「地球1個分の暮らし」を目指す国産木材を使ったコンセプトハウスが滋賀県草津市にオープン

コンセプトハウスの内観

SDGsに基づいた家づくりを目指す滋賀県の工務店「株式会社スムース」が4月17日に初のコンセプトハウスをオープンする。「地球1個分の暮らし」を目指すコンセプトハウス「住み継ぐ暮らし」は、従来の見学するだけのモデルハウスとは異なり、サステナブルな暮らしを体験できる宿泊も可能だ。

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2021.04.13
SOCIETY
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「地球1個分の暮らし」を体験できるコンセプトハウスが滋賀県草津市にオープン

コンセプトハウスの内観

滋賀県の工務店「株式会社スムース」が、4月17日に自社初のコンセプトハウスをオープンする。スムースは、SDGsに基づいた家づくりで「地球1個分の暮らし」を目指す工務店だ。

今回のコンセプトハウス「住み継ぐ暮らし」では、従来の「見学するだけのモデルハウス」とは異なり、サステナブルな暮らしを体験できる宿泊が可能。

3児の母でもある女性の設計士が設計し、SDGsに基づいた持続可能な暮らしに加え、デザインや機能性、お母さん目線でのアイデアも考慮した、地球に優しい高機能な住宅を実現した。

コンセプトハウスの一室

製造過程や輸送によるCO2排出の原因となる外国産木材の使用はせず、アレルギーなどの健康被害のリスク回避も考え、国産の天然素材の建材のみを使用。国産材をつかうことで林業が活性化し、森を育て、日本の山々を守っていくことにもつながっている。

スムースの取り組みは家づくりだけにとどまらない。地域活性化に向けた連携協業住宅ストック活用、防災、文化継承、職人の育成など、SDGsを重視した取り組みを幅広く行っている。

北欧の暮らしに魅せられて事業を方針転換

いまではSDGsにこだわった活動をしているスムースだが、数年前まではコストの低い材料を使用していた。きっかけとなったのは5年前の北欧視察。北欧の人々のサステナブルな暮らしに感銘を受け、SDGsを取り入れた住まいづくり、事業内容へと方針転換していったのだ。

コンセプトハウスの外観

私たちの現在の暮らしは「地球1.7個分の自然資源を消費している」と言われている。自然の恵みをいただき生きていることを重く受け止め、暮らし方を根本から見直すし「地球1個分の暮らし」を目指す家づくりを行っていくという。

完成見学会

開催日時:4月17日(土)〜
場所:滋賀県草津市草津町1943-4
※宿泊体験は2021年7月に開始予定

お問い合わせ先/株式会社スムース
https://sumus.jp/

※掲載している情報は、2021年4月13日時点のものです。

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