自然循環や共生のありかたを研究・実装する共同体「野趣」 循環型プロジェクトを展開

野趣のメンバー

循環型社会のエコシステムをデザインする「株式会社fog」が、自然と社会の共生を軸に活動するパートナーとともに、これからの自然循環や共生のありかたを実装する共同体「野趣(やしゅ)」を発足した。日本各地で循環型プロジェクトを展開する予定だ。

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2021.07.06
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自然循環や共生のありかたを実装する共同体「野趣」が発足

野趣メンバー

循環型社会のエコシステムをデザインする「株式会社fog」が、自然と社会の共生を軸に活動するパートナーとともに、これからの自然循環や共生のありかたを実装する共同体「野趣(やしゅ)」を発足した。

野趣が目指すのは、自然と都市、そして人間が共生し好循環する社会。日本が本来もつ土着の文化や自然との関わり、近代における生産と消費について解釈を深め、自然と都市、人間が相互作用しながら循環する社会に向けて、日本各地で循環型プロジェクトを展開する予定だ。

ランドスケープデザイナーや薬草使、フードディレクター、シェフ、サーキュラーエコノミー専門家、不動産企画・設計士、デザイナーなど専門性があるメンバーが集った。

循環型のコミュニティやまちづくりが進行中

élab(えらぼ)の設計図

現在、野趣は3つのプロジェクトを進めている。ひとつは、野趣が考える循環を体現する場「élab(えらぼ)」だ。循環を日常に取り入れるラボとして、循環を体感できるレストランや日本の薬草を取り扱う茶房、ライブラリー・アトリエ、ルーフトップガーデンを備える。

「このほし」のアートワーク

秋田県五城目町との共同プロジェクトとして、ツリーハウスを中心に自然とともに遊び学ぶ場の設計を、仲間を集めて実践するプロジェクト「このほし」にも参画。プロジェクトを進行していく上でのプロジェクトリーダー的な役割である「おやびん」として、循環する風景と食のデザインに関わるという。

food forestのイメージ図

さらに、『食べられる森「food forest」』をテーマに、地域の人を巻き込んだ自給多足のライフスタイルを提案する施設のオープンも計画中だ。

科学者であり設備設計家、プラントエンジニアであった故・河合健二・花子夫妻が、生前に自律循環型の暮らしを実践していた、豊橋市郊外の自邸コルゲートハウスとその周辺地域を舞台にプロジェクトが進行しているという。

野趣は、コンセプトプランや果樹園のランドスケープデザイン、飲食施設の管理設計を担当している。

お問い合わせ先/株式会社fog
https://fog.co.jp/yashu

※掲載している情報は、2021年7月6日時点のものです。

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