5年目を迎えた「Allbirds」が「2020年 サステナビリティレポート」を発表

サステナビリティレポート

ライフスタイルブランド「Allbirds」が5周年を迎え、「2020年 サステナビリティレポート」を発表した。レポートでは、「カーボン排出量をゼロ以下に削減し、地球温暖化を逆転させる」という最終ゴールに向けた10の目標を紹介している。

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2021.09.03
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「Allbirds」が「2020年サステナビリティレポート」を発表 最終ゴールは地球温暖化の逆転

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環境に配慮したモノづくりを行うライフスタイルブランド「Allbirds」が5周年を迎え、「2020年 サステナビリティレポート」を発表した。

レポートには、Allbirdsの「ミッション」や「サステナビリティ計画」に加え、より配慮のあるサステナブルな、そして再生可能なビジネスモデルに向けた「これからについて」が記載されている。

また、「カーボン排出量をゼロ以下に削減し、地球温暖化を逆転させる」という最終ゴールに向け、自社が優先すべき10の目標についても発表している。

Allbirdsの共同創業者、ティム・ブラウン氏は「気候変動は地球全体の人々にとっての問題で、待ったなしの状況にあります。ひとりの力ではとうてい解決できる問題ではなく、国や行政、企業、そして個人が協力して取り組まなければならないのです」とコメントした。

「再生型農業」「再生可能素材」「環境的責任のあるエネルギー」…2025年までに達成すべき10の目標を策定

2025年までに達成すべき10の目標

Allbirdsは、「ビジネスの力で気候変動を逆転させる」ことを掲げ、2025年末までに達成すべき具体的な数値目標を設定。この数値目標を実現するために率先して行う、10の目標を決定した。

10の目標は、製品ごとのカーボン排出量を50%削減するためのもので、「再生型農業」「再生可能素材」「環境的責任のあるエネルギー」という3つのテーマにわかれている。

2025年までに達成すべき10の目標

【再生型農業(カーボン削減のために農業形態を転換)】
1. 再生型農家からのウールを100%使用
2. ウールの年間カーボン排出量を100%削減もしくは吸収

【再生可能素材(天然素材を石油ベース素材の代わりに使用)】
3. サステナブルな手法で調達された天然もしくはリサイクル素材を75%使用
4. 主要原料のカーボンフットプリントを25%削減
5. シューズおよびアパレル製品の素材使用量を25%削減
6. シューズおよびアパレル製品の寿命期間を倍にする

【環境的責任のあるエネルギー(より環境に配慮した燃料および電気を少量で使用)】
7.「自社所有および稼働」施設で再生可能エネルギーを100%使用
8. 主要工場で再生可能エネルギーを100%使用
9. 製品輸送の95%を海上輸送にする
10. Allbirdsアパレル製品について、お客様の100%が常温洗濯、そして50%が自然乾燥

Allbirdsはこれまでに、環境負荷の少ない天然由来ベースの新素材開発、効率的な生産方法や輸送によるカーボン排出量の削減など、「再生可能素材」や「環境的責任のあるエネルギー」に関する取り組みを積極的に行ってきた。

しかし「未来のことを考えると、さらにポジティブな変化を生み出す仕組みも必要」と発表しており、現在はメリノウールの生産背景に着目した、「再生型農業」の推進にもっとも大きな可能性を感じているという。

Allbirdsは、この10の目標に基づき、2030年までに製品毎のカーボン排出量を95%削減することを目標に、今後もミッションの実現に取り組んでいくそうだ。

お問い合わせ先/Allbirds
https://allbirds.jp/

※掲載している情報は、2021年9月3日時点のものです。

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