循環するグランピング施設「small planet CAMP & GRILL」がオープン 大田由香梨氏がディレクション

千葉県・稲毛海浜公園内にグランピング施設「small planet CAMP & GRILL」が4月22日にオープンする。クレエイティブディレクションをライフスタイリストの大田由香梨氏が手がけ、自然と人が共存し循環するサステナブルをコンセプトとしたグランピング施設が完成した。

ELEMINIST Press

最新ニュース配信(毎日更新)

サステナブルに関わる国内外のニュース、ブランド紹介、イベントや製品発売などの最新情報をお届けします。

2021.04.16
SOCIETY
学び

エシカルマーケティングとは? メリットや実例をわかりやすく紹介

ヒト・トキ・モノ・コトが循環するグランピング施設「small planet CAMP & GRILL」

small planet CAMP & GRILLのプレミアムテント

千葉県稲毛海浜公園の施設リニューアル整備、 運営事業『SUNSET BEACH PARK INAGE』の第一弾プロジェクトとして、グランピング施設「small planet CAMP & GRILL(スモール プラネット キャンプ & グリル)」が4月22日にオープンする。

クリエイティブディレクションを務めたのは、ライフスタイリストの大田由香梨氏。

ヴィーガンメニューにも対応した地産地消のバーベキューやテント型サウナ、公園の植物を使ったハーブポットづくり、ホワイトサンドビーチでのヨガ・マインドフルネスなど、さまざまなアクティビティが用意されている。

バーベキューのごみ問題をリジェネレイティブに解決 コンポストで土地を再生

バーベキューのメニュー

small planet CAMP & GRILLの大きな目玉が、地元千葉の農家と提携し、採れたての食材をふんだんに取り入れたバーベキュー。一般的なバーベキューにおいて切り離せないごみ問題を、コンポストを取り入れ、食材や食器を施設側ですべて提供することでポジティブに解決した。

small planet CAMP & GRILLでは、バーベキューの際に各サイトのテーブルに小型のバケツが備え付けられている。食材の端材や残り物をバケツに入れ、利用客自身の手によって食事の最後にコンポストにそれらを投入する。

生ごみや食べ残しを入れるバケツ

業務用コンポストの中身

小学校などでも使われている業務用コンポスト。食事のあとは利用客自身の手でバケツの中身をここに投入する

大田由香梨氏は、最初に稲毛海浜公園公園を視察した際に、埋立地でもあることから、植物や土に元気が足りないような印象を受けたという。

バーベキューにコンポストを取り入れることによって、ごみの面倒を見ることまでを1セットとした食事体験を提供し、コンポストによって生まれた堆肥を活用することで稲毛海浜公園の土地を豊かにしていくという狙いだ。まさにリジェネレイティブな手法と言える。

千葉県産「東の匠 SPF 豚」を使用した塩釜焼き

千葉県産「東の匠 SPF 豚」を使用した塩釜焼き。塩釜でゆっくりと加熱することで香り高く仕上がり、冷めても柔らかい

ソイミートの唐揚げ

ヴィーガンメニューの米粉で揚げるソイミート唐揚げ。高タンパクながら低カロリーでコレステロールゼロ

ワインのボトルが並んだ写真

各国のナチュールワインも楽しめる。ソフィア・コッポラ氏、フランシス・フォード・コッポラ氏のコッポラ一族のワイナリーによるワインも

大田由香梨氏は、こうした取り組みによって多くの人が訪れることで「食を土地に循環させ、豊かな土地をつくり、スタッフも学びを深める。そうしてサステナブルな循環を成立させたい」と語っている。

「エシカルコンビニ」も併設 自然との共生とサステナブルを体感できるグランピング体験

small planet Cafe

「small planet Cafe」公園を訪れた地域住民も気軽に利用できる、small planetのハブとなるスペースだ。千葉県産の食材を使った軽食やドリンクを楽しめる

small planet CAMP & GRILLの中心となる「small planet Center」には、宿泊客以外も利用可能なカフェ「small planet Cafe」や、エシカルな雑貨を販売する「エシカルコンビニ」を併設している。

エシカルコンビニは、厳格な10のカテゴリをもとにエシカルな商品を選出し「倫理と向き合う」をコンセプトに掲げている新たなコンビニだ。

エシカルコンビニのブース

stasherやstojoが並んだ棚

ヴィーガンレストラン「ORGANIC TABLE BY LAPAZ(オーガニック テーブル バイ ラパス)」の人気メニューを商品化した「LOVEG」の「大豆ミート」や「stasher(スタッシャー)」のシリコンバッグなど、エシカルなアイテムが多数揃っているので、お土産選びにもおすすめだ。

夕日の海辺

晴れた日にはホワイトサンドビーチで鮮やかな夕陽を眺めることができる

そのほかにも、浜辺での「ビーチクリーン散歩」やヨガ、バーベキュー後の生ごみでつくった堆肥土を活用して育てたハーブを植え替える「ハーブポットづくり」、木を切り出してオリジナルの器をハンドメイドする「ブッシュクラフト」など、自然との共生を体験できるアクティビティが揃っている。

木々の向こうに見えるテント

1日1組限定の「フォレストグランピング」。周囲に他のサイトがないので、木々に囲まれながらゆったりと過ごすことができる

small planet CAMP & GRILLの利用は、大人1名あたり14,000円(税込)から。1日1組み限定の「フォレストグランピングプラン」では、愛犬を連れてのグランピングも可能だ。予約はオフィシャルサイトにて受け付けている。

中央に観葉植物が飾られたテントの室内

フォレストグランピングの室内

テント内にあるドッグケージ

ドッグケージが備え付けられているので、愛犬と一緒に宿泊できる

small planet CAMP & GRILL

電話番号

043-215-7350

住所

〒261-0003 千葉県千葉市美浜区高浜7丁目2番1号

営業時間

月、火、水、木、金、土、日、祝 15:00 ~ 10:00

【チェックイン】 15:00〜 【チェックアウト】 〜10:00 【BBQエリア】 ▪︎平日一部制 11:00〜14:00 ▪︎休日二部制 11:00〜14:00,17:00〜20:00 【Cafeエリア】 ▪︎平日 9:30〜17:00(L.O.16:00) ▪︎休日 11:00〜20:00(L.O.19:00)

お問い合わせ先/small planet CAMP & GRILL(スモール プラネット キャンプ & グリル)
https://sunsetbeachpark.jp/smallplanet/

※掲載している情報は、2021年4月16日時点のものです。

    Read More

    Latest Articles

    ELEMINIST Recommends