eri氏、小野りりあん氏が日本の気候変動対策を問い直す「Peaceful Climate Strike」を実施

Peaceful Climate Strikeのイメージビジュアル

「デプトカンパニー」代表のeri氏と気候アクティビスト/モデルの小野りりあん氏が、気候変動対策の改善を求めるハンガーストライキ「Peaceful Climate Strike(ピースフル クライメイト ストライキ)」を実施する。ゲストと気候変動を学ぶYouTube配信も実施。

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2021.04.16
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NDC60%以上、脱原発・石炭を求めるハンガーストライキ「Peaceful Climate Strike」

Peaceful Climate Strikeのイメージビジュアル

「デプトカンパニー」代表のeri氏と、気候アクティビスト/モデルの小野りりあん氏が、日本の気候変動対策の改善を求める「Peaceful Climate Strike(ピースフル クライメイト ストライキ)」を、4月17日より実施する。

第1部として、4月17日から19日までは3人のゲストとともに気候変動を基礎から学ぶトーク番組「『なんでも訊こう!気候危機』〜ここから知る・学ぶ Climate Crisis〜」がYouTube上で配信される。

第1回となる「『気候危機ってなあに?』〜ここから知る環境問題〜」では、自身の活動でも積極的に環境問題を取り上げている水原希子氏が、気象学者の江森正多氏に気候危機の『き』の字から質問を投げかけ、現在起こっている問題を学び直す。

第2回の「『ファッションと気候危機』〜これからの本当のお洒落ってなんだろう〜」では、ファッションにも造詣が深く自身のスタイルに多くのファンを持つコムアイ氏が登場。

エシカルファッションプランナーの鎌田安里紗氏らと「日本や世界の現場で何が起こっているの?」「洋服を選ぶときの基準は?」「どんな新しいテクノロジーが生まれているの?」など、ファッションにまつわる多くの疑間に答えていく。

第3回目には「『どうぶつと気候危機』〜私たちの知らないその密接な関係性〜」と題して、動物愛護活動家・アクティビストとして動物との生き方を積極的に発信している女優・二階堂ふみ氏が、意外と知られていない「どうぶつ」と「気候危機」のさまざまな関係性を紐解く。

「生きられる未来がほしい」 目前に迫った気候変動の分岐路

(左から)eri氏、小野りりあん氏

(左から)eri氏、小野りりあん氏

4月20日から23日までの第2部では、eri氏と小野りりあん氏が実際にハンガーストライキを実施し、その模様が配信される。また、そのほかにもInstagramアカウントからのゲストトーク配信や音楽ライブ、最終日には2人によるスピーチも行われる予定だ。

このPeaceful Climate Strikeは、日本政府による「温室効果ガス削減目標(NDC)」 60%以上(2013年度比)への引き上げと、脱原発・石炭を求めるというものだ。

こうした気候変動対策の改善を求めるのは、日本はもちろん世界中の気候変動対策の今後を決める重大な会議が目前に迫っているからだ。

4月22日、23日にアメリカが主導で行う「気候サミット」や6月に行われる「G7サミット(先進7カ国首脳会議)」、11月に行われる「COP26(第26回気候変動枠組条約締約国会議)」が予定されている。

主催する両名によればPeaceful Climate Strikeとは、日本の未来が決まろうとしている「いま」だからこそ、日本における脱炭素社会の構築を市民が考えるきっかけを、女性主体でつくりあげていく平和的プロテストだという。

次ページにてeri氏、小野りりあん氏両名によるコメントを全文掲載する。

eri氏、小野りりあん氏がPeaceful Climate Strikeにかける想い

花畑に佇むeri氏、小野りりあん氏

eri氏 コメント

IPCC1.5℃特別報告書を読んでから私の人生はがらりと音を立てて変わりました。

私たち人間が、ものすごいスピードでマインドシフトをし大きく行動に移して温暖化を1.5度未満に抑えなければこの地球で人類が暮らすことが難しくなると科学者たちが言っています。

生きられる未来がほしい。
そんなシンプルな願いですが、声をあげなければ得られないということを知りました。
だから私たちは仲間たちと一緒に日本のこれからの未来のために声をあげます。

毎日、毎日、私に何ができるのかを考え行動しています。
科学的に裏打ちされた目指すべき目標値と現実との乖離に焦りと不安が絶え間なく打ち寄せます。
でもきっと、そんな思いを払拭できたらと願っているからこそ“ハンガーストライキ”という自分の身体を使って表現できるプロテストの方法と挑戦に素直に『やりたい』と思えたのだと思います。

この国に住むひとりの国民として、女性として、政府に2030年温室効果ガス削減目標(NDC)を60%以上とすること、そして一部の人の利益ではなく私たち国民の安全な未来のため原発も石炭もない日本を求めます。

そして同時に、同じ国に住むみなさんに、すべての人へ公平で安全な世界をデザインしつくるために一緒に声をあげる仲間に加わってほしいと呼びかけます。
変えたい、と思った次の1秒からアクションは起こせます。
いま私たちはまだ間に合うところに立っています。
自分の気持ち、手の届くところから変化を起こしていけたら世界も未来も変えられる力が私たちには備わっています。
みんなで気候危機を止めたい。そう強く思っているし、信じています。

小野りりあん氏 コメント

アナタにとって愛おしいと感じる瞬間ってありますか?それは何?
私にはあります。
愛おしい人たちと過ごす時間、自然、アートなど沢山ある。
それらが存在し続ける未来であってほしくていま、本気で気候危機止めよう!って「ホットハウスアース現象*」という状態に地球がなりかねないと知った時に思いました。
(何をしても地球が熱くなり続けるループにはいること)

*産業革命以前と比べて地球全体の温度が2度上がると、森林などによる炭素の吸収量と発生量が逆転し、これまで炭素吸収源となっていたものが発生源となってしまう。結果、産業革命以前と比べ地球の気温が4~5度高い水準で安定してしまうこと。

じゃあどうしたらいいのかな?と思って相談できる人を求めてあちこち出向き、学び、ステキな仲間に出会える冒険がはじまりました。

今回の「ハンガーストライキ」はeriとともに歩む冒険です。たくさんの人に応援してもらいともに歩むことで気候危機を止められるからやるんだよ。

このPeaceful Climate Strikeを通して気候危機解決という長い冒険を一緒に歩んでいく人たちに出会えることをとても楽しみにしています。

いま、日本が気候危機を止めるためにできることは2030年までに石炭と原発の利用をゼロにして温室効果ガス排出削減目標(NDC)を60%以上(2013年度比)を目指すこと。

むずかしくてわからないことが沢山あっても大丈夫。大事なのはまず一歩ふみだすことだよ。

「わたし」が「私たち」になった時、気候危機は止められる。

Peaceful Climate Strike

詳細

日本政府による「温室効果ガス削減目標(NDC)」 60%以上(2013年度比)への引き上げと、脱原発・石炭を求める抗議活動。 YouTubeでのトーク配信やeri氏、小野りりあん氏によるハンガーストライキの実施、配信。ゲストによる音楽LIVEなどを予定している。

開催日時

2021年4月17日 〜 2021年4月23日

開催予定状況

予定通り開催

出演者

eri氏、小野りりあん氏、水原希子氏、コムアイ氏、二階堂ふみ氏、江森正多氏、鎌田安里紗氏、荒尾日南子氏、三島のどか氏、高田久代氏、大橋春香氏、中村涼夏氏

主催者

eri氏、小野りりあん氏

お問い合わせ先/Peaceful Climate Strike
http://www.p-c-s.tokyo/

※掲載している情報は、2021年4月16日時点のものです。

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