「株式会社博報堂」が発足した「UNIVERSITY of CREATIVITY」から、都市の遊休地やビルの屋上、家庭菜園などを活用して農的な活動を行うアーバンファーミングという新たな文化の創造を目指すオープンプラットフォーム「Tokyo Urban Farming」が発足した。
ELEMINIST Press
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都市の遊休地やビルの屋上、家庭菜園などを活用して農的な活動を行う「アーバンファーミング」の普及を目指し、企業・団体・市民が協働してさまざまな取り組みや情報発信を行う生活文化創造オープンプラットフォーム「Tokyo Urban Farming」が発足した。
このプロジェクトは「株式会社博報堂」による、未来創造の技術としてのクリエイティビティを研究・開発し、社会実験していく研究機関「UNIVERSITY of CREATIVITY(ユニバーシティ・オブ・クリエイティビティ)」のプログラムのなかで生まれたもの。
近年世界的に注目が集まっているアーバンファーミングは、都市における農を通じた持続可能な生活文化として、コミュニティ形成や防災の拠点という観点からも期待されている。
都市部に畑を増やすことで緑化を推進し、ヒートアイランド現象の緩和やCO2の削減といった環境面での効果が見込めることに加えて、子どもたちの食育、食料自給率の向上や地産地消、コンポスト(堆肥化)によるフードロスの削減にもつながる可能性がある。
Tokyo Urban Farmingでは「アーバンファーミングを、もっと楽しく、美しく、あたりまえにする。」をミッションに、人と自然、人と人がつながるアーバンファーミングという新たな生活文化を東京から創造することを目指すという。
特定の組織だけに限定されることのないオープンなプラットフォームとして、趣旨に賛同する企業・団体・個人が広く連携しながら、都市の遊休地や屋上を活用したコミュニティファームの創出、コンポストステーションの実証実験、イベントの開催や関連情報の発信など、アーバンファーミングの創出・普及に向けたさまざまな取り組みを行う予定だ。
Tokyo Urban Farmingの発足に伴い、4月21日には「なぜ、いまアーバンファーミングなのか?」「Tokyo Urban Farmingで何をやろうとしているのか?」といった内容をテーマにしたキックオフ・トークセッションの開催も決定した。
発足メンバーそれぞれの意気込みや、すでにさまざまな形でアーバンファーミングに関わる活動をしている人々の話を交えながら、今後、各自の協働によっていかに「アーバンファーミングをもっと楽しく、美しく、あたりまえにしていけるか?」を議論していく。
トークセッションには発足メンバーとして、UNIVERSITY of CREATIVITYのサステナビリティフィールドディレクター・近藤ヒデノリ氏や「東日本旅客鉄道株式会社」の服部暁文氏、「株式会社プロトリーフ」の加能裕一郎氏、「PLANTIO Inc.」の芹澤孝悦が参加。
さらに「ゲストカタリスト」として、サステナブルライフクリエイター/ヴィーガンモデルのTokyo Vegan Girl Miyu氏、コミュニティコンポスト「1.2 mile community compost」などを手がける「株式会社4Nature」の平間亮太氏、そしてELEMINISTからPRプランナーの伊集理予、編集者の山田勇真も参加する。
Tokyoを食べられる森にしよう「Tokyo Urban Farming」キックオフトークセッション
詳細
「University of Creativity」から発足した都市における農的なライフスタイルの創造を推進していく生活文化創造オープンプラットフォーム「Tokyo Urban Farming(TUF)」のキックオフ・トークセッション。
開催日時
2021年4月21日 18:00 〜 2021年4月21日 20:00
開催予定状況
予定通り開催
出演者
近藤ヒデノリ氏、服部暁文氏、加能裕一郎氏、芹澤孝悦氏、伊集理予、伊東勝氏、佐藤淳氏、高谷朋子氏、Tokyo Vegan Girl Miyu氏 、浜口唯衣氏、平間亮太氏、古森啓介氏、山田勇真、横尾俊成氏
主催者
UNIVERSITY of CREATIVITY
主催者URL
お問い合わせ先/UNIVERSITY of CREATIVITY(ユニバーシティ・オブ・クリエイティビティ)
https://uoc.world/
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