Photo by Gemma Chua-Tran on Unsplash
「VOGUE CHANGE」が、読者5000人以上を対象とした「ジェンダーに関するアンケート」の結果を公開した。96%が「日本にジェンダー差別がある」に同意。80%以上が性的指向・性自認について「職場や学校は安心してカミングアウトできない」と回答した。
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女性ファッション誌「VOGUE JAPAN」のプロジェクト「VOGUE CHANGE」が、読者5000人以上を対象として行った「ジェンダーに関するアンケート」の結果を公開した。
実施理由は、6月のプライド月間に合わせて、ジェンダーやセクシュアリティの多様性を称え合う社会をつくる上での障壁や日常における問題、それらに対するオーディエンスの意識の実態を把握するため。
結果からわかったのは主に4点。まず、96%が「日本にジェンダー差別がある」に同意した。ジェンダー差別があると思う場面TOP3は、「職場」と「職業の呼び方(女優、女性CEO、女子アナなど)」、「広告・メディアの表現」だった。
こうしたジェンダー差別解消に取り組んでいる企業や組織、商品に対しては9割の人が好意的だった。また、5割強の人がジェンダー差別解消のために「言葉遣いに気を付けている」と回答。多くの人が、コミュニケーションのあり方に高い意識を持っていることがわかった。
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加速化する商品などのジェンダーレス化に対しては、回答者の93%がジェンダーレス化の動きに賛成しつつも、「行き過ぎたジェンダーレス化には違和感を覚える」という声も。
さらに、80%以上が「性的指向・性自認について、職場や学校は安心してカミングアウトできる環境だと思いますか?」という質問に「思わない」と回答した。「偏見や差別があるから」「好奇の目に晒されるから」「保守的/閉塞的」がその理由の多くを占めた。
一方で、「思う」を選んだのは2割弱。「外資系企業で働いており、オープンな環境がある」「職場にLGBTQ+の人が複数人いる」というのがその理由だった。多様性があるインクルーシブな環境や、ロールモデルの有無が、安心してカミングアウトできることにつながっているとわかる。
お問い合わせ先/VOGUE JAPAN
https://www.vogue.co.jp
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