自らが海のゴミを収集してウェアをつくるなど、「地球環境を守るために服を売る」という新しい発想のファッションブランドとして話題となっている。
ECOALFは、「ごみゼロの日」でもある5月30日(土)に、渋谷店、GINZA TIMELESS 8店に続いて国内3号店となる店舗「ECOALF 二子玉川」を、玉川高島屋1FにOPENする。
展開商品は、6つのカテゴリー(ウィメンズ・メンズ・キッズ・シューズ・アクセサリー・ヨガ)で構成。注目は、二子玉川店のOPENと同時に国内初デビューしたキッズコレクション。
ディスプレイされたキッズコレクション
キッズコレクション売り場
環境問題が学べる書籍や絵本
このキッズスペースでは、次世代を生きる子どもたちがファッションや環境問題について学び、考えられるようなイベントなども開催していく予定だ。
シューズは、ブランド主力のスニーカーをはじめ、サンダルやビーチサンダルまでリサイクル素材で製作。
陳列されたスニーカー
人気のニット素材のスニーカーも、海洋のゴミから再生され、つくられている。
色とりどりのビーチサンダル
思わず気分も高まるビビッドな配色が可愛いビーチサンダルは、「リサイクルしづらい」とネガティブな印象のある車のタイヤを、ブランド独自の開発で再生してつくったもの。重厚感があり足にフィットするので脱げにくく、履き心地も抜群だ。
おうち時間が増えたいま、需要が高まっているのがヨガウェアライン。程よい肉厚感でボディをホールド。大人っぽいデザインなので、エクササイズのみならず、ワンマイルファッションのインナーなど、デイリーでも活躍しそうだ。現在ブランドでは、不定期でヨガインストラクターによる動画配信も行っているという。ぜひ公式インスタグラムをチェックしてみてほしい。
ブランドコンセプトのロゴTシャツ
ブランドコンセプトのロゴTシャツ(BTNPB Tシャツ)。販売価格の10%は、海洋プラスチックゴミを回収・製品化するプロジェクト「UPCYCLING THE THE OCEANS」を主導するECOALF財団に寄付される。
内装に使われる資材は、持続可能な資源(鉄やコンクリート、木材や植物)を使用したクリーンでモダンな空間。多摩川や緑豊かな公園など自然もありながら、利便性にも富む二子玉川という土地柄を連想させる表現だ。
二子玉川店では「Waste is only waste if you waste it.(ゴミは無駄にするからムダになる)」というコンセプトを掲げ、廃棄物などが資源に生まれ変わることを、デザイン設計から伝えている。
ペットボトルを使ったゴミを表現したディスプレイ
「サンヨーメンバーシップ」に登録し、ECOALFの商品を購入した方先着100名に対し「BECAUSE THERE IS NO PLANET B Tシャツ(以下BTNPB Tシャツ)」をプレゼント。(5月30日から実施)
※ BTNPB TシャツのEcoalf社における販売価格の10%は、海洋プラスチックゴミを回収・製品化するプロジェクト「UPCYCLING THE OCEANS」を主導するECOALF財団に寄付される。
流行の発信地である渋谷や銀座の次に二子玉川を選んだ理由として、「ファミリー層が多い二子玉川という場所に店舗を構えることで、エシカルを日常生活の一部として自然に取り入れてほしい」というメッセージも込められているそう。
サステナブルブランドを身にまとい、ファッショナブルでありながら持続可能な社会への貢献を。そんな文化や価値観が根付くきっかけになるだろう。
店舗情報
ECOALF 二子玉川
東京都世田谷区玉川3-17-1 玉川高島屋S・C 南館1F
03-6805-7201
10:00〜21:00
(営業時間・休業日は施設に準じ変更になる可能性があります)
問い合わせ先/ECOALF
https://ecoalf.jp
取材・文/広瀬そのみ
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